両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 仕掛けの見直し

 毎週毎週飽きもせず釣行を繰り返していますが、そんな中でも釣り天狗池がホームグラウンドですから釣行回数が増えてしまいます。どうして天狗池に通う回数が多いかというと、それはやはり厳寒期であろうともうどんで釣れてくれるからでしかありません。


 天狗池で良く釣れる原因のひとつは天狗池の特徴を知っているからですが、特徴を知ったとしても簡単に釣れることはありませんのでアレコレと工夫する事となります。水温低下時は尋常ではなく少々の工夫では全く反応を返して貰えません。如何に興味を持たせるか如何に食い気を起こさせるのかにかかっています。


 我が家で飼育している魚たちの様子を見ているとわかるのですが、水槽ですから水温変化も著しくて寒い日には簡単に氷が張ってしまいます。氷が張らずとも水温は0度近くなっていることと思うのですが、餌を与えたとしてもじっとしていて食べる様子はありません。ただそんな中でも食い気を示す個体は必ずいて、その魚が食ってくれることで刺激となり他の魚たちも渋々食い出すようになります。


 ヘラブナ池の中でも当然同じようなことが起きているはずで、少しでも体力があって食い気を示すヘラブナがいてくれると、如何に刺激を与えて食わせるかを考えるわけです。
 実は1枚だけが食い気を示したとしても意味がなく、ある程度の枚数が寄ってきて食い気を示してくれることで、その給餌行動が伝達して多のヘラブナにも食い気が伝わるわけです。それが上手く行くと周りでは釣れない当たらないとの嘆きの声が聞こえたとしても、自分だけは当たりが出て釣れ続けるようになります。まさにしてやったりですがそうはいつもいつも上手く行くわけではありません。


 そこである一定の水温低下を迎えてから何をするかです。天狗池はうどん池ですからうどん餌以外使えません。それは皆が同じ条件ですからどこに差別化をはかるかです。1つはまぶし粉ですがまぶし粉の量はとても少ないので極端な差は起きてこないでしょう。
 ただその少量のまぶし粉ですらうどんにどのように附着させるかで、釣果の差として結果に違いが出るのですから面白いですね。私の知る限りではまぶし粉の付着量が多い人ほど釣果が少ないと感じています。といって何も附着させない素うどんの状態では簡単に当たりは貰えません。


 往々にして夏期に釣果が伸びる方はまぶし粉の附着量が多く、結果として冬期には当たりが貰えない事があります。その1つの要因はまぶし粉を増やせば増やすほど、夏期では食欲旺盛となり荒食いをしてくれますが、冬期では水温が低いためにまぶし粉量が多すぎると、そのまぶし粉のみアタックしていて針に付いたうどんを食わせるのは至難の業となります。
 冬期は餌を食う個体そのものが少なく、こぼれ落ちたまぶし粉を拾い食いしているだけで、針に着いたうどんにまでアタックしてくれないのではないでしょうか。冬期はどうしても食い気を出させようとまぶし粉を多く附着させがちですが、それは全くの計算違いというべき対応ではないかと思うわけです。冬期こそ少なめのまぶし粉で対応すべきではないかと思うのですが、当たりが出ないと人情としてまぶし粉を増やしてしまうんですよね。両団子の場合でも冬期ほどサイズを小さく付けて、ヘラブナに食いやすい状況を作られているはずです。両うどんの場合も同じ事でまぶし粉の量を減らすべきだろうと思っています。


 さてそろそろ春本番の季節となって来ました。冬期では道糸やハリスまで細くしていたとしても、水が温み出すと掛かるヘラブナの動きがチカラ強く、尺そこそこでも大助と勘違いするほど良い引きをします。その為に冬期用の仕掛けから春や盛期の仕掛けにすべきではないかと思う訳です。


 私は極端な細仕掛けは使わないのですが、冬期は北西の風の強い時期ですから当然池の水にも水流が生まれてしまいます。そこで風と水流の影響を少しでも減らすためには、道糸は0.6程度ハリスも0.3以下にするのが適しているのではと思うのです。場合によっては道糸は0.6でハリスは0.4以上でも良いかもしれませんが、柔軟度の高いハリスを使うべきだと思っています。
 ハリスの柔軟度が上がると弱い吸い込みでもヘラブナの口の中に入りやすく、結果としてカラツンになりにくいと思うのですが、極細のハリスは私の釣技では使えませんので必然的にやや太仕掛けを選ぶことになります。


 ただ年末に大助ばかりが放流されてその魚体の素晴らしさに、今年は細仕掛けが全く使えない状態が続いているんです。正に捕らぬ狸の皮算用そのもので釣り上げられると思い込んでいます(笑)。


 ただ3月の声を聞くとそろそろヘラブナも産卵を控えていますので食いが立つ出すはずです。本番は4月だとしても早熟のヘラブナは産卵準備に入ってしまいます。当然そんな個体から食いが立つはずですが、産卵行動を起こすのは成長した個体ですから大助が動くはずです。
 おおよそ3月から5月までが産卵行動を取る期間だと思いますので、それをふまえた仕掛けや餌の工夫をする時期に入る頃でしょう。1日1枚の大助が釣れたら良い方ですから、その1枚を逃がさないためにもしっかりとした仕掛けで対応すべき時期に入ったのかも知れません。


 このところヘラブナが活発に動き出しているのも確認できています。そろそろ乗っ込本番の荒食いが待っているようですから、もう細仕掛けは必要なくなってきていると感じます。実は先日も0.4号のハリスが簡単をブレイクしてしまったので今は定番の0.5にしていますが、もっと活発に動き出すと吸い込み力も強くなりますので、0.6号でも抵抗感なく当たりが出ますので大助でも安心して釣り上げる事が出来るはずです。


 我が家の水槽の魚たちも食いが活発化しだしていますので早い個体は既に産卵しています。やはりもう春本番であり盛期の釣り方に切り替えるべき時期が来ていると感じています。


 取り敢えずは春本番を意識した仕掛けにすべき時期に入ったと思いますが、その後一休みする時期もありますので、またまた仕掛け全般について試行錯誤を繰り返す事ととなりそうです。


 長くなりましたのでこの辺りで終わりますが、仕掛けの変更のなかにハリス長も考慮すべきだろうと思っています。私も今週末から仕掛け全般交換していますが、ハリス長も一気に盛期用に変えようと思っています。
 さて結果や如何に・・・