両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 取り敢えずは正解だった 2月17日(日)曇り時々晴また雨

 まだまだ寒い一日となりました。北西の風も強くて長竿ではポイントが定まらず苦労しました。


 水温は12度と安定していますので、それほど苦労することも無いだろうと思っていました。しかしいざ釣り出してみるとなかなか当たりが貰えません、いや本当は直ぐに当たりを返してきたのですが、油断していたというべきか、まだまだ当たりは出ないだろうと決めつけていたために、3度も当たりを逃してしまったのです。


 その後何故か当たりが出なくなってしまって、今日は調子が悪いのか?と疑問がよぎったのですが、取り敢えず先週同様に攻めの釣りを繰り返しました。
 ただ天狗池全体に調子が悪そうで、隣に入った釣り人は結局ボーズとなってしまいました、反対隣の方も納竿時間になってやっと1枚との憂き目を見ることとなられたのですが、私はお昼前後から釣れだして、結局は先週と同じ程度の枚数を上げることが出来ました。


 向かい風が強くてポイントが定まらなかったのが災いしたのでしょう、当たりの出方だけを見ると、もっと釣果が良いはずだと感じた1日でしたが、まずまずの及第点を付けられる釣果となりました。


 釣れなかった方との違いは圧倒的に餌打ちの量だったと思います。私が5回餌打ちをしたとすると隣の方はやっと1回程度でしょうか。餌の残りが多く餌が減らないと話しておられたのが不思議で、残ったのは打たなかっただけのことでしか無いはずです。にも関わらず漠然と釣りを続けて釣れない事を嘆いておられて結果ボーズとなっていました。
 反対側の釣り人は、そこそこの打ち返しをされていたので、餌打ちが少ないとは感じませんでしたが、私はワラビうどんでその方は尿素うどんでした。
 うどんの差で釣果の差が出た格好ですが、うどんの素材の差というよりもまぶし粉の量の差と感じました。やはり尿素うどんは付着量が少なく、集魚効果は落ちてしまうのでしょう。ましてこの時期ですからヘラブナに対するアピール度はとても重要だと感じていますので、いかに食い気を起こさせるかを考えなければならないと思っていますので、まさにその差が出たと思います。


 どうして当たりが出ないんや!と嘆いていた釣り人でしたが、当たりが出なければ出すものでしょう。どうして当たりが出ないのかを考えなければなりません。相手方のヘラブナの機嫌次第で釣れる釣れないでは、余り面白くないと思うんです。どうしていま当たりが出ないのかを考えてこそ釣果に繋がると思うんです。
 ボーズになられた釣り人の餌打ちポイントを見ている限り、水面にも多くのヘラブナが集まっていました。つまり食い気のあるヘラブナは目の前にいたことになります。
 但しいつまで経っても針に着いた餌を食ってくれないからこそ釣れなかったのでしょうし、餌を食っているにもかかわらず当たりと認識出来ていなかったのではないかとも思いました。


 そこで釣れない原因を考えることで、何らかの対策が出来たのではないかと思えてきます。
 先ずはヘラブナを安易に浮かせてしまった事でしょうか。詳しくは見ていませんのでどのように釣られていたかは分析出来ませんが、結果として多数水面近くに口を開けて泳いでいるのですから、上ずらせたのは間違いありませんね。
 どうにかして下方向に向かせてやる必要があります。
 1つには、オモリの背負う浮きを使い餌を早く沈める
 1つには、まぶし粉の剥がれを極力抑える
 1つには、まぶし粉の量そのものを減らす


 つぎに当たりが出ていても当たりと認識出来ていない場合
 1つには、オモリを余り背負わない軽い浮きを使う
 1つには、ムクトップの浮きを使う
 1つには、ハリスを細くする
 1つには、針のサイズを落とす


 他には、うわずりを気にしないでもっともっと餌を打ち込んで、水面にいるヘラブナの数以上に水底に向かわせてしまうことも、とても重要な要素になると思います。
 他のポイントに入った釣り人も水面には多数いたが針の付いた餌を食ってくれない。スレ当たりばかりだったと言われていたのですが、食い気のあるヘラブナは寄せることが出来た事は間違いないでしょうが、もう一手底に向かわせる方法が足りなかったともいえるようです。スレが多かったのは、水底から20~30㎝上層に留まってしまった結果ではないでしょうか。


 圧倒的な食い気の少ない時期としては、如何に底に向かわせるかが大きなポイントの1つとは思います。


 今回は、前回同様のまぶし粉を使っていたのですが、釣れる釣れないにかかわらず1日通して使ってみることと決めていました。
 スタートダッシュが効かない点に課題が残るのですが、釣れ出しが遅くても長く釣れ続く感じがしています。これ先週同様の釣果と釣れだし方も同じようなものだったので、そんな特性のあるまぶし粉だろうと思っています。
 次の日曜日はもう少し温かくなっていますし、日照時間も長くなっていますので、もっと活発な当たりを返してくれると思いますが、もう少しだけ工夫して当たりを早く出せるようにして考えてみたいと思います。
 まぶし粉の特性上、どうしても剥がれが早くなってしまいますので、上ずりがどうしても起きてしまうのですが、1分以内の当たりを演出出来る点は私的には都合が良く、どうしても待てないタイプですので、勝負が早いほうが良いと思っているのですが、上ずりを極力抑えるためにも付着率を高めて尚剥がれ難くして、1分以内の当たりは出難くなってしまうと思いますが、長くても2分以内の当たりを出すにはどうすべきかを考えることとしましょう。


 今日の大会の結果は、久しぶりにトップを取らせて頂きましたが、誇れるサイズでは全くなかったのが残念です。


 次は短竿で一日遊んでみようと思っています。結果やいかに・・・・