ヘラブナ釣り 両うどんの底釣り まぶし粉の量
ヘラブナ釣りは大きく分けて、宙釣りと底釣りに分かれます。宙釣りはカッツケから深宙と水深や狙った層にが違いますが、餌が底に着いてない状態での釣り方で、ヘラブナは基本的に中層魚ですから、とても理に適った釣り方となります。
もう一方の底釣りは、バランスの底釣りと段底に分かれますが、段底は中層釣りの延長線上にありますので、分類的には宙釣りに含めるべきでしょうが、着底している餌を浮かさない限りは底釣りです。
ただよくやられている釣り方として、段底では縦誘いを掛ける方法です。縦誘いをすると着底している餌が宙に浮き、その餌が着底するまでに出る当たりを取ると、これは中層釣りとなりますので宙釣りです。実は着底してからの当たりであったとしても、縦誘いを掛ける段階で、既に底釣りではないのです。
両うどんの底釣りの場合は、いわゆるバランスの底釣りですから、両針両餌とも着底している事が条件となります。そのためヘラブナが上ずったからと、狙うタナを中層に移動する事はなく、あくまでも底で餌を食わせる事が絶対条件となります。
当然縦誘いは違反行為です。誘いを掛けるのも引き誘いか送り誘いだけです。つまり餌が底から離れることを禁止しているのです。ということは中層魚のヘラブナを底で食わせるのですから、無理矢理難しくして釣っていることにもなります。結果として中層の釣りのように爆釣することは少なく、余程のことがない限り100枚を超えることはありません。
実際のところ50枚釣れると、とんでもなく良く釣れたとの思いがしますが、50枚も運が良くなければ難しい数字です。
その難しい釣り方であったとしても、如何に食わせるかが釣技となるのですが、色々な仕掛などを工夫しても限界があります。やはり最も有効なのは餌の工夫でしょう。それこそ良く釣れるときは、何をしても良く釣れるのですが、釣れない時や食いが止まったときに何をするかで、最終的な釣果に差が生じます。
両うどんの底釣りですから餌はうどんです。うどんも食用うどんからワラビうどんと大きく分かれますが、素材の差はそれ程感じません。それよりもうどんの硬さや粘りなど、うどんの性質によって差が生じると考えています。
うどんの性質としては先ずは硬い柔らかいがあります。実際のところ硬いうどんほどカラツン率が高いと感じていますが、これもまた食う時はどんなうどんでも食ってきますので、私的には硬さより粘りが重要ではないかと思っています。
この粘りによって何が違うかですが、うどん餌を使う場合はまぶし粉を着けて集魚効果を発揮させます。反対にいうと集まってさえいれば、まぶし粉は必要ないのです。実際素うどんの方が早く当たりが出たり、カラツン率が減る傾向にあります。
しかしヘラブナの食い気が乏しい時期は、やはりまぶし粉によって集魚効果と共に、食い気を誘発させる必要があります。
集魚効果として最も優秀なのがペレットです。それも池で撒いているペレットに軍配が上がりますが、そのペレットを使い過ぎると、池で撒く餌を食わなくなる可能性があるので、余りお薦めできないペレットでもありますが、釣果は明らかな差となって現れます。
ただペレットを食べ慣れているからと、まぶし粉に使うのは良くわかるのですが、まぶし粉の量を多く附着させると、その剥がれたペレットばかり食って、うどんを食ってくれないことが起きます。
最終的に餌として利用しているうどんを食って食ってくれるので、釣り上げる事が出来るのですから、如何にうどんを食わせるかが鍵になります。
今でも売られているかどうかは解りませんが、随分と前には針に刺せるペレットがありました。1度試したことがありますが、白いうどんの方が断然良かった記憶があります。ある池ではペレットを団子餌のように練った餌を売られています。勿論それでも釣れるのですが、やはりバラケ性のある団子餌の方が良く釣れた記憶があります。
私的な理解では、うどんからまぶし粉が剥がれてから食ってくると思っています。盛期の食い気旺盛の時は、まぶし粉がタップリ着いている状態でも、餌に対して盛んに突いてきますので、たっぷりのまぶし粉も簡単に剥がれます。ただ時期によってまぶし粉が剥がれてから食いますので、まぶし粉の量を付けすぎると、結果として寄っているけど食い当たりが出なくなります。まさに逆効果になってしまいますので、集魚効果はまぶし粉の量に比例するとしても、いつまでもたっぷりのまぶし粉は必要ないとの結論になります。
集魚効果を出したい時間、食わせたい時間を使い分けるのです。つまり釣り始めはたっぷりのまぶし粉を着けていたとしても、集魚効果が出だしてからは、まぶし粉の漁を減らすのです。経過時間と共に当たりが減った場合は、またまぶし粉の量を増やして対応します。
またジャミ当たりが頻発する時期があります。そのジャミを寄せないためとして、まぶし粉を減らすか違いますが、それは逆効果でジャミも寄らずにヘラブナだけが寄るなんて事はないのです。ジャミなんて気にせずに餌打ちを続けると、ある一定の時間が経過した段階で、ジャミとヘラブナの居る層が違いが現れます。
イメージとしてはジャミが20~30㎝上ずるので、底にある餌にヘラブナが食いやすい状態となるのです。この場合も、うどんにコロコロやドロやノリを使って、まぶし粉を無理矢理附着刺せるのではなくて、剥がれやすい状態にしておくことで、ジャミとヘラブナの棲み分けが起きやすくなります。
ただそれまでがなかなか我慢出来ないんですよねぇ。イライラしてしまいますが・・・我慢を続けると、ある瞬間から浮きの動きが落ち着きます。そういう意味でもジャミなんて気にしないようにしましょう。