両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

ヘラブナ釣りを楽しむ天釣会の記録
及び個人の記録と感想です。

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 ヘラブナ釣り ヘラ専科未掲載原稿 餌の着底

管理人

 今回もまたヘラ専科用の原稿として用意していたものを公開することと致します。


 底釣りに於いて餌がどのような軌道を描いているかを知ると、仕掛けの作り方などにも理解が進み、自分なりの攻め方が確立できるのではないでしょうか。


 特に両うどんの底釣りでは、振り切りでの餌打ちが基本となっています。団子餌などでは落とし込み釣りが当たり前でしょうが、元々両うどんの底釣りでは禁止行為だったのです。我が天釣会では、その制限を解除していますので、落とし込み釣りでもOKとしていますが、今回は振り切りでの餌の着底に着いて取り上げます。


 先ず始めに振り切りを前提とした軌道です。


 その針が着底するまでの仕掛の軌道は、振り切った場合には仕掛け全体が水面上に一直線に並びます。仕掛けの反対は穂先に結ばれていて、固定されていますので動きませんが、浮きが立つには、オモリによって仕掛けが水中に引き込まれて、最終的に餌が着底することになります。


 この時のオモリの軌道は、浮きを支点として竿側に引かれながら沈みますが、道糸に水の抵抗が掛かりますので、道糸は上方へ弧(逆Uの字)を描きながら沈みます。


 その後オモリに引か着込まれた浮きは、水面でバランス点を中心に立ち上がります。この浮きの立ち上がりは、餌落ちメモリよりもやや浮いた状態で立ちます。


 また浮きの形状に寄って、立ち上がりまでの速度が違い、胴の肩にバランスがある浮きは、浮きの中心点よりトップの方が重いために、胴の下にある浮きより遅く立ち上がります。また全長が短い浮きほど早く立ち上がり、長いほど遅く立ち上がります。これも浮きの違いによる立ち上がり速度を知ることで、仕掛けの沈下イメージを描けるはずです。


 一端ある一定のバランス点で立ち上がった浮きは、まだ浮きの真下にはオモリは到達していなくて、仕掛けは斜めにある状態ですから、オモリの負荷よりやや浮いて立ち上がっているのです。その後オモリが浮きの真下に近づくことで、オモリバランスを取った位置まで沈みます。


 その後、上針の餌の重さて浮きはもう少し沈むのですが、上針の餌はまだ底に着かずに、宙に浮いた状態です。そして下針が上針を追い越して、先に下針が着底したのちに、上針が遅れて着底します。


 その状態の時になじみが出るのですが、上手くバランスが取れている浮きを使うとこのように4段階の沈み方を示します。ただ重い餌を使うと下針が上針を追い越すことなく上針がそのまま着底しますので、浮きはオモリの高で立ち上がり、上針の重さでそのままなじみますが、下針が着底することで、少し浮きが戻りなじみ巾が少なくなるような浮きの動きをします。


 もし餌が浮きに対して比較的重い場合は、一気になじみ位置まで沈んでしまいます。反対に餌が軽すぎる場合は、4段階の表現が出てもとても小さな変化になります。そのため餌と浮きのバランスはとても重要なのですが、浮きの選ぶ基準は、餌の重さだけでなく、使用する尺数によっても決まりますので、餌落ちメモリを設定する段階で、オモリ負荷の調整が必要となります。


 このような浮きの動きの違いで餌の着底順序が解るのですが、それによって餌の着底位置がわかるのですが、上針と下針の着底巾が違うことが理解できるはずです。つまり先に上針が着底した場合には、そこからまだ浮き下に引かれながら上針が着底しますので、比較的開いた位置に両針は着底するのですが、上針が先に着底すると、その近くに下針が着底しますので、餌の位置は近くにある事になります。


 この場合の餌の位置の差はハリス長によっても大きく違います。そのためどのような釣り方をしようとしているのかで、ハリス長や浮きのバランスを決めることになります。そのため意識して両針の着底位置を近くにするのか、それとも離れた位置にするのかも、浮きと餌のバランスで決める事が出来る事になります。


 ということは1点に集中して集めたい場合は着底幅は狭く、比較的広範囲に集めたい場合は広く、そして警戒心が高まっている場合や食い気旺盛の時など、どのように想定して攻めるかでこのバランスを変えて対応できることになります。


 ここまでは振り切りでの話ですが、落とし込みではどうかです。実はこの差は殆ど出ないと考えています。真下とはいいませんがほぼ真下に餌は引かれて行きますので、着底巾の差は余り出ないので、ハリス段差を大きく取っても意味がない事になります。


 ハリス長が長くて餌の着底位置が近い場合は、当たりが小さくなる場合がありますので、しっかりとした当たりを出すには、振り切りで餌と浮きのバランスが取れている必要があるのです。

ヘラブナ釣り愛好会 天釣会

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