両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ブログの危険と広い心

 昨今話題になっているSNSの書き込みについて少し述べさせて頂きます。


 SNSとはSocial Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略で、社会的な繋がりの提供を意味します。
 根本的にいったい何?ってことになるのですが、このヘラブナ釣りブログのような長文(失礼)を発表するのではなく、短文で気楽に発信出来る場の提供によって、社会的繋がりを持とうとするものがSNSです。サークルや部活動の連絡用であったり仲間内だけの会話のつもりで利用されていたりするのですが、ネットはそんな閉鎖的な空間ではなくて、いってみれば大通りに面した窓を全開にして叫んでいるのと同じ事です。


 一次問題になったバイト先でのイタズラを仲間内だけのつもりが写真をたのに、その写真は世間にも公開されて店の休業や損害賠償などに発展したことがありましたが、ネットの公開性や範囲についての無知がそうさせてしまった証拠でしょう。
 1度ネットに公開された写真は決して削除することは出来ません。誰が見ても良いようなものに限定すべきなのですが、このくらいは大丈夫との思い込みは危険で、特に若い女性のスナップ写真は、風俗などのCMに勝手に使われたりする危険もはらんでいるのです。1度使われてしまうとアップされているところを消したとしても、誰かに閲覧されたり二次使用されると消しようがないのです。


 夕食の献立やお弁当に旅行記や外食に子供服、極端には自身の化粧の過程などとてもプライベートな話題でも平気で載せてしまうのですが、それは目の前にある画面だけを見ているために、広く公開している意識が乏しくて何万何千何億人の耳元で話しかけている意識がとても乏しいようです。
 また昨今話題になっている誹謗中傷など匿名性により公開処刑的な事を平気で書き込む人も増えているのですが、そんな誹謗中傷も大勢の人達の耳元に話しかけている意識はなさそうで、ひとり悦に入って歪んだ正義感によって攻撃している人のなんと多いことでしょう。


 それこそ口汚く罵るような事を平気で書けるのもその匿名性によるものですが、やっと総務省もその対策に乗り出そうとしているようですが、危険なのは表現の自由に政府が関与できる状態を作ってしまうことです。そんなことにならないように自制心のある書き込みをして頂きたいと思ったりします。


 ただ現在でも本当は匿名性など担保されていないのが現実で、誹謗中傷している人達についてネット管理者は全てのIPアドレスが取得可能であり、書き込み者の特定が簡単に出来ることを知らないようです。匿名性が担保させているように見えるのは、ネット管理者によってそのIPアドレスを公開しない姿勢が貫かれているだけで、裁判所命令が出れば公開されて書き込み社を特定出来て損害賠償請求も出来る事になっています。


 コロナ騒ぎによる自粛が要望されたのですが、それに従わない人または従わないように見えてしまった人や店に対して、暴力的対応を取った自粛警察なる一部の歪んだ正義感を発揮する人達もまた、ネットに書き込む人と同等かそれ以上の歪んだ正義感によって、自分は正義を行っているとの高揚感で暴走してしまうのでしょう。
 クラスター発生場所となったライブハウスの玄関鍵に接着剤を流し込んだり、暴言を吐く電話を掛けるなんてバカな行為としかいいようがないのですが、その人達にとっては自分勝手な正義感の表現になっているのですから始末が悪いですね。


 コロナ騒ぎに乗じた正義の発揮も、ネットに書き込む歪んだ正義による誹謗中傷も、結局は人間の持つ闇なのかも知れないと思ったりします。日本はいつからこんなに世知辛い世の中になってしまったのでしょう。本人達は決して闇とも思ってないのでしょうが、芸能人に対する公開処刑を平気でするマスコミや世間の冷たさは、自身を振り返って見て公明正大であり聖人君子の生き方をしていると誇れるのでしょうか。日本人は寛容な心をいつなくしてしまったのでしょう。
 食品偽装を自ら告発したホテルでも最後には社長の首を取るまで追い込むマスコミの姿勢は、その昔の切腹すれば許してやいとする切腹思想そのもののように見えてきます。芸能人の自粛や引退を迫る世間の目は、歪んだ正義そのもののように見えてなりません。



 私はこのヘラブナ釣りのブログを書いていますが、以前から色々とネットに拘わり続けていました。それこそWi-Fiなんてものがなく電話回線を使っていた頃からであり、今のようにメールが直ぐに届く時代でもなく、1通送信しても何時間後に届くか解らない、夜送って朝に届くなんて事もあった時代からの関わりですが、数十年もネットに関わっていますとネットの怖さやネットの中で起きる争いも見聞きしてきました。
 誹謗中傷なんて当たり前の世界がネットには存在するのですが、現実世界と仮想空間としての世界がそれで、仮想空間なために自分を隠した状態だと思い込んでしまっているのでしょう。


 反対にハーバード大学から始まったFacebookのように、全ての正体を公開して繋がりを広く密に持とうとする人達のネット集団となりましたが、反対にTwitterのように正体を隠して投稿出来る場が作られています。有名人のTwitterの書き込みも酷いことが平気で書かれています。なんと心の貧しい人達がこんなに多いのだろうと思うのですが、これからもそんなに状態が続き改善される見込みは少ないと思います。
 食べOグのように投稿者の匿名性が担保されているために、店は公開されているにも拘わらず書き込みは匿名であり、店に対する中傷の書き込みは目を覆いたくなります。
 実はそんな書き込みのプロ集団も存在します。店を繁盛させるような高評価の書き込みを続けてみたり、反対にライバル店には酷評を書き込んだりと、バレないように巧妙な手段が執られています。勿論提供しているその場も無料開放しているように見えて、実は利益誘導型でもありますので色々な思惑が隠れているのです。



 このように私自身もここで好きなように書いていますので、それこそ何かを書き込まれるかわからないのですが、ブログを公開するということはそれも付きものだと思っています。書いている内容につきましても、私的にこれが正解なんて事はおこがましくて書けないのですが、別の読み取り方をされる方がいても不思議はありません。
 ただヘラブナ釣り師にそんな悪い人はいないと思っていますが、読んで頂いている皆さんの広い心に助けられているのが現実です。
 毎日500人以上の方が私のブログを読んでいたただいています。多い時には1000人を軽く超えだ日もありました。もう何ヶ月も1ヶ月当たり15,000人を超える方が訪問して頂いています。今年の1月には21,000人を超えましたので、1日平均700人を超える計算になります。
 多くの方が長く訪問して頂きながらも毎日書き続けられるのは、色々と読み取って頂いている結果だと思いますが、それよりもう書くな!との批難されることがなかったのです。私のような小心者は批難されるとシュンとなってしまって立ち直れなくなります。
 ネットの凶暴性や暴力性は人の闇に隠れた歪んだ正義感から発揮されるものですが、ヘラブナ釣り師の皆さんはなんと紳士的で素晴らしい人達の集団でしょう。
 今までにも書き込んでいる内容に対してコメントを頂くことがあります。基本公開して返信していますので見て頂ければ解るのですが、今のところ批難されることなく続けることが出来ました。実際書き込むテーマに困ることもあるのですが何とか書き続けてこられました。
 それだけヘラブナ釣りに悩んでいる結果でもあるのですが、全てを整ってしまったベテラン釣り師は悩みも少ないのでしょうね。


 私のような下手くそはこれからも悩み続けることとなるでしょう。釣行を重ねれば重ねるほど新しい悩みが湧いてきます。


 ここに訪問頂いた皆様にもコメントを残して頂ければと思います。皆様からのアドバイスを心よりお待ちしています。