両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 朱紋峰 煉インプレッションの見直し

 今回はシマノの朱紋峰煉について取り上げました。私なりの使い方を見直しによって前回の煉のインプレッションとはまた違う感覚を見いだす事が出来ましたので、改めてのインプレッションとなりました。


 今更ながらの朱紋峰煉ですが、実はこのヘラ竿は私にはとても使い難い竿として、多くの日に竿袋から出していました。まさにお蔵入りする事が多かったのです。
 それは1つに竿の腰が余りにも強いために肩や腕に負担が掛かってしまって、1日使い続けるのには辛い部分があったためです。前回のインプレッションはこの印象によるものでした。


 それが最近印象の変化が起きましたので、インプレッションのし直しというか、ヘラ竿性能の見直しをしてみましたので、改めてインプレッションをしてみようと思いました。


 現行シマノ朱紋峰煉は、現行といいながらも2012年発表の竿ですから、既に7年が経過しています。そろそろニューモデルが出てもおかしくはないのかも知れませんが、2010年発売の普天元独歩がまだそのままですから、もう少し時間が掛かるかも知れないですね。


 その煉ですが今回のインプレッションは16尺限定です。16尺限定とする根拠としましては、シマノに良くある尺数の違いによる印象の違いがあると思われる為、他の尺数の参考にはならないと思うからです。
 煉より腰の硬いはずの朱紋峰神威ですが、18尺を使った印象では私には全く歯が立たない程に腰が硬く、沖の浅棚での釣りの場合では簡単にヘラブナに伸されてしまって竿が立たなかったのですが、13尺では反対に柔らかすぎる印象を持った程ですから、煉も同じように尺数の違いによって、随分と印象が変わる可能性があると思うのです。勿論全く変わらないかも知れませんが、全く検証していませんので16尺限定としています。


 今回改めて使用した総合的な感想としましては、やはり腰がしっかりしている竿だとの印象が変わる事はありませんでしたが、その特徴を十分理解し使い方を間違わなければ、それだけで印象が随分と違って来る事がわかりました。つまりお蔵入りどころか積極的に使う場面も多いと思った次第です。


 同日に同じ尺数の飛天弓閃光L・ダイワヘラFX・ダイワヘラFと使い分けますと、その印象はもっと強く感じる事が出来ました。反対に他の軽量竿は腰がなさ過ぎて頼りないと感じる程でした。
 ただ軽量竿の場合は、それこそ何も考えないで好きな釣り方をすればいい訳です。どんな釣り方をしようが身体には何ら負担を感じる事はないのですから、あの軽快感は流石だと改めて思うところはあったのですが、煉と比べますと圧倒的に頼りないのです。それはあくまでも煉と比べての事ですから、軽量竿の素晴らしさも再認識出来たのも事実ですが、その煉を1日使い続けるには少しコツが必要な事もわかったのです。


 軽量竿は合わせのショックも上手く吸収してしまいますので、腕や肩にショックが伝わらないのです。それはあたかも道路のショックを綺麗に吸収するラグジュアリータイプの高級セダンの様相ですが、煉は懐かしいスポーツタイプまさにGTの感覚でしょうか。路面情報を的確にドライバーに伝えるあの突き上げるような乗り心地と同じように、煉ではヘラブナの動きが手に取るようにわかるのです。


 一番重要な事は、腰の強さを活かした合わせについてです。竿の硬さから来るのか水切れは余り良くありませんので、竿先は余り深く沈めない方が良いと思うのですが、竿先をホンの少し持ち上げる程度、気持ち的には20㎝程度持ち上げる感覚で合わせると、それこそ気持ちいいように針掛かりしてくれるのです。小さな合わせはヘラブナに与える合わせシックも少なくなりますので、寄せるまで暴れる事が極端に少ないのです。
 そのショックの少なさは、両うどんで釣っていたとしても、針掛かりしていない方の針からうどんが落ちないで回収できるほどです。
 それ程の小さな合わせをすると、始めに思っていたような身体に対する負担がとても少ない事に気がつきました。
 最近どうしても合わせが強くなりがちだったのでしょう、合わせショックとその後に続くヘラブナの強い引きが、腕や肩に強い衝撃となって伝わり、結果的に腕や肩を痛める事となっていました。その為にとても使い辛い竿だと感じていましたので余りお薦め出来ない竿との印象がありました。


 但し、硬くて重い印象は軽量竿に比べて圧倒的に強いのですから、腕力に自信のなくなったある程度お年を召された方は選ばない方が賢明でしょう。私も煉を使いこなすにはぎりぎりの年齢ではないかと思うのですが、今回極力軽く合わせる事でこんなに軽快な釣りが出来るのだと改めて思ったのです。


 朱紋峰煉を楽しむには、竿の特徴を利用した優しい合わせで豪快に釣り上げることでしょうか。


 優しい合わせて釣れるのは、煉の腰の強さを物語っていると思いますから、その特徴を上手く利用する事で、軽量竿とはまた違った釣りが楽しめる竿だと思います。
 ある日は朱紋峰煉である日は軽量竿でと使い分けると、ヘラブナ釣りもまた新しい楽しみ方が出来るのかも知れませんね。


 あっ!野釣りでは、この腰の強さを利用した大助狙いの竿であるのも間違いないですよね。
 

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