両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 釣果はどの程度が適当か

 ヘラブナ釣りをしていますととんでもない貧果に落ち込むこともあれば、もう釣りたくないと思うほど爆釣することがあります。実際どの程度の釣果が一番適しているのでしょう。勿論人それぞれ感覚が違いますので一概に何枚が適当とは言えないのですが、この釣果は実は当たりが出るまでの時間と関係していると感じています。


 先ず厳寒期は場合によってはボーズで終わることもあるでしょう。1日中当たりが出ないなんてことは良くある話で、1枚か2枚釣り上げただけでも満足できてしまいます。ところが水が温みだして春を迎える頃になると徐々に釣果も良くなっていきますが、厳寒期では1枚か2枚だったのですから10枚も釣れれば結構満足が出来るようになります。
 しかし10枚が続き出すと今度は20枚を目標になり気がつくと30枚40枚と釣れ出しています。そのまま釣果が伸びる場合もありますが、当然日によっては浮き沈みがありますので、いつもいつも良い釣果とは言えないのですが、厳寒期には1枚2枚で満足できていたはずですが、釣果が良くなってからの10枚台では全く満足できずに落胆して帰宅することになります。


 当然そうなると色々と工夫を考え出すのですが、その工夫の結果50枚に届くようになります。そして気がつくと70枚80枚と伸びていきます。ただそうなると今度は余りにも釣れすぎて嫌になってきます。
 70枚台が上がり出す場合には打ち込んだ浮きが馴染むやいなや当たりが出るなんてことが繰り返されます。そこには何ら工夫をすることなく当たりが出てしまうのですが、実はそれまでに色々と工夫をして当たりが出るようにしているわけで、当然そんなことも忘れて釣れ過ぎて困ったと思うようになります。


 私的にはその分岐点が50枚です。50枚を超え出すとやはり釣れすぎて嫌になります。場合によっては竿をたたもうかと思うようになるのですが、そんな時でも勝負が掛かっているとついつい良いサイズを釣りたくてチカラが入ります。ただ結果として70枚80枚と伸びていきますので、勝負の欲と釣れすぎることによる嫌気との葛藤が待っているのです。


 元々このブログも表題には「両うどんのヘラブナ釣り」としていますがその下に副題として「常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために」と書いています。50枚は目標であって通過点ではないので50枚を超えると釣れすぎを感じ出してしまいます。


 勿論1年中50枚を超えることなんてありませんので目標の数値になっているのですが、もう1枚か2枚で50枚に届いたと感じる数値辺りが楽しいと感じているような気がします。


 ただ50枚を釣り上げるためには漠然と釣っていたのでは達成できません。そこに色々な工夫を重ねてこそ実現できるのですが、その目安が打ち込んだ浮きが馴染みきってから触りか当たりが出るまでの時間の調整です。
 如何に早く当たりか触りを出すかの工夫こそ釣果を伸ばす工夫だと思っています。つまりそれだけ食いやすい状態に持ち込めるかどうか、ある程度の数を集められているかどうかに掛かっています。このある程度の数値こそ重要なポイントで集まらなければ釣果は上がりませんが、集まりすぎても当たりを上手く出すことが出来なくなって撃沈してしまいます。
 丁度良い集まり具合を調整するにはどうすれば良いのかを考える事で、底釣りだとしても釣果を伸ばすことが出来ると考えています。


 底釣り限定ですから如何に底にある餌にだけ関心を向けさせるかです。ヘラブナの集まっている層に仕掛けを合わせる宙釣りと違って、水深に関係なく常に底に向けさせる工夫ですからある意味一定の法則が成り立つことになります。


 そうそう1つポイント選びについて参考になればと思うのですが、釣行先の池の水深が解っていれば、池によって水深の目安が書かれている場合もありますので参考にすべきだろうと思いますが、仮に2m~4mまでの水深の差があったとすると、2mは避けて同時に4mも避けるべきだろうと思っています。
 冬期は水深の深い方が良いとの意見を聞きますが、冷たい水ほど底に溜まってしまいますので避けています。また水が温む季節の場合は餌が溜まる関係でジャミも多数寄っています。その底に溜まったのは餌だけでなくヘドロも最深部に溜まります。宙釣りでは関係ないのですが底釣りではこのヘドロも大敵ですから避ける必要があります。
 結論的には傾斜のあるポイントの方がヘドロが溜まりにくいので、底が比較的綺麗に保たれていますので、当然餌が食いやすい状態になっていると解釈できますのてポイントとなるはずです。その傾斜も最深部に向かってる必要はなく斜めの斜面でもいいわけです。


 そこでもう一つのポイントですが傾斜のある底を釣る場合は比較的ハリスは長めが適していると思っています。また底に何らかの障害物や凸凹があった場合でもハリスが長ければ影響が少ないと感じています。
 底の状態が悪い場合つまりヘドロなどが溜まっている池では比較的軽い餌を使うのが正解ですから、底釣りだとしても出来るだけ軽い餌を使う方が良いことになります。といってバラケ易いのは禁物ですから底釣り用を使うというより、軽い餌でもしかりと締まる餌をブレンドして底まで保たせて底のヘドロに沈み込まない工夫が必要と思っています。


 そのような工夫をして私は目標の50枚に近づけるようにしています。工夫の仕方としてはうどん餌でも全く同じで集まりすぎる場合が難点で、今の私の課題は程々の集魚効果を維持できるかどうかです。
 単に集めるだけなら簡単なことですが集めすぎの弊害が出ない程度の集魚力、その調整はどのタイミングでどのような工夫によって調整するかですがまた難しいんですよね。


 良く釣れる日の当たりが出るまでの時間ですが、餌が着底し他状態つまり浮きが馴染みきってから10秒20秒30秒そして1分、このタイミングで当たりが出る事が多くあります。それが馴染みきるまでに受けが出たり食い当たりが出るのは早過ぎます。つまり集まりすぎていますので少し落ち着かせる必要が出てきます。
 実は餌を打ち込んで当たりが出るまでをカウントいているんです。1.2.3と数えて60から100を数えると打ち返します。多くの方達を見ていますとそのまま待ち続けられているのですが、私的には先ずは食い気を出す必要があると思っていますので、カウントを数えて打ち返していきます。そして何秒のタイミングで当たりが出るかを確認していきます。


 このカウントは慣れると合わせのタイミングが取りやすいんです。両うどんの底釣りですから突然ツンと浮きに当たりが出ます。前当たりがあると今か今かと合わせるタイミングが計れるのですが、突然の当たりには対応しきれない場合がありますのでこのカウント釣法は案外良いと内心思っているんですけどね(笑)。