両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り どんなにAIが進化しても感覚は人のもの

 いつ頃からでしょうか。NHKでニュースや気象情報を人間ではなくAIが担当するようになっています。技術も相当進化していて造られたような機械音声としては聞こえず、まさに人間が話しているような滑らかに話しているので、全く違和感を感じなくなっています。


 一頃天気予報士は花形職業で、気象予報士の森田正光氏は1億円プレーヤーになると公言していました。その願望が実現したのがウエザーニュースです。今では会長に就任されていますが、民放でもAIが導入されるようになると、天気予報士の仕事はなくなってしまうのかも知れないですね。


 AIが取って代わると良いと思う職業としては、断トツで内科医だと思っています。今の医療は問診などはいい加減で、血液検査などのデーター診療に重きが置かれています。そうなると医師のスキルに頼るところが多く、知識量が乏しい医師だと正確な診断が出来ないのではと思えます。事実私も気管支喘息の発作にも拘わらず、熱中症と診断されて投薬を受けたのですが、当然何の改善もみられず呼吸器内科に行くと一発で気管支喘息との診断が下りたのです。熱中症と診断した医師は消化器内科を専門としていて、専門外だったために正確な診断が出来なかった可能性があります。呼吸器も消化器も同じ内科医ですが、専門知識の乏しい病気には正確な診断を下せないことが良くわかる症例です。


 もしこれがAIであればあらゆる情報がインプットされていますので、症状から正確な診断が出来た可能性があります。ただネットなどに自覚症状を入れて診断するサイトがありますが、症状を選ぶ例が少なくまだまだ駄目だとは思いますが、膨大な情報を入れて何かを選ぶのではなくて、自覚症状を答えるだけでも随分と正確な診断に役立つのではと・・・まだ時間が掛かりますかねぇ。


 でもね今の医師は患者に聴診器など当てることもなく、顔色すら診ない医者も増えているのですから、知識量としては人よりAIの方が最新で膨大なデーター量を蓄積しているのですから、正確な診断が可能ではと思うのです。外科医もダビンチではないですが、機会が全ての執刀する時代が来るかも知れません。


 ただ人から取って代わらないものは、人の快楽を伴う楽しみでしょう。釣りなどは当然ですが、人の代わりにAIがして楽しいなんて事は全くなく、楽しみの感じ方は人がそのまま受け取ることで感じます。


 勿論バーチャルの楽しみもあるでしょうが、それだとしても楽しいと感じるのは人間そのものです。画家が描いた絵画ではなくて、プロジェクトマッピングも単なる幻想でしかありませんが、何を見たところで感じるのは人そのものです。


 ところが釣りだけはバーチャルでは全く楽しくないのです。釣りゲームもいくつか出ていました。少しでも現実に近づけようとして、魚の引きを振動で伝えたりと工夫はされていますが、やはり実際の釣りとは全く違っています。最低限釣りをした経験のある人では、バーチャルでは楽しめないのではないでしょうか。


 最近見なくなってしまったのですが、一時期ネット上にヘラブナ釣りの漫画的な動画がありました。単に見るだけのものではなくて体験型です。残念ながらPCの画面でしますので振動など引き味を楽しむ事は出来ませんが、浮きの当たりを見て合わせが効いたかスレかカラツンかを判断れるのです。


 それも底釣り用の当たりを基準とされていたのでしょうか、小さなツン当たりを上手く合わせなければ駄目でした。大きな消し込みなどは当然スレですが、解っていてもタイミング良く合わせる事が出来ないのです。


 合わせはマウスを使ってクリックするだけですが、またこのクリックが曲者で、ヘラブナ釣りをしているものにとっては、クリックするよりマウスを持ち上げてしまうのです。まさにマウスで合わせ動作をしては照れ笑いをしてしまいます。


 そのネットは既に消されてしまったのですがなかなか面白いと感じていたものです。そういう意味ではヘラブナ釣りの動画を見ていて感じるのが、当たりがあった?と思うところで合わせ動作をされて釣り上げられているのです。何度か再生して確認するのですがあの動きでは合わせられないなぁって事が多々あります。


 やはり最終的に釣果を伸ばすには当たりの見定めなんでしょうね。特に冬期の当たりはとんでもなく小さくなっていますので難しいです。


 AIがどんなに進化したとしても、最後の最後は人がどのように使いこなすかでしょう。