両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラ竿から磯竿に持ち替えて 海釣り釣行記

 先月まだ早春の海へ釣行し運良く45㎝を頭に2枚の黒鯛とスズキの子を釣り上げる事が出来ましたので、そろそろ乗っ込み本番を迎えるであろうこの時期に再挑戦と相成りました。前回の釣行でなんとなくの特徴を掴めたと思いますので、再挑戦にはもっと工夫を凝らして攻めてみようと思っての釣行です。
 本当はいつも行くポイントは梅雨頃が正解のポイントなんです。そういう意味ではまだまだ早いのですが、ついつい挑戦してみたいと思ってしまいます。


 ただ実際数多く釣り上げたところでその時は楽しいのですが持ち帰った後の処理は大変で、鯛の種類はウロコも硬くウロコを取るだけでも一苦労で、骨も硬いために3枚に下ろしたり頭を兜割りにするのも大変です。その処理を考えると1枚か2枚で十分でそれ以上の数は勘弁して欲しいのです。
 これがハマチや鯖のような青背の魚の場合は処理も楽で、大きすぎる魚体は別としてまな板に乗る程度であれば楽なんですが、まな板を超えるサイズになると一般家庭では処理しにくいですよね。


 まだ若かりし頃は船に乗ったり磯に乗っては必死になっていたので、真鯛を大きいのを釣り上げた経験があるのですが、その頭は西洋皿のサイズ位ある大きさでした。ただ流石にこれほど大きくなると身割れしたり、大味でそれ程美味しいとは感じなかったので、やはり昔からいわれているように目の下1尺程度が美味しく食べられるサイズです。全長としては40㎝~45㎝程度でしょうか。


 まぁまぁサイズも選んで釣ることが出来ませんので、取り敢えずは釣れても良いし釣れなくても良いしと気楽な釣行となっているのですが、今のところ毎釣行でそれなりのお土産が釣れていますので、肩肘張らずに気楽な釣行を繰り返しています。それこそヘラブナより楽な釣り方をしているかも知れないです。


 鯛は処理が大変ですがスズキはウロコも硬くないので処理は楽なんですが、極端な70㎝や80㎝の大型は釣って面白いのですが後が大変です。やはりこちらも40㎝~50㎝程度のサイズが釣れてくれるとその後の処理も簡単で良いと贅沢に思ったりしています。但しスズキの美味しいのは間違いなく大型です。40㎝程度では脂の乗りが少なくてさっぱりし過ぎています。大型になればなるほどビックリするくらい脂が乗っていますので、昔から洗いが美味しいいわれているのでしょう。私はそんな脂の乗ったスズキのあら炊きが大好きなんですよねぇ。


 まっ贅沢なことはいえないのですが40㎝程度だとしても何匹も釣り上げると大変ですから、2本釣れたらそれで良しと思うのですが、釣れている間はまた釣り上げたい衝動に駆られるのですから困ったものです。まぁ実際は実際そんなに多数釣れるものではないんですけどね。


 って事でいつものポイントへ直行です。天気も良くてとても気持ちの良い日となりました。ただやはりまだ春早かったのか日が陰り出すと寒くて、防寒着がまだまだ必要な日となってしまいました。


 先月は地元の漁師に声かけられて、そんなところで何か釣れるんかい?って呆れられたのですが、そんなポイントで昨年は74㎝のスズキが釣れましたし先月は45㎝の黒鯛が釣れたのですから、自分なりになかなか良いポイントだとは思っているのですが、昔から同じポイントで誰か他の人が竿を出して釣るなんて事はなかったのです。それ程に誰からも見向きもされない場所なのですが、それが不思議と昨年は2度ばかり先行者が居られたのです。


 そんな見るからに2級ポイントいや実際には3級ポイントですが、そのポイントで釣り上げた魚は臭みもなく美味しく食べることが出来ます。河口付近にいるスズキや黒鯛は生臭くて食べることは出来ませんが、海水濃度の高いところほど臭みが出ないので、そんなポイントへ釣行されることをお薦めします。
 同じ理屈で最近スーパーで鮭またはサーモンと称されて売られているの多くはニジマスで。ニジマスは本来淡水魚ですが海に下ることも可能ですから、海水域で養殖されたニジマスが切り身や生食用として売られているのです。海で飼育されていますからサナダムシの寄生の心配も少ないので、回転寿司のサーモンやスーパーの生食用として売られるのですが、淡水魚の臭みもないわけです。


 ってことで今回の結果です。今回は不思議と潮の動きが悪く、まさに潮が悪いと感じるような状況で、当たりも少なくフグが餌を突く程度で終始してしまったのです。結局小さなスズキの赤ちゃんが釣れた程度で終わってしまったのです。 


 水温は測ってないのですがバケツで潮を汲んで触ったのですが、まだまだ海の中は春とは感じないほどとても冷たい水温でした。でも乗っ込みシーズンに入っているのは間違いないと思うので、近いうちに乗っ込みを狙って再挑戦するか、産卵後の荒食いを狙うのかもう少し考えてからと致しましょう。