両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 淀の釣り天狗池 新ベラ放流は大助か

 今年も新ベラが入るそうですが、それもある程度大きなサイズを主体となるそうですが、一昨年に小型主体で大量放流をしてしまったがために、数は上がるのですが大助の割合が減ってきているような印象があります。


 私達の天釣会での大会成績も、7月以降徐々に小型化しているようで、それまでの優勝者の成績は3枚長寸で115㎝程度でした。平均サイズは38㎝を超えていることになるのですが、7月以降は平均サイズが35㎝程度に落ちてしまいました。
 大会の記録だけでなく淀の釣り天狗池は、大助が良く出る池として名を馳せていましたが、最近は見る影もないといえば言いすぎですが、大助のチャンスが減ってしまった印象があります。


 確かに日曜日の大会でも40㎝オーバーの大助が出ることはあるのですが、その枚数が極端に減っている印象です。最近は水温も下がり出しましたので、大助も多く釣られるようにはなり何枚も釣り上げる猛者も登場するのですから、私が釣れないだけかも知れませんね。


 いつのことになるのかまだわかっていませんが、大助主体に新ベラが放流されるとのことですから、それにつられて旧ベラの大助も動き出してくれると、大助の確率も上がりますので、またまた楽しい釣りが成立すると思うのです。


 新ベラが大助主体だとするとその引きは強烈になる事請け合いです。そうなると冬期に合わせて道糸やハリスを細くしていくはずですから、突進には耐えられない可能性があります。冬用の仕掛けでは耐えられないとするならば、またまた盛期の仕掛けが再登場することになるのですが、新ベラが相手をしてくれない場合は痛い目に遭ってしまいます。


 仕掛けを冬季用にするかどうかなかなか悩ましいことですよねぇ。何をして良いかわからなくなってしまいますが(笑)。そんな悩みもまた楽しいとするなら、そこら中でハリスが飛んだ!って声が聞こえるかも知れません。
 その声を尻目に黙々と釣り上げる事が出来たとすると、してやったりって事になるのですが、そうは行かないのもまたヘラブナ釣りですよねぇ。


 ただ思うのですが、新ベラ釣りはパチンコの新装開店と同じでとても釣りやすく、その釣りやすさを喜ぶべきかどうかは何となくしっくりこないのです。
 鮎も解禁日は縄張りを持った鮎が多くいますので面白いように釣れるのですが、その鮎を狙って前夜から場所取りをしては、釣り人同士で小競り合いが起きたりしています。私は解禁日の鮎釣りは鮎釣りを始めた頃の1度しか経験ないのですが、前夜から場所取りして薄明かりの中で釣り開始ですが、一人一人の間隔はとても狭くて竿1本分の距離も空いてない程でした。それ以降は決して解禁日には行かないようにしています。釣行した場合でも朝早くではなくて、昼頃にゆっくりと到着するようにしています。殺気だった釣り人がそろそろ沈静化し場所取り組も引き上げ、穏やかな雰囲気になってからやおら竿を出しても今日食べる量程度は釣れてくれるのですから、何も先を争って釣る程でもないと思うのです。
 渓流魚の解禁日も似たような現象で、我先にと川に入ってまだ恐れの知らない渓流魚を、食べきれない程の量を釣り上げては喜んでいる姿を見ると、何となく浅ましいというか人の裏側を見た気がして気分が良くないのです。


 釣られた恐怖を知らない新ベラを相手にすることで、容易く釣れるのと同時に数も上がるでしょう。苦労して苦労して釣っていたことが嘘のように釣れてくれるのですが、ある部分ではそれ程悩むことなく釣れますので、ヘラブナのもう一つの楽しみ方であるはずの難しさが影を潜めてしまうので、考え方ではあるのですが楽しみも半減してしまわないでしょうか。
 勿論新ベラ相手だからといって、漫然とした釣り方をしていると案外釣れないかも知れません。新ベラ特有のややこしい当たりが多く出ますので、それを見定める目は必要なわけです。
 いつもと同じような綺麗なツン当たりを待っていると、新ベラといえどもそれ程の数は釣り上げられませんので、それはそれで難しさはあるのでしょう。私的には毎回50枚が1つの目標ですが、新ベラが入って暫くは50枚は最低ラインとなるのではないでしょうか。調子良く釣れると両うどんの底釣りだとしても、70枚80枚の声が聞こえてきます。


 量を釣り上げて高揚した気分になるのもこの時期だけだとすると、堅苦しいことを言わずに釣れてくれるヘラブナに感謝すべきなのかも知れませんが、何となくしっくりこないのは私のわがままでしょうか。


 いずれにしましても新ベラ相手はヘラブナ釣り師のお祭りでもあるわけですから、新ベラ放流の情報が出ましたら知らせ致します。


 乞うご期待!