両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 晴れ男・雨男 釣れる男・釣れない男

 日曜釣り師としては次の休みが晴れるか雨になるかはとても気になります。単純に日曜日というだけならまだ良いのですが、それが大会の日と重なる場合はとても気になってしまいます。特に台風や昨今の大雨のような荒れた天候の場合は中止する事も出来るのですが、少々の雨であれば当然開催することとなってしまいますので晴れを祈るばかりとなるのですが、雨や台風予想が出ていたにも拘わらず、開催直前になって晴れに変わってしまうなんてこともしばしば経験しているのですが、そんな日に決まって指摘を受けるのが晴れ男の称号です。


 私1人が国民全体に影響を与えるような天候をコントロールする能力があれば凄いことですが、残念ながらそんな能力が備わっているわけはなく単に偶然の積み重ねでしかないのです。昔から法力は雨乞いにつかわれるものであって、晴れ間を作ることではないのですからいい加減な話ですが、雨の神は龍神と相場が決まっているのですが、神話的に表現すると善女竜王(ぜんにょりゅうおう)となるのでしょうか。じゃ晴れの神様は一体誰なんでしょう。


 東京に気象神社があります。この神社に奉られているのが八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)です。どうして気象神社は八意思兼命を奉られているのかですが、その前に太陽神が存在しています。それがかの有名な天照大神ですが、天照大神が天岩戸にに隠れて世の中が暗闇になったとき、八意思兼命が天岩戸を開けて天照大神を外界に戻す知恵を出したのです。そして太陽を取り戻し世の中を救った事から奉られています。ただ帝国陸軍が作った神社のようですから・・・
 ってことで晴れの神様は天照大神ってことでしょうか。う~ん・・・興味があれば神話の系図を貼り付けておきました。下記のQRコードを読み込んでみてください。


 晴れ男や雨男の称号はまだ良いとしても、あいつが釣れると釣れないなんて評価は困ったもので、実際その釣り人はいつもいつも良く釣っている印象は全くないのですが、不思議と調子よく釣れる日があります。そんな日に限って周りの釣り人は釣れないんですから困りもので、どういう理由か解りませんが不思議とそうなってしまうんですから仕方ないんですよね。
 暫くして周りで釣れ出すとその方はまた釣れなくなってしまいますので、あながちこの目安は当たっているような気がします。


 ではこの差は一体何だろうと思うのですが、当然周りが釣れない時に限って良く釣れるわけではなくて、周りが釣れない時にもその方は釣れないことは多々あります。その方だけが良く釣れて周りが釣れない時がある事と、反対に周りが釣れてその方が全く釣れない時間帯が存在しているのですが、私の分析というかなんとなくの想像ですが底釣りでいうところの床取りの取り方の違いだろうと思うんです。


 床取りの取り方は人それぞれですから何が正解とはいえないのですが、私的には全ての仕掛けをセットして宙の状態で浮きバランスを取って餌落ちメモリを設定しています。そして棚取りゴムをセットして床を計るのですが、決して浮きのバランスを取っているオモリ以上の重さの棚取りゴムは使わないようにしています。わかり難い表現ですがオモリによってスッと浮きが立ち、そこからゆっくりと沈んでいく程度の棚取りゴムの重さです。ほぼ餌と同程度の重さといえば良いでしょうか。


 反対にバランスを取ったオモリ以上の重い棚取りゴムを着けてしまうと、あっという間に沈んでしまい大きくアンカー状態になりやすいと思っているんです。それを防ぐツールとして浮きにドーナツ型の浮力をプラスするアイテムがありますが、それとて大きくアンカーになってしまう可能性が高いのですから、そんなものを使わなくても重くない棚とのゴムを使えば良いだけです。


 私が棚取りのゴムを着けて棚を計る時に出る浮きの動き方を再度説明しますと、振り込んだ浮きが一端オモリでバランスが取れてからやおら棚取りゴムの重さでゆっくりと沈むようにしています。そうすることで極力アンカー状態にならないようにしているのですが、勿論測る位置の近くに棚取りゴムが着水するようにして、その真上に浮きが来るようにコントロールはするのですが、それでも重い棚取りゴムではアンカーになりやすいために極力軽い棚取りゴムを使うようにしています。


 つまり餌落ちメモリで浮きが一端止まる状態を確認できて餌の重さで馴染みが出る。そんな動き方の演出が出来る程度の軽さの棚取りゴムを使うようにしています。一端止まらないほど重い棚取りゴムは重すぎると思っています。
 下の写真のような端材の消しゴムが売られていますのでコレをカットして使っています。とても軽くて良い感じに床が測れますのでお薦めです。とても軽いのでフロートを使う必要がないんです。

 ついでにフロートを使う場合も一箇所に切り込みを入れておくと浮きに填めやすいですよ。


 私の釣り方はバランスの底釣りですが良く底釣りの場合は、測った棚より1節か2節深くして釣りを開始される場合が多いのですが、私的には上針トントンが基本としていて下針だけが底を這うように設定しています。そうすることでとても小さな当たりも表現出来ると思っているのですが、両針とも這わせられる共ズラシをされる方はカラツンを防ぐためと餌が床が切れないようにするためだろうと思っていますが、小当たりを消してまったり反対に強い当たりはスレが多いと感じています。


 さて前出の1人釣れるときに他の人は釣れない不思議な方の設定は、私には考えられないほど長いアンカー状態で釣られていることです。つまり大ズラシ状態になっていると思っています。その設定ですから小当たりは殆ど表現出来ずに、しっかりした当たりで合わせられていると思うわけです。結果としてスレが大変多いのですが今のところ改善される見込みはありません。実際ベテランさんですから私のような初心者の意見は聞き入れられませんし、勿論ベテランさんに対して失礼にも当たりますので余り指摘しないようにしているのですが、当然そんな大ズラシですから浮きが斜めに立っている事もあるわけです。
 普通に考えればあり得ないので斜めになっていますよ!と指摘したことがあるのですが、解ってる!との返事が返ってきますのでそれ以上は何も言えなくなってしまいます。


 なにもここでその方を取り上げて指摘や糾弾したいのではなくて、1人釣れない場合は他の釣り人達と何が違っているのか。どこを改善すると釣果が上がるのかを考える事が必要だろうと思うわけです。
 結果としてその方が釣れて周りが釣れない場合は、ズラシ巾を大きくすると当たりが出ることが解るわけです。大ズラシの良さはジャミ対策とカラツン対策ですが、餌をより安定させる状態を作ることが必要な日だと解釈できると思っています。


 基本的な釣り方はなかなか変える事は出来ませんが、意識して対策することが出来るのであれば1つの改善策が見つけられるのではないでしょうか。


 しかし晴れ男の称号よりあんたが釣れると周りは釣れないと指摘されるより、あんたはいつも良く釣るなぁって指摘された方が嬉しいですよね。そんなことは希ですけど・・・


 次の日曜日も頑張って釣果を得られるようにしましょうか。