ヘラブナ釣り ヘラブナ釣りはカオス理論
数学の世界ではカオス理論というものがあります。単純に言うと数的誤差により予測できない理論です。
ヘラブナ釣りもああだこうだと色々な事を言いますが、何のことはない計算しても答えが導き出せないカオス理論そのものではないでしょうか。ある方法で釣れたとしてもその前提条件が違っていると違った答えが出てしまいます。
例えば1月1日の晴れの日に水深3mの池で水温が10度で北風2mの日には、ある仕掛けとあるエサをある水加減とある圧を掛けて丸めた餌を針に着け、ある尺数の竿を使ってある浮きである沈下速度の場合に良く釣れたとしても、その何日が後に同じ池へ訪問したとしても、全く違っているでしょうし雨が降るだけでも全く違ってくるはずです。
同じ池で晴れから雨になったとの条件を入れるだけで全く違ってくるはずです。それが他の池や他の季節だとすると、前提条件が違っているのですから、同じ釣り方で同じように釣れるとは限らす。現実的には全く違っていくるはずです。
となるとわかったような気になってあれが良いこれが良い、こうすると良く釣れるなんて話は、全く根拠のない戯れ言でしかないことになります。
な~んて事を言ってしまうと面白くも何ともないのですが、反対に答えがないからこそヘラブナ釣りは楽しいのだと思うのです。
ある日あるとき爆釣が出来たとしても、それはただの偶然でしかないのです。しかし知識としての引き出しが多ければ、色々さ工夫する余地も多くありますので、例え釣れないとしてもある程度は満足が出来る釣果が得られるようになるはずです。
底釣りの場合にはカラツンが増えたとすると、先ずは床取りをし直します。たったそれだけでカラツンが解消することも多々あります。
次に餌のサイズを少しずつ小さくしていきます。上下の餌のサイズを小さくするのですが、上針はそのままで下針だけ小さくするのも方法です。
その次は浮き下を少し伸ばします。つまりズラシ巾を大きくします。
その次は浮きの浮力が少ないタイプに変更します。
その次はハリスの長さを調整します。
その次は・・・とただ漠然と釣り続けるのではなくて、少しずつ調整をしてカラツンが出なくなるところを探ります。
これらの変更を1つずつするのもアリですが、同時に2つ3つの変更をするのもアリでしょう。
以前にはこの方法で良く釣れるようになったから、は。ただの参考としてその変更をしたにも拘わらずどうして釣れないんだ!とは思わないことです。まだ工夫の余地があるはずだからです。
しかし何をしても改善しない事もありま心情としては混沌とした気分になってしまいます。まさにカオスですが・・・それで諦めていては釣りは成立しませんので、益々足掻き苦しむのですが、どこかで今日は駄目!とスッキパリツ諦める方が精神衛生上はいいのかも知れません。
実際私の場合にはまだ少し時間が早いにも拘わらずサッサと納竿して帰宅するなんてこともあります。もう嫌!・・・無理!と、動かない浮きを見続けるのに疲れてしまって、竿を片付ける虚しさを感じながら帰宅してしまいます。
そこでまた思うのです。ああなんて下手くそなんだろうと・・・知識と知恵が回らない結果だと思うのですが、カオス理論では答えが出ないのですから、まぁ良いかってことで納得するしかないんですよねぇ。
キット良い釣りが出来る日が来る事を信じて・・・ね!(笑)。
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