両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 底釣りが見直されている

 昨年開催されましたシマノ ジャパンカップ へら 第38回(2023年度)全国大会に於いて、選ばれた釣りスタイルは過去に多く選ばれていた浅棚ではなくて、チョウチンや底釣りがメインの釣り方となっています。


 寄せが早く圧倒的な釣果が得られた浅棚から底及び底付近を狙うチョウチンが優勢となる大会でした。どうして底が選ばれるようになったのか解りませんが、底釣りでも150枚の爆釣が演じられることもあり、10月14日(土)の大会では従来から浅棚が選ばれるかとも思われたようですが、フタを開けると底釣りや長身スタイルが有性となった大会でした。


 今になってどうして底釣りが見直されるようになったのか解らないのですが、ヘラブナの性質が変わったわけではないはずですから、気象変化によるヘラブナの泳層に変化が起きたのかも知れません。


 私の釣り方は年中底釣りをしていますので、どのような変化が起きているかは全く解らないのですが、私自身の釣果が今年は良かったとも思えないのは、関東と関西の釣り堀での放流密度の差ではないかと思ったりしています。また往々にして関西では自然池よりプール状に囲われた、いわゆる箱池でのヘラブナ釣りでしたから、水温の上昇も自然池よりは高かったのではないかと思います。


 反対に冬季になると自然池より水温の低下が激しく、釣果が得られない日いわゆるボーズで終わることも起きますが、井戸水などで循環している池では、水温もそれ程下がらずに冬期でも釣果が得られます。そういう池を探すことで冬期でも底釣りが成立すると思います。


 元々底釣りはチクッとした鋭く小さな当たりが基本ですが、団子餌ではもう少し緩やかな当たりが出ます。うどん餌ではスレと判断するような当たりでも、団子餌では食い当たりとなりますので、その当たりの判断の見極めが必要となります。


 またうどん餌でもチクッとした当たりやツンとした当たりだけでなく、チッとした黒線の半分のような小さな当たりでも、間違いなく食い当たりとなりますので余計に当たりの見定めが重要になります。


 今まで底釣りをされたことがない方も、良い機会ですから底釣りを試してみて下さい。どうして底釣り専門の釣り人がいるのか。どうして底釣りが選ばれるのかは、底釣り特有の当たりを居合抜きのように合わせることで、虜になっていただけるのではないかと思います。


 冬期は余計に難しい時期ではあるのですが、待ちの底釣りも経験していただく良い機会かも知れません。
 ん?私は冬期でも決して待ちの釣りをするのではなくて、攻めに攻めた釣り方を展開しますよ(笑)。


 最後に仕掛けについてです。ジャパンカップでは道糸1.2号ハリス0.6号ととても太い仕掛けが使われています。イメージとしては道糸0.8号ハリス0.4号と思っていたのですが、実際はとても太い仕掛けでの組合せです。これは大会途中のトラブルを敬遠したもの解釈しています。針のサイズは小型が使われている傾向にありますので、スレを嫌ったためか食い当たりを出したいがためかは解りませんが、実際はどのような思での選択だったのでしょう。


 ただ太いハリスと小さな針では、バランスが取れていないのでカラツンが増えてしまいます。0.6号を使うには7号以上の太い針か太軸の針が必要で、0.5号のハリスでやっと号が使えます。針とハリスのバランス気思った以上に重要ですから、カラツンが多いと感じられている方は少し見直しが必要がも知れません。勿論柔軟性の高いハリスを使うと針の号数も下げられますので、一度試されるのは如何でしょう。


 ところで大会優勝者がどのような仕掛けでどのような餌が使われていたかは興味があると思いますが、真似たからと言って釣果が良くなるととも思えません。実際には自分の仕掛けにたいして絶対の自信を持つことです。この組合せで釣れると自信を持って取り組むことがとても重要で、もし当たりが思うような出方でない場合は、躊躇することなく手直しをしてその日に合ったスタイルを見つけることが釣果に繋がると思っています。


 釣りに於いて迷いは厳禁です!!


 な~んていっている私自身迷いに迷っているんですけどね(笑)。仕方ないですね。。。。


 ってことで今回は底釣りの薦めでした。


 あっ。予告です。ヘラ専科の来月号だから・・・3月号になると思いますが、スポット企画でうどん餌が成立するコツを取り上げています。今までナイショにしていた事も取り上げていますので、興味のある方ら手に取ってみていただければと思います。