両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 夏期スランプからの脱出か 

 この1ヶ月の間はスランプに陥っていて、釣果が伸びないだけならまだしも、綺麗な当たりを出す事が出来なくなっていました。これはいったいどうしたものかと悩んでいたのですが、なかなか解決策を見いだす事が出来ませんでした。


 今まで取っていた改善策は、まぶし粉を変える事でヘラブナに対するアピール度や目先を変える事をしていましたが、寄せはうまく行ったとしても餌を食わすまでには至りませんでした。いや実際には食っているのでしょうが、食い当たりを出せないでいたのです。浮きに出る当たり方もいつまでたっても上下動が激しく、フワフワフワフワと動き続けて、いっこうに底釣りらしいツン当たりを出す事が出来ないまま餌を取られていたのです。


 この4週間は、餌・まぶし粉・針サイズ・ハリス長・ハリスの号数と変えていったのですが、相変わらずダメダメな結果しかでなくて、今度は棚規定のない自由池へと釣行先を変えてみたのですが、今度はまん丸ボーズを食らってしまったのです。過去思い返してもボーズなんて1度もなかったのですが、ジャミしか釣れないくて手も足も出ないような完全に打ちのめされてしまいました。


 そこで今回はヘラブナ釣りとしては少し反対の事をしてみました。つまり今までは、釣れない事から脱却するために、寄り多く寄せていたこと、寄っているポイントに直に打ち込むこと、そして当たりを如何に出るようにするか、つまり小さな食い当たりでも出るとの思いで、出来るだけ敏感な浮きを使い続けていたのです。真冬のようなムクトップではないのですが、細身の羽根の二枚合わせで細パイプトップの浮きを使っていたのです。半日だけムクトップも使ってみたのですが、改善には至らず良い結果にはならなかったのです。


 そこで今回は細パイプトップですが太目の胴の長い羽根の二枚合わせで、オモリがしっかり乗るタイプを使ってみました。風も強い日でしたので振り込みもしやすくて良かったのです。
 そしていつもより1尺短めで腰の強い「朱紋峰 煉」の16尺を使ってみました。風の強い日でもありましたので、腰が強い竿の方が振り込みも楽だろうと思ったからです。内心大助が釣れても楽に上げられると思っていたのですが、取らぬ狸の皮算用で終わってしまいました(笑)。


 さて結論を先に書きますが、この1ヶ月は30枚に届かない20枚前半や10枚台の日が続いていたのですが、やっと51枚と50枚台に乗せる事が出来ました。ただもう少し量が増える感触だったのですが、まだ少し何かのバランスが狂っているようで数が稼げませんでした。


 また1日使い続けた朱紋峰煉は、やはり思った以上に腰が強くて腕に負担が大きく掛かります。握りが当たる掌がとても痛くなってしまいました。釣り終わると掌が赤く腫れてしまいました。湿布を貼って翌日には収まってくれましたが、手袋をしていても赤く腫れてしまいましたので、やはり豪腕の持ち主専用のような気がします。
 同時に肩も痛くなったので肩にも湿布を貼る必要がある程傷めてしまいましたが、最後にダイワのヘラF17尺を10分ほど使いましたが、1尺長いにも拘わらずとても軽くて快適に使う事が出来ました。負担の大きい朱紋峰煉については暫くお蔵入りとなりそうですが、日曜日の大会は飛天弓閃光Xの17か18尺に頑張って貰うつもりです。
 ただ最近肩の痛みが取れないんですよねぇ。鎮痛剤の湿布を貼っているのですが、なかなか改善されません。ホントは肩に負担が少ない短竿にすべきなんでしょうが、長竿の方が好きなんですよねぇ。


 話が随分横道に逸れてしまいました(笑)。いつもの事ですが・・・


 今回取った方法で良かったのは、一番にはオモリが乗るタイプの浮きを使った事です。そのためにジャミ当たりが減ったのは間違いないと思います。結果としてツン当たりを出す事が出来たのではないでしょうか。
 またオーソドックスなまぶし粉で釣り始めていたのですが、途中で春先に調子の良かったまぶし粉に変えてみました、正直少し上ずり現象も出してしまったのですが、振り切りで餌を打ち込んだ事によって、ヘラブナが上ずっているところから浮きの立つポイントまで差が出来たので、結果として当たりが鮮明に出せたのではないでしょうか。


 感覚的にですが上ずるヘラブナと底に居るヘラブナは違うような気がするんです。足下に寄ってくるヘラブナは人に慣れてしまった、まさに池の鯉状態で手を叩けば寄ってくるのではと思う程です。上ずっているヘラブナも、警戒心が薄れたヘラブナで人に慣れてスレたヘラブナでしょう。私的には与太ベラと呼んでいますが(笑)、そのヘラブナと食い当たりを出してくれるまさに仕事をするヘラブナとは違っているのではないかと思いたいのです。
 確かに競技会のように数さえ上げれば良いような、ヘラブナをどんどん上ずらせてカッツケで数を稼ぐ方法もあるとは思うのですが、私達がしている両うどんの底釣りでは、本来は上ずり現象は厳禁で、下手に上ずらせてしまうとベテラン釣り師には怒られてしまいます。
 如何にスマートに水音もさせずに釣り上げるかが、スマートな釣り方というかヘラブナはそれ程デリケートな魚だと思われていました。浮きもこれ以上は無いと言う程細くて繊細な浮きでしたし、針も小さく餌も米粒程度でしたが、昨今のヘラブナを見ている限り、餌も大きくて大丈夫ですし少々太い浮きを使っても平気で当たりを返してくれます。


 やはり今のヘラブナの性格に合わせた釣り方が正解だったということではないでしょうか。釣れないからと繊細な方向に振るのではなくて、その時期に合った組み立て方を考えるべきでした。
 今回は、仕掛けや竿の長さなど複合的な要素によって当たりが戻り、結果的に釣果が戻ったような気がします。
 この検証結果が正解かどうかは、9月1日の釣り大会によって結果が出る事でしょうが、数が釣れるということと大助が釣れるということとは連動しません。いったいどうしたら毎回大助や尺半を釣り上げる事が出来るのでしょう。
 といって大助ばかり釣れるような釣り場で大助を釣っても面白くないんですよねぇ。人は贅沢に出来ているものです(笑)。


 しかしこの肩の痛みを早く取る方法はないですかね。