両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラ竿を磯竿に持ち替えて いつもの海へ

 今回もいつもの海にやってきました。まだ明るい時間に到着して仕掛を作って釣り準備です。やや薄暗くなる時間帯のいわゆる夕まずめから夜釣りとなります。


 その昔は毎週のように海まで出かけていました。それこそ夜に出発してまだくらい午前2時や3時から磯に渡してもらい、朝8時には納竿して遅くとも9時までに迎えに来て貰いそのまま京都まで帰ってきたものです。いつの頃からか帰宅する途中に睡魔が襲いだして途中仮眠してすら帰宅することとなりました。京都まで無理して走っても事故の元ですから途中の睡眠を取るのは良いのですが、それが最後には海から戻り磯渡の駐車場で少し睡眠を取ってからと仮眠を撮ったんです。その仮眠から目が覚めると周りはなんと!既に暗くなっていたのですからビックリです。朝に磯から戻って一体何時間眠ってしまったのでしょう。


 それから海に行くことが随分と減ってしまったのですが、この年になって海までのドライブが辛くなってしまっているのも間違いありません。そういう意味からも一月に1回のペースが良い方で、今回は一月飛ばして2ヶ月目に入ってからの釣行となりました。
 しかし海で釣った魚は持ち帰って刺身を作ったり煮物を作って食べるのですが、下処理がどうしても生臭みを感じてしまいます。勿論ヘラブナの生臭さに比べると随分と違うのですが、それでも内臓の処理とかしていると食欲が失せてしまいます。家人に食べさせると食べてくれるのですが、ヘラブナと同じように逃がして帰る方が良いのかも知れないと思うようになってしまいました。


 最近海でのルアー釣りが盛んですが多くの場合はそのままリリースと逃がしてしまうようです。最初はなんて勿体ないことをと思っていたのですが、このところその方が良いのかも知れないと思うようになってしまいました。実際新鮮さは釣った魚の方が良いのに決まっているのですが、漁師や漁協の方達にプロとしての下処理をして、魚屋さんがプロの仕事で仕上げている魚の方が随分と美味しいような気になっています。割烹などではそれが料理人の技が冴えますので余計に美味しく感じてしまうんですよね。刺身などは切っているだけだと思うのですが、やはり何らかの違いがあってそれが味として感じるのですから不思議です。
 余談ですが1玉30円程度の安いうどん玉と1玉80円から200円もするうどん玉では、全くおいしさが違うと感じてしまうのも使われている小麦粉の差だけではないんでしょうね。値段にはそれなりの裏付けがあるってことでしょうか。それがよくわかるのが豆腐です。安いものは凝固剤で固められたプリンのようなものですが、有名豆腐店で一丁300円ほどする豆腐だと随分と違うと感じます。美味しい豆腐には醤油より塩と香り高い山椒の粉を振りかけるとそれはそれは美味しいと感じるのです。


 釣りとは随分と横道に逸れてしまいましたが、いつものポイントにいつもの仕掛けで挑んできました。
 釣り出して早々釣れてくるのは小型ばかり。これは黒鯛に似たキビレで正式名はキチヌですが、このポイントには何年も通っていましたが初めて釣れました。それもこのあと何度もです。なにか今日は違うなぁって感じたのですが・・・

 このようのヒレが黄色いところからキビレと呼ばれていますが鯛の仲間ですね。

 次に釣れて来たのはこのポイントの定番であるスズキの子です。今日はなんと何匹釣れたかわからないほど入れ食い状態でしたが、当然全て海へお帰り頂きました。

 良いサイズを釣り上げたのは紅が先です。約30㎝程度のチヌです。

 次に釣れたのが40㎝余りのセイゴでこれは持ち帰りました。

 このポイントで釣れるスズキは基本的には日本産スズキですが、写真のように背中に斑点のあるタイリクスズキが釣れるのが不思議です。

 今日は色々な魚が釣れてきましたが危険いっぱいのゴンズイです。決して触ってはいけません。

 本当は美味しいけれど小さいから面倒で食べないヒイラギ、植物の柊の葉のように痛いトゲがヒレにある魚です。私はヒイラギよりニイラギといいます。

 専門的に対象魚として釣られるハゼ。私的にはこちらも先ずは食べない魚です。

 そしてやっかいなフグ。スズキ用の大きな針でも飲み込んでしまうほど育っていました。

 途中ストリンガーに通した魚たち。少なくとも大きなストリンガーに掛けられるサイズでなければ・・・それ程小型のスズキの子が多くいったい何匹釣ったかわからないほどでした。全てが大きく育ってくれると大漁なんですが、これからも自然界の荒波の中で生存競争にうち勝って何匹が生き残ることが出来るのでしょう。

 1番下の黒鯛が約30㎝ですから他の魚のサイズもわかっていただけるでしょうか。


 すっかり暗くなった釣り場ですが、この暗い中で釣るのがこのポイントの本番となるのですが、今日もこのポイントは貸し切り状態です。電気ウキが暗い海中にすーっと引き込まれる様子は何度見てもドキドキウキウキします。
 しっかり堪能して帰宅の途に着くことと致しました。


 長距離運転は好きではないのですが、その辛さも来月には忘れてしまっているのでしょう。元々11月が80㎝級のスズキが釣れるハイシーズンなのですが、私的には寒い夜の釣りは10月で最後になります。10月が過ぎると翌年の4月までお預けです。


 来週はまたヘラブナ釣りへと戻ることと致しましょう。