両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラ竿から磯竿へ持ち替えて、またまた月1度の海釣りへ

 いつものホームグラウンドのポイントへ釣行してきました。今年の晩春から10年ぶりに始めた海釣りですが、その時に釣れたサイズが一番大きくて徐々に小型化してしまっていました。それは春先に生まれた小チヌやセイゴが先に針掛かりしてしまって、良いサイズのチヌやスズキが釣れなくなっていたのです。一ヶ月でどの程度のスピードで成長しているかわかりませんが、それが時間と共にキット成長をしているだろうの目論見で、小チヌが中チヌ程度にはなっていないか、セイゴがフッコ程度に成長していなすかと期待しながら釣行して参りました。


 釣り方は全く変わらずに撒き餌は一切しません。ヘラブナでは餌打ちイコール撒き餌ですが、海釣りではどんどん巻き餌を打って魚を寄せて釣るのが正攻法なのですが、少しでもおいしく食べたいと思いますので撒き餌臭い魚は遠慮したいのです。勿論適正な処理をすることで臭みを感じることはないのですが、手についた匂いも食欲を落としてしまいます。
 チヌではサナギ主体であったりオキアミや団子系の集魚材などと、臭い成分が強烈ですから敬遠しています。スズキ釣りでの撒き餌差は生きたエビを使いますので、そういう意味での臭みはないのですが、エビが死に出すと強烈な悪臭を放つようになってしまいます。幾らエアーレーションをつけていたとしても、どうしても最後まで1匹の死なさずに生かし続けるのことは難ししく、死んだ餌エビをつかんでしまって指に匂いが移ると閉口してしまいます。
 まっ海釣り師にはなんと軟弱な奴だと思われてしまうでしょうが、やはりどうしても受け入れがたいところがありますので、撒き餌を使わずに釣り上げる方向で挑んでいます。今のところ程々の数は釣れてきますのでそれでいいと思っているのですが、水温低下に伴って撒き餌なしでは相手にされなくなることでしょう。そうなると翌年の春まで待たなければならないと思いますが、新型コロナに負けることなく新年が迎えられるように、日々気をつけて行きたいと思っています。


 実はご当地福井県は撒き餌禁止が県のルールとして存在します。他には東京都も撒き餌禁止です。他には茨城県の3都県が撒き餌禁止です。実は多くの釣り餌店では撒き餌が売られています。販売店そのものがこの禁止ルールを知らないなんてお粗末な話もあるのですが、一時東京ではオキアミは禁止だけどイワシのミンチは良いとか、ルール上は両方駄目なのですが、上手く進めば今年の12月には解禁されるとか、とはいうものの私的には撒き餌は使わない釣り方を通したいと思っています。魚に対する匂い移りだけでなく、そんな多数釣り上げても始末に困りますからね。


 ってことでいつもの釣り方でいつもの場所で釣行してきました。まだ10月だというのに寒さは尋常ではありません。予報の気温では14度とのことですから、京都では11月の平均的最高気温が17度程度です。12月に入りますと12度程度になるのですから11月の終わりに近い気温になるとの予想です。これでは単に秋の服装というよりは冬を想定する必要がありそうです。ただ海水温は暖かい状態ですから、気温の低さにだまされないようにしなければなりません。キット河豚などの餌取りもいることでしょう。
 実は9月の釣行では河豚が立派に成長していて、それも大量にたむろしていたのですから困ってしまいました。如何に河豚の層を避けて釣りを成立させるかがテクニックとなっていました。
 この釣り場は河豚以外にはニイラギやハゼがいる程度で、当たりがあるとチヌかスズキというポイントで、ただ小チヌやセイゴが餌取りでもありましたから、少しでも成長してくれていれば面白い釣りが出来るとの目論見でいました。


 さて前書きが随分と長くなってしまいましたが、やはり予想以上の寒さで完全防寒対策をとったのですが、それでも寒さが厳しいと感じるのは、まだ寒さに身体が慣れてないのも一因ではあったのですが、実際は10度を下回っていたのではないかと感じるほど寒く、夜露も竿を濡らすほどにとんでもなく多く降り注いでいたのですから、余計に寒く感じたのも間違いありません。水濡れ対策の出来たアウトドアー用の防寒着を着ていましたので、身体が濡れる事はなかったのですが、普通の防寒着ではずぶ濡れになっていたことでしょう。


 今回はいつもと違ってお気に入りの場所へ行くと誰もいないはずが既に先客が居るではないですか。アレ?いままで人に会ったこともないのに、コレはどうしたことなんでしょう。先月その場所で釣り上げたのを見られていたためでしょうか。その後人が増えてしまったのですが、なんとか釣りを成立させることが出来ました。


 釣果はクロダイとスズキの幼魚サイズですが約20匹の釣果です。実際そんなに食べられませんし、持ち帰ってから始末に困りますので海にお帰り願ったのは間違いありません。

 この場所は11月になるとランカーサイズの80㎝オーバーがあがります。とはいえそんなサイズが釣れる時期は1匹釣れると良い方ですからボーズ覚悟となってしまうのですが、豪快なエラ洗いにハリスを飛ばされないようにしなければなりません。とはいえ太いハリスで対応するのもどうかと思いますので、ランカーサイズまではいかない40~50㎝位が料理もしやすいのでその程度が釣れるといいのですが、そうは選択的に釣ることも出来ませんからサイズは結果次第となります。実は今回もランカーサイズを狙って生きた鰺を使ってみたのですが、何時までも元気に泳ぎ続けていました(笑)。
 しかし、夜の暗い海に電気浮きがスーッと海中に沈むのを見るとワクワクします。1度経験されるとやみつきになるかも知れないですよ。スズキやクロダイであれば近場で釣れますのでお試しもアリですね。


 ヘラブナ釣りでは10枚程度では全く嫌になってしまいますが、40~50㎝サイズのフッククラスが釣れると数匹でも釣れればとても良い気分で帰宅できるから面白いですね。次は1ヶ月後の11月です。防寒対策をして今年最後の釣行としましょうか。それまではまたまたヘラブナにお相手して頂くことと致します。