両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 淀の釣り天狗池 釣行記 7月11日(日)

 今日もいつもの通い慣れた釣り天狗池です。曇りや雨の予報だったのですがすっかり晴れて、蝉も鳴き出していましたので梅雨開けを表していそうです。


 連日の雨で池の水も綺麗になっていそうです。釣り終わりに抜き上げる竿の汚れが目に見えて綺麗で、いつもの池が随分と汚れていることがわかります。梅雨が終わりいよいよ夏本番を迎えて茹だるような暑さがやってきました。昨年も猛暑の中でもヘラブナ釣りを続けていたのですが、年を重ねていくと無理は禁物ですから如何に快適とまでは言いませんが、過ごしやすい状態を作るかがとても重要になります。その為にも扇風機を用意したり服の中を風が回ることで汗が蒸発し、快適に過ごせる工事現場用の服を着るのもひとつの方法ではないでしょうか。
 今日はまだ気持ちの良い風が吹き続けていましたので、それ程暑さを感じることはなかったのですが、一気に気温が上がったのか思った以上に体力が奪われてしまいます。
 快適グッズを用意して少しでも身体に掛かる負担を減らすことに心がける必要がありますが、昔取った杵柄でナイターに洒落込もうとする人もいることでしょう。ただ夜でもそれ程気温が下がらない日も多くありますので、夜だから大丈夫と高をくくっていると熱中症になりかねません。ナイターでも水分を十分補給して体力の維持に心がける必要がありそうです。


 どこかの釣り堀でもナイターを解禁してくれると良いのですが、ナイター釣りをされると昼間に釣れないなんて聞きます。実際はどうなのか知りませんが夏に2部制で釣りが出来ると、1日で2回転ですから売り上げも増えそうな気がします。1度考えてもらえないかとは思うのですが、勿論ナイター設備は整っていませんので、桟橋からの落下事故も想定する必要があるとするなら、やはりナイター開催は難しい相談となるのでしょうか。


 さて今回もひとつの実験をする予定です。実は大会前日に実験をしていてそれを大会に生かすつもりだったのですが、大会当日すっかり忘れてしまって実験の続きが出来なかったのです。取り敢えずもう一度実験をしてみてどんな答えを見いだすことが出来るのか、それによって夏を中心とした盛期の釣り方に影響を与えそうです。
 その実験はまさに餌です。両うどんの底釣りで使われる餌のメインはワラビうどんになっています。粘りが強くまぶし粉の附着も良くて使いやすいのですが、反面ジャミに弱い傾向が見られます。その1つが粘りが強すぎるためにジャミに突かれるとそのままダイレクトに浮きに当たりとして出てしまうのです。それはそれは落ち着きのない浮きの動きとなってしまって、その動きの中からヘラブナの食い当たりを見定めるのはなかなか難しいのです。


 そこでもっと粘りの少ないうどんを用意してみようってことです。イメージとしてはジャミに突かれると端からかじり取られるようにするのです。その結果浮きの動きがセーブできないかというものです。余計な動きが的確な当たりを捉えにくかったのですから、その動きをセーブすることで食い当たりを的確に出してやろうとの作戦です。
 ここで問題なのが粘りの少ないうどんは千切れやすいのです。そのために振込時に針から外れやすくてなってしまうことです。短竿ならそーっと置きに行くだけですから針から外れることはないのですが、ある程度の中長尺になると振込に速度と勢いが付いてしまうので、案外簡単に針すら外れて飛んでいってしまいます。そのギリギリのところを狙いたいのですがそうは上手く行かないのが現実です。


 この粘りの少ないうどんの作り方ですが、簡単には通常に作ったワラビうどんをそのまま1度冷凍します。完全に凍ったワラビうどんを再度湯で柔らかく戻すことで強い粘りがなくなってしまいます。この戻す温度が高すぎると簡単に解けてしまいますが、手を浸けられるギリギリの温度で戻すと上手く行きます。勿論何度か湯の入れ替えが必要です。


 ってことで本日の結果です。


 やはり釣り出すとジャミの猛攻で浮きは動きを止めようてはしません。ジャミに突かれ続けているのが良くわかります。ヘラブナが集まれば落ち着くかと思ったのですが一向に静まる気配はありません。そこで用意していた実験用のうどんを試してみます。予想通りジャミで動き続けていた浮きが静止してくれます。ところが浮きにジャミ当たりが出ないだけで少しの時間が経つとうどんが取られてしまい餌落ちメモリが出てしまいます。
 そのうどんを使い続けていると集まっていたヘラブナが何故か散ってしまいました。その後もアレコレと試すのですが、今日は上手く食い当たりを出す事が出来ません。竿も何度か交換したのですが良い結果が出せないまま終わったしまったのです。それも全く撃沈状態となったのですから嫌になります。釣果はたったの16枚で終わったしまったのですから疲れも倍増したのは間違いありません。隣の紅は忙しく動いていた割には12枚といつも以上に釣り上げています。見ていても入れパクを演じていたときもあったのですが、この実験用のうどんで釣れたとのことです。どうしたものでしょうねぇ、、、次も用意すべきかどうか考えてしまいます。


 このヘラブナも2時前になって釣れてサイズ的には39.5㎝あって今日の3位ですが圏外です。しかしそれまでは大きくても34㎝程度と数もサイズも良くなかったのです。


 調子が悪いと感じてた今日でしたが菱田さんが早めに34.8㎝を釣り上げて登録しますがその後は38㎝程度との事でした。
 皆が苦労している時にあの川久保名人は40.6㎝の大助を釣り上げるではないですか。そして追いかけるように淀の松本さんも40㎝の大助を登録です。松本さん愛用の飛天弓 柳で釣り上げています。しなり調子のはずですが思ったより竿の曲がりは大きくないですね。しかしこのように両手で拝んでいる釣り姿はなんか憎らしいのであります(笑)。


 今日の一番最初の登録は伏見の松本さんでした。

 32.3㎝での登録ですが御年80歳を超えている天釣会最長老のはずですが、ニューヨークヤンキーズのキャップですから若いですねぇ。

 今日は小野会長もワクチン接種を終わって参加されています。小野会長が参加されると釣り場が賑やかになります。良いのか悪いのか・・・(笑)

 見た感じとしてはそんなに大きくなかったのですが測られます。案の定32.3㎝と測った中では最小サイズでした。

 ところが最後の最後に38.5㎝を釣り上げるではないですか。でも結果として4位で入賞圏外で終わりました。


 暑さと当たりが上手く出せずに終わった今日の釣りです。まだまだ修行が足りないと感じるのですが、どうすれば上手く食い当たりを出す事が出来るのでしょう。今のところ全く思いつかないで困っています。どうしましょうねぇ・・・行き詰まってお手上げ状態です。ハイ