両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 女房・男房

 少しヘラブナ釣りから離れた話題ですがたまにはこんな話もと思っての投稿です。


 女房はにょうぼうと読み男房はなんぼうと読みます。


 女房は天皇など位の高い人に使えた女官で、その中でも1つの部屋を与えられた位の高い女性を女房と称し、対して男は男房と呼ばれていたのです。
 どうして今は男房との表現がなくなってしまったのでしょうね。どこかで男社会に移り変わることで消えたのかも知れませんが、今でいうところの執事に近い表現かも知れません。


 しかし実際のところ女性蔑視や軽視は社会の中の構図として厳然と残っているのですが、家庭内のような個の単位で見ると軽視はどこにも存在しない、女性は位が高くてとっても怖い存在になっていると思うのです。それこそ家庭内は女房殿であって私などは下僕に違いないと思うのです。


 ヘラブナ釣り師達が日曜の度に意気揚々と釣り場に顔を出していますが、その何人かは女房殿から追い出されているに違いないと思うのです。家にいると昼食など余計な世話をさせられると困る。掃除するにしてもかさが高いのでどこかに消えて欲しいとの願望が、ヘラブナ釣りに行って来てもいいよとの、なんと優しい女房だろうと思わせての送り出しに、自分は家にいることが邪魔だと思わせない女房殿の高等テクニックによって、ヘラブナ釣りに送り出されているのです。


 それを男房の皆さんはどことなく気がついているのか、大会などでの賞品を家庭用品にすると喜んで持って帰って戴けます。以前の賞品としてはティッシュや洗剤でしたが、最近は小袋が多数入っているインスタント味噌汁にしてみました。これもパックの味噌だと味噌汁を作らされると思われますが、小袋であればお湯を注ぐだけで作れますので簡単です。
 またTパックのお茶や小袋の花鰹も同じ理由で、女房殿に出来るだけ手間を掛けさせない賞品としていますが、それを受け取った男房達は笑顔満載で、その笑顔からは持って帰ると女房殿が喜んでくれるとの思がにじみ出ているのです。


 最初の頃は玉ケースやハリス掛けなども用意したのですが、それは男房が喜ぶだけで女房殿はまた邪魔のものを持って帰って、荷物ばかり増やしてどうするの!と角が見えていたに違いないのです。


 その昔天狗池では日曜大助大会が開催されていたのですが、その賞品は上位は現金でしたが4位以下は家庭用品でした。つまり池としても持ち帰ると喜んで貰えるものとして選んでいたのでしょう。ただ洗濯洗剤などは香りの好みも違いがありますので、全ての人が喜んでくれるとは限らないのです。日用品というより簡単な消費財を選ぶべきだろうと思って、インスタント味噌汁や小袋の花鰹を選ぶようにしてみました。


 しかし余の男房達はどこまで理解しているのでしょうね。その昔は女房殿に日曜後家と言わせていましたが、今では行っておいでと追い出されているご同輩のなんと多い事か。ある釣り人は小遣いから釣り代を出さなくて良いよと、心優しい女房殿が生活費から釣り代を出してくれているとのことです。ご苦労様と労っているように見せていますが、コレなどはまさに家から追い出されている事になるのですが、どこまで自覚させているのでしょうね。


 ある釣り人は週に3日以上ヘラブナ釣りをしていると言われていましたが、自分の好きな釣りが自由に出来るのは、家庭内の自分の地位の高さからだと思っているのでしょうが、実は女房殿から密かに操られているのです。


 まさに女房殿の作戦勝ちなんですよ(笑)。


 まっ、全てを理解していたとしても上手く操られることが、家庭円満のコツだと思うのです。さてどのように感じられたでしょうか。