両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣りと大助と

 その昔は、30㎝を超えるサイズを大助ていっていませんでしたか。それが最近では40㎝オーバーで初めて大助と表現するように思うのですが如何でしょうか。
 尺玉から尾がどの程度出ているかをサイズの目安にしていたはずです。夢50なんて言葉がありますが、それ以前は尺半の45㎝が夢のサイズを表していたように思います。


 昨今の大型化が進むにつれて、竹竿には厳しい状態で簡単には寄せられません。竿にクセが付くのも怖いですからね。といって竹竿でもカッツケ用の豪竿があるのですか、そうなると竹竿の良さである趣味性が損なわれてしまい、わざわざ重いだけの竹竿となってしまいます。やはり7寸から8寸、大きくて尺程度が竹竿を楽しむ手頃なサイズではないでしょうか。
 
 しかし、最近の趣向しては大型サイズを上げるところに喜びを感じているように思うのです。関西での表現としては、太っていようが痩せていようが、腹ボテであろがなかろうが、サイズこそ命ですから(笑)。何センチを釣り上げたかが競技としても成立していますし、釣り人の喜びとなっているように感じます。
 関東ではどのように感じるのでしょう。仮に40㎝で1.0㎏のヘラブナと35㎝で2㎏のヘラブナだとすると、どちらを珍重する対象となるのでしょぅか。
 競技会でフラシに入れた重量勝負だとすると、当然35㎝でも2㎏あるヘラブナの方が喜ばれるのでしょうが、釣り人として重量が重いほど嬉しく感じるのでしょうか。サイズに重きに置く関西では、痩せていたとしても間違いなく40㎝のヘラブナの方が喜ばれます。
 最近の傾向なのでしょうが、そのような大型サイズを釣り上げるために、竿の調子も硬調化が進み、時代物の軟調子では釣り上げるのに一苦労となっています。


 競技や大会は別としても、確かに大型サイズを釣り上げる喜びは大きいと思うのですが、私のホームグラウンドである淀の釣り天狗池は、日曜大助大会を毎週開催しその日のトップ長寸を釣り上げると1,000円の賞金が池から頂けます。
 ただその日のトップを取りたいとの思いと、単に大型サイズを釣り上げたいとの思いが強くあるとするならば、1日に釣り上げられる枚数よりサイズ重視となるのでしょう。


 個人的にですが、いたずらに数を釣り上げる事は良しとしていないのですが、仮に1日10枚釣り上げるのと1日に1枚の大助を釣り上げるのとでは、どちらが喜びが大きいのでしょう。勿論両方釣り上げられる方が良いに決まっていますよね。10枚の内に1枚の大助が混ざればいいに決まっていますが、得てして数を釣り上げているときに大助が混ざりにくいと思っています。


 春の乗っ込み期は、釣り堀や管理池でも大型が揃いやすいと思うのですが、同じ枚数を釣り上げる場合は、大型揃いが良いように感じるのも間違いないとして、ある池は粒ぞろいではあるのですが、何故か他の池より引きが強いのです。それが魅力として通われている釣り師がいます。この場合は、釣り味重視と表現すべきと思いますが、引きが強すぎるために腕の筋力が足りない私には、連続で釣れて来る場合など、腕がだるくなって全く釣り上げられない経験をしました。
 たまに釣れる程度ならそれで良いのでしょうが、入れパクを演じてしまうともう駄目です。楽しみが苦痛になってしまうのも困ったことですよね。


 人それぞれ好みがあるとは思うのですが、昨今の大助重視の偏重は今後も続くのでしょうか。1枚の大助より10枚の小ベラが嬉しいと感じる私は、関西人としては異質なのかも知れませんね。
 どんなことでも程々が良いように思うのは、貪欲性が足りないのか闘争心が欠落しているのか(笑)。
 人よりほんの少し量が多く釣り上げて、ほんの少し大型サイズが上がってくれると嬉しい私ですが、サイズは後から付いてくると思っている間は、当分大助大会では勝てませんわ。
 なんたって先週のトップは47㎝ですからねぇ。私なんか37㎝ですから10㎝も足りないのですよ(T.T)。。。。