両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 釣れない原因は餌の量

 ヘラブナ釣りに於いて両うどんの底釣りでは安定して釣れることが多いと感じていますが、ランチの後の時間になってパタッと食いが落ちたり、カラツンが続くなんて事も起きるのですが、その場合は床休めの時間が長すぎた結果食い気のあるヘラブナが他に移動してしまったことに起因していたり、反対に寄り過ぎてしまって食い当たりが出にくい状態に陥っていたり、まぶし粉の成分の影響なのか酔ってしまったような状態になって、良い当たりが出にくい事になったりします。


 そんな時の対処方としては、まぶし粉の付ける量を調整してみたり、まぶし粉を新しいものに変更したり、うどんを1度濡らしてからまぶし粉をつけてみたいと、色々と工夫する方法があるのですが、両団子や量グルテンの場合は餌の手直しをして対応するとの話も良く聞きますし、実際私自身の手水を打ってみたり団子餌の調子を変えるために、バラケ餌を増やしてみたり反対に締まる餌を添加してみたりと、色々と試してみるようにしています。


 団子餌やグルテン餌の場合には、調子よく当たりが出ていたものが、時間の経過と共に食い当たりが出にくいとか、食い当たりが出ているのにカラツンが続いてしまうなんてことが案外起きる事があります。
 当然餌の手直しをして対応するのですが実はもっと簡単な方法があります。


 ます初めに団子餌を作る場合には、どの程度の量を1度に作るのでしょうか。


 例えばマルキューのカクシンの場合、餌袋の裏には700CCの餌に対して水200CCと書かれています。グルテンダンゴの場合はグルテンダンゴ200CC+カルネバ200CC+バラケマッハ400CCに対して水200CCと書かれています。この両方の餌で出来上がる量は当然元の水の200CCより多いはずです。
 大凡の団子餌は水200CCを基準にして餌の配合が書かれています。グルテンの場合は大凡100CCのグルテン餌に対して水100CCの割合で作るようになっています。


 私もついついこの表示通りかもう少し多くして何度も作り直す手間を惜しんでいました。ただ実際のところ釣り出して良い調子で釣れた場合は、余計に1度に作った餌を勿体ないとの気持ちもあって使い続けるようになります。


 実はここに落とし穴があると感じているのです。


 餌を使い始める場合は前もって2分~5分程度を吸水時間を取っているはずです。作って直ぐにはまだ十分な吸水が済んでいないために、安定した餌の状態を維持するためもあって暫く放置しているはずです。
 私などは釣り場について何をするよりも前に餌造りをして、それから道具類の準備に取りかかります。その準備している時間を餌の吸水時間として利用しているのですが、準備が終わった段階で直ぐに使える餌が出来上がっている寸法です。


 そして出来上がった餌を使い続けることである段階からカラツンが始まったり、良い当たりが出なくなったりした経験はないでしょうか。
 実はその状態こそ餌を作り直すサインなのです。どれだけ餌が残っているかどうかはわかりませんが、勿体ない精神で使い続けていたり手直しをしてなんとか使える餌にしようと涙ぐましい努力をするのですが、そんなことをするよりさっさと作り直すべきだと思っています。


 特に気温の上昇と共に餌が乾きやすくなります。また水分率が餌を採る場所によって違っていたりします。水の比重は餌より重いのですから徐々に餌桶の下側に降りていきますので、偶に上下を返して水分率を一定に保つ必要があるのですが、それ以外外に桶を2つ使って餌を小分けして、元餌を下にして桶を重ねることで水分の変化を防ぐだけで、時間経過による餌の変化が起きにくくなると考えています。


 ただそんなややこしい事をするよりも、実は1度に作る餌を減らすことで全て気解決するのではないかと思っています。
 つまりダンゴ餌だとしても水の量は100CCを限度とする量を作ることであり、グルテン餌の場合も水50CCを限度にすると、思った以上に餌を使い終わって次の餌を作ることが出来ますので、いつも作りたての最初に想定した状態の餌が作れると思うのです。
 また反対に初めに作った餌が今の池の状態に合っていなかった場合でも、それ程多くの餌を作っていませんので惜しげもなく新しい餌を作り直せると思うのです。


 グルテン餌の小袋入りがありますが、その小袋1つ分ずつ作ることで餌メーカーの想定している状態で餌が作るとが出来ると思っています。決して2袋分を作ることは厳禁ですから気をつける方が良いと思います。
 実際少量だと何度も作り直す必要があり面倒だと感じるかも知れませんが、良い状態の餌を何時までも維持する工夫をするより、新しい餌を作る方が余程良い状態が維持できると思うのです。


 しかしヘラブナ釣りで釣れない最大の原因は面倒だと思う事だと思うのです。浮きとオモリとのバランスの調整や浮き下の小まめ調整、浮きそのものの変更やハリス長の変更、竿の尺数の変更に餌の変更と現状から脱却するために必要な措置を、如何に早く的確に面倒がらずに探るかでその日の釣果が決まるのではないでしょうか。
 その最初で最大の接点である餌を作り替えるのを面倒がっては、釣れるものも釣れないと結果を自らがその状態を作ってしまっているのではと思えてしまいますが如何でしょう。


 釣れなくなったときの工夫として書き出しましたが、その工夫をしなければならない状態に持ち込まないために、餌は少量ずつ作ることに尽きると思います。それは両うどんの底釣りでも同じ事で、時間が経過したうどん餌は簡単にまぶし粉が剥がれないのです。団子餌やグルテン餌も作りすぎないこと。これで釣れないなんて嘆くことなく快調に釣れるはずです・・・あくまでも・・・はずです(笑)。
 まっ騙されたと思って1度お試しを。


 



 
 やっぱり騙された!になりますかねぇ・・・責任は持ちませんよ・・・ハイ