両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 餌の考査 うどんからグルテンまで

 元々このブログは天釣会の月例会の結果を載せるのが主目的として作ったのですが、今では私のリハビリ的頭の体操になっていますので、基本毎日1つ日記のようにアップするようにしています。本当は手書きの方が頭の体操には良いのですがネット上に手書きで載せることも出来ませんので、キーボードを叩いてはアレコレと綴るようになっています。


 内容的に一番多いのは私の思い込み的解釈のヘラブナ釣りですが、当然それもヘラブナ釣りとしては初心者から毛の生えた程度の経験しかありませんので、色々なところで疑問を感じたりどうしてだろうと理解できないことなど、そんな疑問にぶち当たってはアレコレと思考を巡らせるのですが、当然コレで決まりなんてことはなく1つ解決できたと思ったのもつかの間で、また新たな疑問と次々と疑問が湧いてきてはああでもないこうでもないと愚痴に似た話の展開となっています。


 正直言いまして釣り雑誌に書かれているような参考になるようなことを書ける訳もなく、素人の疑問を繰り出してはまた有らぬ方向へと歩み出してみたりと、それこそベテランさんから見るとこいつバカだ!と決め付けられるのが落ちで、一向に解決策が見いだせない状態で日々藻掻いているのであります。


 しかしせっかくこのブログまでたどり着いていただいた方に、少しでも参考になるものを書けないかと思うのですが、なかなかこれは良いというものが見つからないでいます。しかしそんなこともいっておられませんのでない知恵を絞って考えてみました。


 先ず一ツ目はうどん作りについてです。食用うどんは小麦粉が原料ですがうどん粉と称されるのは強力粉でしょうか。それを手打ちして伸ばして茹でて作ったうどんはそれはそれは腰のある良いうどんが出来るでしょう。ただとても面倒ですからヘラブナ釣り用としては余りにも勿体なく時間も掛かりすぎます。それこそ家中に粉をまき散らして家人から叱られるだけで一向に良いことはありません。
 当然そうなると市販されているうどんとなるのですが、市販されているうどんは冷凍・生・茹・乾麺とあります。一番安いのは茹た袋麺で1袋35円程度で手に入ります。それをそのまま使うことも出来ますが、ヘラブナに食べやすいように茹でて柔らかくしてから使います。ただ短竿ならまだ良いのですが中長竿になるとうどんが飛んでいってしまいます。そこで尿素で煮ることが発明されました。そうすることで柔らか仕上がっているのに粘りがありますので、とても使いやすいうどん餌が出来るようになりました。
 尿素うどんはうどん玉100gに対して尿素100gといわれていますが、そんなに大量に入れる必要はないと思いますが、茹でる湯の量に影響されますのでそこは加減していただくしかないのです。
 尿素を入れて煮ることで白く濁っているうどんから透明感のあるうどんに変化していきます。変化を確認してから水洗いをしてタッパーに入れて持ち込みます。


 ただ尿素も内容によってはとんでもなく価格が違っています。一番高いのは化粧品品質のもので肌荒れなどに使う尿素ですが、こんなものを入れるととんでもなく高価なうどんになってしまいますので園芸用を使うことになります。園芸用であればホームセンターでとても安く売られているのですが、もっと安く手に入れるには農業用のもので5㎏10㎏と単位は増えますが、多分農業用尿素肥料5㎏で化粧用尿素100gと同じ程度の価格で手に入れられるはずです。
 精製尿素 50g300円



 化粧用尿素 100g630円


  ホームセンターで売られている園芸尿素 700g950円

 園芸用尿素 3㎏640円

 農協の扱っている15㎏尿素ではもっと安くなりますがそんなには使いませんよねぇ。



 茹でうどん以外の冷凍うどんは腰が強くてそれほど柔らかくないのですが、茹で治してもたいして柔らかくはなりません。そういう意味では尿素で煮る必要もないので案外使いやすいかも知れません。


 生うどんは煮てうどん状に戻す必要があるのですが、戻し具合が難しくてあまりお薦めは出来ません。腰の強い讃岐うどんを好んで使われる方もいますが、茹で時間がとても難しいと感じています。乾麺も同じ理屈でお薦めはしにくいうどんでしょうか。


 各種あるうどんの中でもお勧めのものがあります。実は冬期になると鍋用の煮込みうどんが市販されます。鍋用は少々煮ても煮崩れが起きないように作られていますので、釣り用のうどんにするのはとても使い安いのですが、ただ理想的な柔らかさにまで茹でるには時間が掛かりすぎて面倒になってしまいます。ただ失敗が少ないんです。そういう意味では経済的かも知れません。


 最後は伊勢うどんの茹麺です。こちらは真空パックでも売られていますので保存が長く、使いたいときに茹でることで楽に使えますが、如何せん他のうどんより高価で1玉150円はします。高価といっても団子餌に比べれば安い物ですが、家人が食べるうどんより高価かも知れませんのでコソッと買った方が良いです。


 さてうどんだけでなく他の団子餌の話となるのですが、私的には底釣り専門ですから宙釣りの団子餌は使いませんので解りませんが、底釣り用として使うととても難しいことを実感しています。開きが悪いと一向に当たりが出ませんし寄りもとても悪いのです。そこで少しでも早く開かせようとすると今度は集まるのですが上ずって底釣りが崩壊してしまいます。


 そこで考えたのだバラケずに開く餌作りの方法です。底釣り用とされている餌であればどれでも良いのですが、軽い底釣り用の餌だけは使えませんので無視していただくとして、粘りと開きの遅い餌であればそれでOKです。但しそんな餌を袋に書かれている通りの水加減で作ってしまうと、今日は釣れない日となりかねませんので一工夫必要になります。


 1つの解決策は袋に書かれているより2割程度多くの水を入れてベトコン状態に仕上げる方法です。ただ中長竿では餌が飛んでしまいますので短竿限定ですが、腕の良い方はそんなベトコンでも飛ばさずに上手くコントロールして釣られています。


 もう一つの方法を私的には強くお勧めしたいのですが、先ず初めに袋に書かれている通りの水加減で作ります。そのまま5分ほど放置して十分に吸水させて全体に水を行き渡らせます。それを一端1つの団子状にしっかりとまとめてしまいます。
 団子状にまとめるとそのままでは余計に釣れない餌になっているはずですが、まとめてある団子餌を再度ほぐしていきます。但し粉末状にほぐすのではなくて荒粒状態にまでほぐします。1つの粒子が1mm~3mm程度の顆粒状にします。といってもそんなに上手く解れませんが気にしなくて良いです。荒粒になった餌を摘まんで餌付けするわけですが、その時中に含んでいるエアーを押し出さないようにすることです。いってみればとても美味しい鮨屋さんの握りの状態でしょうか。ご飯が口の中に入れるとホロリと一粒一粒に分かれるような握り方です。決して回転鮨のような固い握り飯ではなくてです。


 団子状にまとめた餌を針に乗せるように付けます。但しそのままでは簡単に分解してしまいますのでチモトだけ圧を掛けて落ちないようにします。そうして着底した団子餌は元々がアエーを含んだよう粗い粒が集まった団子ですから、簡単に開いて餌落ちメモリも直ぐに出るようになります。これで餌が着底してから浮きが戻るまでの時間を数えます。私的には約30秒~1分程度で浮きが戻り出すように調整しますが、お好みの時間で浮きが戻るような圧の掛け方になるように調整します。その場合の圧は針のチモト限定です。


 私的には底釣りで当たりが出ないのはどうしてだろう、上ずるのはどうしてだろうと試行錯誤を繰り返して出た結論が、このエアーを含んだ粒状団子餌の作り方にたどり着きました。粉末だと上ずるのですが底釣り用の団子餌で顆粒になっていると上ずり難いのです。


 但しこの作り方は底釣り用の餌専用であってグルテンでは使えません。グルテンでひとまとめにすると上手くほぐれないんです。そのために反対にグルテン餌の場合は水を加えてからあまりかき混ぜないようにすることで、開く速度のコントロールが出来ます。但しグルテン量の多いタイプは少々のことをしても頑固に塊のままになってしまいます。反対にその状態を利用して待ちの釣りをされるか違いますが、私的には触りの出ない状態では待てないので使わない餌の1つです。


 そこでブレンドを考えるのですがグルテン量の少ないグルテン餌では上ずりますので、グルテン量の多い餌と少ない餌をブレンドして作り上げます。ただそれでも上ずってしまう場合はグルテン量の多い餌を足すのではなくて、手水で表面をなめらかにして出来るだけ真円に近いように整えることで、上ずりが極端に抑えることが出来るようになります。
 反対に開きの悪いグルテン餌を作ってしまった場合は、さっさと作り直した方が良いのですが、グルテン餌は調整がとても難しくので手を加えるより作り直すことです。その為にもグルテン餌は少量ずつ作るのが正解ではないでしょうか。


 取り敢えず現状になにか疑問を感じた場合は打開策はないだろうかと、アレコレと工夫してみるのが良いと思うんです。いつ当たるか解らない浮きを見続けても一向に解決策は見つかりませんからね。


 な~んて偉そうなことを書いていますがそれでボーズを食らうんですから、いい加減な話をここに綴っていることになりますよねぇ。でも1日20~30枚程度で良ければこの程度で良いような気がしますが如何でしょう。


 40枚平均にするためにはここに浮きの考査が必要でしょう。1本の浮きで良い釣りが出来たとしても、次の日曜日にも同じ浮きで良い釣りが出来るとは限りません。また別の浮きを試してみてもっと良い釣りが出来るのか反対に撃沈してしまうのか、それを確認するのも1つの答えの出し方ではないでしょうか。
 しかし最近のアベレージが落ちているんですよねぇ。いつになると40枚台がアベレージとなるのでしょう。もう3年も前になりますがコロナの影響が出るまでは50枚台がある程度コンスタントに釣れたのですが、下手くそになってしまったというかこれが歳を取るってことなんでしょうか。いやいやそんなことをいうと長老に叱られてしまいますね。
 さぁてまた頑張ろうっと・・・・