両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り スランプ脱出は食用うどん

 8月の最終日曜日には、綺麗な当たりも出せるようになって51枚を数えることが出来たのですが、9月1日の釣行ではまたまた20枚台に落ちてしまいました。早釣りの10時30分からの1時間の間でもやっと5枚釣り上げる程度で、10時30分という時間であれば10枚を釣り上げていい時間帯です。それにも拘わらずたった5枚で終わったということは、何かがおかしくなったというか、まだまだ解決しなければならないものがあったということですから、本調子とは行かない有り様でこれはいったいどうしたことでしょう。


 8月の夏枯れ的釣果不足は、1つは水温の上昇という対外的要因があったと自分に納得させているのですが、自分としての落ち度としては餌とまぶし粉のバランスが合っていなかったように思うのです。それを先週は解決出来たかに思えたのですが、どうもまだもう一工夫が必要だったのでしょう。


 また余りにも多いジャミに翻弄されてしまい、的確な当たりを出す事が出来なかったのです。フワフワとした当たりが続き、やっと上下動も収まったと思った段階では既に餌は無く、ジャミの中を突進して食ってくれた勇敢なヘラブナだけを釣り上げられるような状態で、毎週毎週頭を抱えてしまう程に苦しんでいたのです。それがやっと先週は調子を取り戻したかに思えたのですが、先日はまた釣果を落としてしまうこととなりました。


 それではどんな対策が取れるのでしょう。実は今回の釣行でひとつの答えがでています。それはワラビうどんより食用うどんの方が綺麗な当たりが出たことです。実は何度かここでも書いているのですが、ワラビうどんは粘りが強くて、ジャミが突くと簡単には千切れず、それが当たりとなって浮きを上下動に動かせてしまうのですが、食用うどんであれば、ワラビうどんに比べますと相当脆くて、ジャミが突いたとしても端を囓り取ることが出来るのです。その為浮きには上下動が現れないでヘラブナが食ってくれたときに、綺麗なツン当たりを送ってくれることとなるのです。


 ここで誰でも思うことですが、だったらどうして常時食用うどんを使わないのかとの疑問が湧くはずです。それは食用うどんは尿素で煮て割れを防ぐようにするのですが、どの程度まで煮るかが難しく、煮る時間が短ければ硬く仕上がってしまいますし、煮過ぎるとうどんが割れてしまって簡単に針から外れてしまいます。その丁度良いタイミングで煮上げるには、やはりそれなりの経験を積んで上手く煮上げなければなりません。
 その点我が菱田師匠は、毎回毎回常人では真似の出来ないうどんに仕上げてこられるのです。またそのうどんを綺麗なフォームで同じポイントに打ち込み続けて釣果を伸ばされるのですが、その点は真似したくても出来ないので諦めざるえません。


 また食用うどんとワラビうどんと単純に比べますと、やはりワラビうどんの方が柔軟性が高く、粘りも強いために少々柔らかく仕上げたとしても割れ難く、特に冬場には最適なうどんに出来上がるのです。また季節に合わせてうどんの太さが簡単にコントロール出来るのです。


 このアドバンテージはなかなかのものと思うのですが、得てして大助を釣りたいと太いうどんを使ったとしても、25㎝程度のヘラブナが食ってくるのですから、思った以上にヘラブナの口は大きく開くものだと思いますが、もし団子餌的に上針は寄せのため、下針は食わせのためだとするならば、上針に太いうどん下針に細いうどんと使い分けても良いはずです。
 またそれがとても良い結果に結びつくことも多々ありますので、両うどんだとしてもその考え方を取り入れるべきだと思いますが、ついつい大助を釣りたいとの思いが先走ってしまい、下針にも大きなうどんを付けて当たりを遠のかせているかも知れませんね。


 いずれにしても色々と試すことで何か答えが見えてくると思うのですが、さて次はいったい何をすると良いのでしょう。
 答えはコレだ!なんてことはないんでしょうかねぇ。


 実は我が小野会長は、周りのベテラン釣り師達が釣れなくても釣り上げる人です。反対に言いますと小野会長が良く釣る日は周りが釣れないのですから、半分は疫病神・・・ではなくてとても良い腕をお持ちだという証明でもあるわけです。


 いったいどんな餌でどんなまぶし粉を使われているのでしょうねぇ。


 ん?会長に教えて頂いたら良いのにですって?


 まさか!そんな怖いこと出来ませんから・・・ハイ