両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 真冬の雨後対策

 四季を通して対象魚となっているヘラブナですが、それは四季を通して釣れるからにほかならないと思うのですが、それでもある時にはパタっと釣れなくなってしまいます。これが野池なら当然のことと思うのですが、釣り堀で多数のヘラブナが放流されているにも拘わらず、食い気を起こさせるのが甚だ難しいと感じる時があります。


 こんな当たりすら貰えない日は、往々にして前日か2~3日前に降った雨が影響しているように思うのです。当日の水温がどうだったかも重要ですが、前日か前々日の水温からどの程度下がったのか、それがとても重要な要素と思われます。
 反対に雨の日または曇りの日が良いとの意見もお聞きしますが、個人的に雨の日が良いとか曇りが良かったとの記憶はとても少ないのです。同じように風の強い日も食いが落ちているような気がしています。まぁ雨降りの煩わしさの方が強いのかも知れませんが、やはり青空の下で快適に釣りをしたいものですよね。その煩わしさが釣れない状態を倍増しているのかも知れないとは思ったりします。


 さて、そんな池の状況が悪くなったときでも、釣果を伸ばす人は必ずいるわけです。皆が皆釣れないのなら仕方ないと諦めが付くというものですが、誰かが釣っているとどうして釣れない、どうして当たりを返してくれないと悩んでしまいます。
 先日の新春釣り大会でも感じたことなんですが、当たりがなかなか貰えないのです。綺麗なツン当たりは1日7時間の内でいったい何度あったのか、多分5回も無かったのではないかと思うのです。ややこしい当たり方や黒線程度の当たりなど、そうそう綺麗な食い上げ当たりですらスレだったり、誘いの後の当たりもカラツンだったりと、ひたすら疲れる釣りが続いたのです。
 そうこうしていると、誰かが釣り上げている様子が聞こえてきます。先日はやけに行儀の悪い釣りクラブが大会をされていて、私の釣り座は近い場所でしたからその大声には閉口してしまいました。頭からスッポリとフードを被って少しは聞こえないようにしていたのですが、それでも大声の話し声や笑い声は聞こえてしまいます。
 不思議とそれも時間と共に釣れない釣りに集中しだすと、余り聞こえなくなるんですよね。と・・・思っていたのですが、案外釣り初めの勢いの良さは時間の経過と共に疲れて静かになっていたのかも知れないですね。


 そういえば私の良く行く釣り天狗池でも、当初は釣り座に空きがないほど釣りクラブが多く訪れていたからかも知れないのですが、やけに煩い池だと思っていた時期がありました。その声から逃れるように釣り座を移動したことも記憶に新しいですが、今は釣りクラブで利用される回数も減り個人で訪れられる釣り人が増えたためか、随分と静かになったような印象があります。どうして釣りクラブの人達は周りを気にされないような振る舞いになってしまうのでしょう。仲間意識が強すぎるのかも知れませんが、ヘラブナ釣りはもっとマナーの良い釣りだったはずです。よくよくバサーのマナーの悪さを野池組のヘラ釣り師から聞きますが、そのヘラ釣り師の団体であるクラブで大会をされるとどうして行儀が悪くなってしまうのでしょうね。私達天釣会も例外ではありませんので気をつけたいことです。


 随分横道に逸れてしまいましたが、いつしか静かになった池から聞こえるヘラブナの上げる水しぶき音が、やけに大きく聞こえてくるのには焦りすら感じていました。それほど当たりが出ない状況が続いたのです。なんと午前中に出た当たりが5回ほどで1枚の釣果にスレが4枚程度しかなかったのです。
 その後なんとか当たりを出そうと尺数の変更、浮きの変更、ハリスの長短の変更、そしてうどんのサイズにまぶし粉の変更と手を変え品を変え、終了の2時間ほど前になってやっと当たりの出る状態に持ち込めました。その結果午前の釣果1枚を入れて14枚に何とか辿り着くことが出来たのです。同時にそれほど当たりの出ない日だったので、ついつい小当たりも合わせるような下手くそな合わせとになってしまって、スレが20枚以上も出る始末となりました。
 スレが多発するには何か原因があるはずです。最低限寄ってきているのは間違いないですから、如何に食わせるかが今後の課題となりますが、はたしてどこにどんな答えが隠されているのでしょう。


 例え活性の落ちた雨後の釣り堀だからといって、当たらない食わないと嘆くより、今その場で出来ることを1つずつ試す以外はなさそうです。そして何か見つけることが出来たとすると、とても大切な引き出しが1つ出来た事になると思うのですが、はたしてそんなうまい話は転がっているのでしょうか。
 ただそんな工夫をされなかった方は、やはりボーズを喰らってしまったのですから、無駄な努力だとしても色々と試す必要はありそうです。色々とやりきった後でも答えが見つからなかったとすると、自分の腕の無さを嘆くこととなり夢の中でもうなされるのでしょうね(笑)。


 次回の釣行もどうも雨模様の様相です。そんな中でも釣果を伸ばす事が出来るかどうか、それとも忍耐が試される1日となるのかどうか、もがき苦しむ様子を夢に出てしまわないように、快調な1日となる事をひたすら願うのであります。
 取り敢えずは前回良かったシステムバランスを試してみて、良い結果が出たとすると今の時期はこれだ!って答えが出ることでしょう。しかし、ホンの1ヶ月前とこれほどにも違いが出るなんて、まだまだ奥が深く修行の日々が続きそうですね。