両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 餌の色について

 今回のお話のポイントは釣り堀限定との前提で話を進めます。


 ヘラブナ釣りの餌といえば団子餌でしょう。元々はマッシュが多く使われていたはずですが、今では麩が主体になっていると思います。またマッシュをバラケ難くするためにグルテン餌ももう一つの主流となっていると思います。

マルキュー(MARUKYU) マッシュダンゴ
マルキュー(MARUKYU) マッシュダンゴ
マルキュー(MARUKYU)
2012-10-19
スポーツ&アウトドア
マルキュー(MARUKYU) 野釣リグルテン
マルキュー(MARUKYU) 野釣リグルテン
マルキュー(MARUKYU)
2012-10-19
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 私的には、「ヘラブナ釣り=うどん」の公式が出来上がるのですが、今日のヘラブナ釣りの世界では偏狭でしょうし関西以外では団子餌が主流でしょう。トロロは何となく邪道的で好きではないのですが、トロロが使われ出したのも案外古くて、もう40年程は経っているのではないでしょうか。

マルキュー(MARUKYU) ふかトロ
マルキュー(MARUKYU) ふかトロ
マルキュー(MARUKYU)
2012-10-19
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 団子餌の中で昔からある餌の1つに、「赤ヘラ」があります。私的には古い餌との認識があったのですが、赤ヘラには麩が主体となっていますので案外新しい餌だったのでしょうか。「団子の底釣り夏・冬」も案外古くからある餌のような感覚があるのですが、新しい餌が出ても消えないのですから人気があることになるのでしょう。
 またもう一つの主流だったのがスイミーでしょうか。スイミーも随分昔からある印象ですが、スイミーは鯉の餌からの流用だったような気がするのですが良くわかりません。

マルキュー(MARUKYU) 赤へら
マルキュー(MARUKYU) 赤へら
マルキュー(MARUKYU)
2012-10-19
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マルキュー(MARUKYU) ダンゴの底釣り夏
マルキュー(MARUKYU) ダンゴの底釣り夏
マルキュー(MARUKYU)
2012-10-19
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マルキュー(MARUKYU) ダンゴの底釣り冬
マルキュー(MARUKYU) ダンゴの底釣り冬
マルキュー(MARUKYU)
2012-10-19
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マルキュー(MARUKYU) ヘラスイミー
マルキュー(MARUKYU) ヘラスイミー
マルキュー(MARUKYU)
2012-10-19
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 さて、団子餌を使い慣れてない私が今回あえて取り上げましたのは、ヘラブナ釣りに於いて餌の色は影響するのかどうかです。


 主流だったマッシュは白く仕上げられていました。麩餌は白もあれば若干ベージュっぽい色が付いているのもあったように記憶しています。赤ヘラは白色の餌で仕上がっています。スイミーは緑色ですがペレ道のようにペレット色もあります。

マルキュー(MARUKYU) ペレ道(どう)
マルキュー(MARUKYU) ペレ道(どう)
マルキュー(MARUKYU)
2012-10-19
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 単純な話で申し訳なのですが、水の中でどの色が目立つのか目立たないのか、目立つ方が良いのか悪いのか、今回の話のポイントはここです!!


 ヘラフナを寄せる成分は基本臭いです。この臭いの成分の中でどれが寄り優れているのかは、私的には検証出来ていないのですが、魚の世界で常識とされているのがアミノ酸です。鮭の嗅覚は人の100万倍とされていてその嗅覚(人間では味覚に近い感覚)によって母川回帰性が保たれているとする説が有力です。
 一部磁気や視覚による説ですが、既に実験によって磁気説は完全に否定されていて、磁石を取り付けた鮭は100%母川回帰しているので、磁気は頼りにしていないことになります。視覚については50%の確率で母川回帰をしていますので、完全には否定出来ないのですが、複合的な要素で母川回帰しているとしても、大海原を回遊して母川に戻るのは0.4%とされているので鮭の世界も大変ですね。


 またまた余談でしたが、優れた臭覚によってヘラブナも餌打ちポイントに寄ってくるのは間違いないと思うのですが、大きな池で自分一人だけが釣りをしていたとして、その池の全てのヘラブナが自分の前に寄ってくるのかどうか。
 私は未だかつてそんな光景を見たことはありません。ただ飼育環境では餌を撒く場所に全体の魚が集まってきますので、習慣化されるとより多く集まる習性があるということになります。


 現実的に自分のポイントに集まるヘラブナがいたとしても、その2m離れた他の釣り師のポイントにも同じように集まっています。またその隣の釣り師の前にもヘラブナは集まっていますので、均等に集まっているとは思いませんが、それぞれのヘラブナが自分の好みに合ったエサに集まっていることになります。
 選択的集合をしているのかどうかですが、私的にはあくまでも自分の前に集まるヘラブナは、自分のポイント前の半径2mの範囲内に居るヘラブナが、その餌によって集まっているに過ぎないと思うのです。場合によってはもっと小さな範囲かも知れませんが、そんなに広範囲ではないと思うのですが如何でしょう。
 その証拠として先着している釣り師の横に入って釣り出しても、先着者が良く釣れて自分はさっぱりなんて経験はしたことがないのです。


 寄せる範囲がそんなに広範囲ではないと仮定しますと、有効な手段として餌を打つ音が上げられます。広範囲から集める為の必要なアミノ酸は特に必要なく、毎日釣り人や池主によって与えられている餌に慣れているため、そーっと餌打ちするよりも餌が落ちる音を聞かせた方が寄ってくるはずです。そういう意味では水面を餌で叩くような音をさせた方が、餌が撒かれた事をヘラブナに知らせることが出来ると思うのです。
 臭いの拡散より水中での音の伝達の方が遙かに早く遠くまで聞こえますので、昔のように静かにする必要はないと思うのです。そのために落とし込みより振り込みの方が集まりやすいと思います。(水面で餌が拡散するのも要因ですけどね)


 ここまではまだ前提です。話がなかなか進まないですねぇ(笑)。
 音や臭いによって集まったヘラブナが、今度は餌食い行動に移るわけですが、闇雲に口をパクパクさせて、漂っている餌を食おうとする光景は見たことがあると思いますが、闇雲に動かす口を積極的に餌を食わそうとするには、やはり視覚に訴える必要があるように思うのです。


 何度もここで書いてきましたが、うどんを餌にした場合は、ウドンからまぶし粉が剥がれてからヘラブナは食ってきます。
 寄せ餌であるまぶし粉がたっぷり着いているうどんは、なかなか食ってくれないのです。その為底までは張り付いたままであっても、着底後いち早くまぶし粉は剥がれて欲しいのですが、これは団子餌でもいえるのではないかと思うのです。
 団子餌は当然うどんのように剥がれて刺し餌が出てくるのではなく、全てがまぶし粉状態ですから、その塊を如何に食わせるかになるはずです。


 話をもう一度うどんに戻しますと、うどんの色は何色が良く食うかです。今までの実験では 白色>黄色>赤色>緑色 の結果になりました。これはうどんを実際に染色してまぶし粉は同じで実験した結果です。


 この順位からいえば、目立つ色の方がヘラブナは食ってきたことになります。


 水中では、同色(保護色)となって目立たない緑色は見つけにくいでしょう。赤色は水中では黒色になりますので、やはり目立たないのではないでしょうか。


 団子餌でも同じ事がいえないかです。白色のマッシュや麩、グルテンの方が目立つでしょう。保護色のスイミー系はやはり目立ちにくいと思うのです。ペレ胴は毎日餌として撒かれるペレットの色ですが、やはり目立たないと思うのです。
 マッシュより麩が主体となったのも、水中で広範囲に漂うからでしょう。ただ広範囲に漂ったとしても、塊の餌を食うことにはならないと思うのです。
 他に漂う餌に紛れて食わせる釣り方がありますが、その場合は食わせ餌は目立たない方が良いのでしょうね。
 鯉釣りのスイミーや大コイのような餌は水中で目立ちませんが、コイはヒゲによって泥の中にいるミミズやユスリカなどを探し出して食っていますので、視覚は余り必要ないと考えられます。

マルキュー(MARUKYU) コイミージャンボ
マルキュー(MARUKYU) コイミージャンボ
マルキュー(MARUKYU)
2012-10-19
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大ごい (徳用) マルキュー
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 嗅覚で集めて視覚で食わせる


 私的に積極的に差し餌を食わせるには、このように考えていますが如何でしょうか。