両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 GWも間近となって

 まだ1週間以上も先のことなのに、今から既にGWの休みを楽しみにしているのは、いい歳を取ったにも拘わらず、まだまだ子供のままというか成長していないのでしょうね。
 釣りを始めたのは小学生の低学年だったように記憶しています。近くにあった小川でザリガニを捕まえたりしていた事も鮮明な記憶となって残っています。
 その中でも場面や天気まで鮮明に覚えている事がいくつかあります。


 まだ幼稚園にすら入る前だったでしょうか。明治天皇陵まで乳母と散歩に出かけたときです。天皇陵の中にはいくつか湧き水が出ている大小の池がありました。その内の道端にある湧き水をたたえていた小さな池には、それは綺麗なタナゴが流れ出る道筋にまで溢れだしていた事を覚えています。それは日本バラタナゴだったと思いますが、どうしてそこに住んでいたのかは全く知りません。今でも泉の名残はありますからまた覗いてみたいとは思うのですが、車で側を通り過ぎるだけの日々となっています。


 その直ぐ近くには、直径40m程度の小さな池がありました。その池で釣り糸を垂れていたこともあるのですが、あるとき宮内庁職員に怒られて辞めるまで、何度も通った池でしたが、釣り禁止の看板は出ていなかったはずです。まぁ天皇陵の中の池ですから駄目だったんでしょうね。あっ、そこで釣りをしていたのは私だけではないのですよ。


 同じ天皇陵の中にはもう一つは巨大な池がありました。夜な夜な落ち武者が来ると噂されていた池です(笑)。私は出会ったことはありませんが、確かに薄気味悪い池だった記憶があります。ただそこでは釣れた記憶が無いので、薄気味悪くて直ぐに逃げ出していたかも知れません。これは小学生の高学年から中学生までの記憶ですね。


 近くには他にも多数の野池がありました。今ではマンションか大型スーパーなどショッピング街に変貌していますが、いくつもの池が存在していて、いつもいつも釣り糸を垂れていました。近くに流れる宇治川にも繋がっていた池もあり、乗っ込みシーズンには葦を揺らすハタキがあった事も覚えています。ただそこで釣れて来るのは真鮒だったように思いますが、まだまだ子供だったのでゲンゴロウフナやヘラブナか真鮒かの違いはわからなかったかも知れません。
 最近小川で釣りをすることもなくなったのですが、その頃の真鮒の中には、魚体に黒い斑点がある種類と無い種類がありました。あれは何が違うのでしょう。
 良く似た魚体でスズキにも黒い斑点のある魚体も見かけましたが、あれはいったい何だったのでしょう。知っている方が居られたら教えて下さい。


 野池では、竿掛けを土に刺して、クリップの付いた竿受けを着けて、棒浮きで釣りをしていました。そのスタイルで釣りをしていたのもまだ中学生の頃だったはずです。誰に教わったのか既に水中に道糸を沈めることも覚えていました。
 その頃は釣具店に売られているうどんの瓶詰めを1つ買って、ブリキのうどん切りの底にさなぎ粉を入れて、今と同じようにまぶし粉をまぶして小さな針に刺して釣っていました。
 ハリスは釣具店主が自ら結んだものを紙で包んで売っていましたので、自分で結ぶことはなかったのですが、チチワ結びで連結して釣っていたようです。今思い返しても床取りはしていなかったので、キット中層で釣っていたのかもしれません。
 チチワ結びも次には二股を買ってきて、二本針にしていたのですが、あれも誰に教わったのでしょう。全く思い出せないでいます。
 そんな釣り方でしたが、それなりの釣果はあったように思いますが、釣った魚の数匹は持ち帰って飼っていたのも覚えています。


 川の釣りも盛んで、宇治川に行くと多数の釣り人が並んで釣っていました。まだ小学生の頃は危険だと怒られながらも、河原に落ちている道糸と針を結び、近くのすすきを竿にして、石をひっくり返してヒルを捕まえて餌にし、釣りの真似事をしていました。勿論そんな釣りでは釣果は望めなかったのですが、糸を垂れて釣りをしている時間が好きだったのを覚えています。


 魚が好き、川が好き、池が好き、海が好きと水が好きなんでしょうね。水たまりがあれば覗き込んで、オタマジャクシを見つけてはじっーと見ている。小さな子供と同じですよね。
 我が家に孫達が来ると水槽を覗き込んでいる姿を見ると、私と変わらないなぁと思っているのです(笑)。



 今でもこの好みは変わらないようで、毎週毎週釣りに出かけては一喜一憂しているのですから、全く生長してないことが自覚されまね(笑)。
 日曜日が待ち遠しいなんてホントに子供のようですが、GWはどうしてやろうとまた考えてしまうのです。実際は毎日なんて全く行けませんし、毎日釣りをするほど体力も残っていません。取り敢えず晴れ間が続くそんな10日間であって欲しいと、やはり子供のように願うのであります(笑)。