両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ヘラ竿のメンテナンスと修理 ダイワ

 ヘラ竿はどのように日々管理されているでしょうか。こんなことを書き出している私自身は使いっぱなしで放置しているのですが、竹竿では虫干し程度はしたとしてもカーボンロッドの場合は、釣り終わりに乾いたタオルで拭き取る程度で済ませています。


 大事な竿を手入れする場合の情報をここに載せておきますので、休みの時間を持て余している場合などに手入れしてみて下さい。


 先ず根本的な注意点としましてヘラ竿の場合の多くは並継ぎです。その継ぐ部分には決してメンテナンス剤を使用しないことです。竿用として色々と売られているのですが、それを継ぐ部分に付けてしまうと、簡単にすっぽ抜けたり反対に固着の原因になってしまいますので、何かを塗る場合は成分にも十分に注意するようにして下さい。成分によっては塗膜を傷めるものが使われている可能性があります。
 また竹竿用の蝋やオイルが売られていますが、あれも個人的には厳禁だと思っています。確かに竹竿の枯れを防ぐ事は可能でしょうが、再度胴拭きをお願いした場合に油脂はとても邪魔で漆が上手く乗らなくなってしまいます。気持ち的には蝋質のものを塗って拭き上げると光沢も出て綺麗に見えるのですが、単純に触れタオルで拭いてから乾燥したタオルで拭き上げ、そのまま収納しないで立てかけて乾燥するのが良いと思っています。
 乾燥させる場合も刀を飾るような二カ所で保持するタイプは、竿に癖を付けてしまう可能性がありますので、単純に乾燥させる場合は木の板にそのまま寝かせておくか立てかけておくのが正解ですが場所を取ってしまいますので、私は傘立てを利用していますが何本も一緒にはいるタイプではなくて、それぞれが自立するような傘立てを利用しています。水に濡れた場合も立てて乾燥します。




1.竿を全て取り出してから水道水で軽く流します。
2.台所洗剤を使ってスポンジの柔らかい方で軽く擦るのですが、必ず太い方から細い方へ一方通行で擦ります。決して往復はしてはいけません。特に穂先は破損の原因になってしまいますので、基本的に一方通行で終わらせます。不思議と往復して洗うと擦る力が強くなってしまいます。
3.洗剤成分が残らないように十分にすすぎ洗いをします。その場合すげ口を下にして流すと竿の中に水分が入り辛くて良いです。
4.乾いた布で水分を拭き取るのですが、この場合も太い方から細い方へ一方通行で拭き上げます。
5.細い穂持ちや3番は中に入った水がとても乾きにくいので、タオルを4回ほどたたんだ上ですげ口を下にして、ロッドの3分に2程のところを持って軽くトントンとロッドから手を離して、タオルに落とすようにして水をタオルに落とすようにしますとその後の乾きが早くなります。
6.手元などの太いロッドはティッシュなどで利用して拭く方法があるのですが、失敗して中にティッシュなどを詰めてしまって取れなくなることがありますので、無理に拭き取るようなことはしない方が事故を防げます。万一何に詰まった場合はそのティッシュが乾くのを待って取り出すようにします。濡れたまま無理に取り出そうとすると中でちぎれたりロッドの内側に附着してしまう事がありますので注意が必要です。
7.カーボンに限らず竿を水に濡らして放置した場合は、塗装内に水分が入ってしまって塗膜が膨らむブリスター現象を押してしまいます。それを防ぐためには完全に乾かす必要があるのですが、乾燥させる場合の注意点は寝かさないで立てて乾燥させることです。穂先などは内部に水が入ることはないと思うのですが、穂持ちから持て竿に至るまでヘラ竿の場合は竿尻側が塞がれています。その為に乾燥は上部の継ぎ口からのみとなりますので、出来るだけ真っ直ぐに立てて乾燥するようにすると早く乾くのですが、決して直射日光に当てないようにして下さい。ヘラ釣りは屋外でする釣りですから少々日に当てても大丈夫なのですが、紫外線はロッドを傷めしてしまいますので陰干しが絶対です。
 上手く立てかけるものがない場合は、ペットボトルなどが入っていた縦長の段ボールのフタに切れ込みを入れ、風でも倒れないようにして乾燥させるようにしています。実はこの方法は竹竿に漆を塗った場合の乾燥にも利用できます。


 ヘラ竿のメンテナンスで自分では出来ない部分がありますが、ダイワには色々なメンテナンスを有料でしくてくれるものがあります。ここに多岐に渡るメンテナンスが載っていますので参考にされると良いと思います。


 ここにはヘラ竿の具体的な修理箇所と価格が載っています。穂先のカラマンのリリアンの取付やカラマンそのものの取付などあり、継ぎ部分の固着防止加工ができるのは全く知りませんでした。


 単純に交換部品についてはメンテナンス可能期間であれば手に入りますが、それを過ぎてしまった場合はそれぞれの補修を依頼することで使えるようになります。

 その他問い合わせや検索が出来るページがありますのでご紹介しておきます。


 シマノに尽きましては上手く検索できませんでした。鮎竿や渓流竿については載っていましたがヘラ竿は探せませんでした。