両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

ヘラブナ釣りを楽しむ天釣会の記録
及び個人の記録と感想です。

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 ヘラブナ釣り 人の狙わないポイント選ぶ

管理人

 私の釣り経験は既に60年を超えていますが、過去に対象魚が色々と変遷を繰り返して、今のヘラブナ釣りにたどり着いています。


 小学生の頃は近くの野池や小川で小ブナ釣り、大きな川ではオイカワを釣っていましたが、その頃は日曜日になるのが待ち遠しいと思っていたものです。中学になって釣り仲間と釣りクラブを作って、琵琶湖まで遠征してモロコを狙っては、長寸大会をしていたのですが、今でも記憶に残っいているのが、14㎝という巨大なモロコを釣り上げて、記念のバッチを帽子に付けていました。


 その後近くの川で鯉を狙うも良い釣果に恵まれず、琵琶湖の唯一流れ出る川である瀬田川で、鯉釣りをすると良い釣りが出来ていました。面白いものでそのポイントは誰も見向きもしない、私ひとりが釣っていたポイントでしたが、毎回釣果が良かった記憶が残っています。


 実はその頃からでしょうか、誰も見向きもしないポイントを狙うようになっていました。その1つが大阪湾のスズキ釣りでした。有名ポイントは数あったのですが、私が狙いを定めたポイントは、周りには誰も居ない埋め立て地の奥まったところです。勿論誰も釣りをされていた形跡も残っていませんが、そんなポイントで良いサイズのスズキが良く釣れたのです。しかしとんでもなく油臭くて食べる事は出来ませんでしたから、そのポイントは捨てる事になるのですが、今のように釣っては放流する釣り方であれば、良いポイントとなるのですが、随分昔のことですから、そのポイントへの道順も忘れましたので、再訪することは出来なくなっています。


 他には兵庫の西宮近くのフェリー乗り場で、太刀魚が狙えたのですが、そのポイントも誰も見向きもされない場所です。勿論釣り禁止の場所ではなかったのですが、今では安全のため難しいかも知れません。


 その頃の太刀魚釣りは、ドジョウやイワシを太刀魚針に括り付けてスタイルですが、私がその頃していた釣り方は、沖の船釣りで使うような、大物対象にした毛針を使った釣り方でした。それでもフェリー乗り場ですから灯りがあり、その灯りに集まってくるイワシやアジを狙った太刀魚が接岸していたので、案外簡単に釣れた記憶があります。


 そういえば神戸のポートアイランドが、まだ埋め立て途中だった頃に、穴子やチヌが簡単に釣れていました。勿論今では釣り禁止の場所となっています。

 そうそう天橋立の回転橋も良いポイントだったのです。川状になっている場所で、日中は底まで見えるほど、とても綺麗な海でしたから日中はポイントになりませんが、夜になるとスズキやチヌが回ってくる良いポイントでした。


 もし今でも釣り禁止になっていければですが、好ポイントには違いなく、撒き餌なんて全く必要なく、電気浮きを流せば釣れます。餌は青イソメかアケミ外のむき身です。


 淡路島にメバルやカサゴを狙いにいっていた時期もあります。当然その頃は橋も架かっていませんので、フェリーに乗って淡路島ら渡るのですが、軽自動車のフェリー代がとても安くて、足繁く通った時期もありました。そのポイントも漁港の奥まった場所ですが、私ひとりで釣っては良い釣果を得られていました。


 日本海も足繁く通っていたのですが、船釣りや磯釣りそして筏釣りから卒業して、もっと手軽の釣れる場所はないかと地図と睨めっこ。キットこの場所は釣れるに違いないと狙いを定め、先ずは奥まった埋め立て地の岸壁を攻めます。日もすっかり明けている時間帯でしたが、チヌの落とし込みや、なんて言うのか・・・岸壁ギリギリに落とした餌を、強い抵抗を掛けない程度に引きずると、ギュンと引ったくっていくのです。読みは正解と1人ほくそ笑んでいました。


 もっと良い場所はないかと、その湾の奥の奥で小さな川の流れ込みです。そのポイントは結局数年通うことになって、最後の最後まで通っていたポイントですが、竿先にポトンと電気浮きを落とすところで、良いサイズのチヌとスズキが釣れたのです。そのポイントも他の釣り人は見かけません。それこそ地元の方に会うと何か釣れますか?と聞かれるところ。当然何も釣れませんと答えるのです(笑)。


 車が横付けができましたので、とても楽に楽しめるポイントで、チヌも45㎝以上スズキは70㎝以上のサイズが狙えたのです。それも海釣りでは付きものの撒き餌をせずに、足下にポトンと落としても良く、簡単に釣れるのですから楽な釣りです。


 鮎釣りに填まった時期は、多分一番長く釣り続けた対象魚でしたが、それは夏限定だったからかも知れません。その鮎釣りも他の釣り人がポイントとして選ばない瀬で、それもある特定の川だけでなく、他の川でも同じようなポイント選びで、誰も見向きもされてないポイントを探していました。そんな選び方をしていますので、どの川に行っても時間に関係なく空いていて、まさに独り締めのポイントですから、毎回それなりの釣果を上げることが出来ていたのです。


 このように視点を変えることで、新しいポイント、誰も攻めてないポイントを狙う事ができますので、結果として良い釣果を上げることが出来ていました。そのポイント選びは魚の習性を考える事でした。今の時期ならどこにいるか。どこのポイントなら餌を食うか。この時間にはどこにいるかなど、時期と時間の変化と食性でポイントを見定めるのです。


 鮎釣りでは如実に現れた現象があります。日中は瀬やトロ場を攻めているのですが、ある時間になった瞬間、浅瀬に鮎が一斉に出てきて、そこら中に縄張りを持ち、おとり鮎を送り出すと即掛かる。足下からホンの1m先で野鮎が掛かるなんて事も珍しくなく、まさに入れ掛かりを演じるのですが、日中と同じように瀬やトロ場で釣っていると、そんなことにも出くわさなかったでしょう。今では夕方は浅瀬狙いがが常識になっていますが、その頃は水深20㎝にも満たない浅瀬を、独り占めできていたのです。


 というのも、今は仕掛が短くなり、空中輸送で送り込んだり、掛かり鮎をポンとタマで受けとったりしていますので、浅瀬でもとても楽に釣ることが出来ますが、その頃の鮎釣りは、竿より2m程度仕掛が長くした釣り方だったので、浅瀬で鮎を送り出す事は至難の業だったのです。


 そういえば腰に京ダモを差して、そこに釣り込んだ鮎を落とすのですが、すげ笠を被り法被を着てと、まさに風流な釣り方だった事を思い出します。


 そんな見向きもされないポイントの典型としては、先に紹介した海のポイントで、真っ暗な時間帯限定ですが、流れ込む小川でそれも水深も50㎝程度でしたが、良いサイズのチヌが差し込んでくるのです。2号のハリスをぶち切っていく強者にも会うことがある程ですが、そんな浅い川なんて誰も見向きもしないのです。


 実はヘラブナ釣りでも同じ事が言えるのではと思っていますが、ただ野池には行きませんので、あくまでも釣り堀での話となるのですが、釣り堀でもどこを狙うのかです。どうしても障害物のあるポイントが、何となく居着きそうですから狙ってしまいます。しかし居着いているヘラブナだから良く釣れるとは限らず、食い気のあるヘラブナを狙う方が良いはずです。


 一義的には障害物付近を狙ったとしても、最終的に良い釣果が上がるのは、食い気のあるヘラブナを、釣りやすい底の状態で釣ることに尽きるはずです。そういう意味では何らかの障害物付近を狙うのではなくて、ヘラブナが餌を食いやすいポイントで釣ることではと思うのです。


 障害物がない池の場合は、底に変化のあるポイントが居着きやすいのですが、反対に変化があればある程、釣り難くなってしまいます。宙釣りなら底は関係ないのですが、私は底釣りが専門ですから、底の状態がとても重要になります。


 底に変化がないポイントは、ヘラブナが素通りしてしまいますが、変化があればある程、止まって居着きます。しかし底の形状が悪いために、正確な床取りが出来ない場合もあります。あるポイントでは浮き下トントンで、あるポイントでは両ズラシになり、あるポイントでは短スは浮いている可能性もあるのです。


 そうなると当たりは出れどカラツンと、合わせど合わせど針に乗らないのですから、ストレスが溜まって仕方がなく、それこそイライラの頂点に達してしまいます。


 それより底が平らでが安定しているポイントで、尺数の変更をすべきと思っていますが、餌が食いやすい状態であれば、カラツンも出難くなりますので、食い気のあるヘラブナを寄せることで、良い調子で釣り上げる事が出来ると考えています。


 つまり良いポイントとは、調子よく釣り上げる事が出来るポイント。誰しもが狙う障害物のあるポイントや、底にでこぼこがあるポイントより、ヘラブナが居着かなくて、ヘラブナの密度が薄いけれど、底が平らで餌が食いやすいポイントの方が良いと考えるわけです。


 この考え方は、誰もが狙わないポイントを選ぶように、へそ曲がりの性格を表しているだけかも知れません。でも他の釣り人より1枚でも多く釣り上げるためには、他の釣り人と同じ事をしていても良い訳はないはずです。といって反対に撃沈することも多々ありますので、なにが何でもへそ曲がりが良いとはいいませんが、個性を発揮するのもまた楽しいではありませんか。

ヘラブナ釣り愛好会 天釣会

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