両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 冬期のポイント選び1

 私のヘラブナ釣りは釣り堀と決まっていますので、野池のような色々な条件があるポイント選びの話ではなくて、あくまでもその池のどこにでもいるはずのヘラブナを相手にしていますので、実際のところポイント差はそんなにないと思っています。


 同じ池でありながら7尺・9尺・13尺・16尺と尺数を使い分けたとしても、その釣果には殆ど差が出なかったのです。後は自分の好みと思い込みによって竿を使い分けるしかないのですが、実はその思い込みはとても重要な要素で、仮に15尺を選んだとしてその15尺の竿をどの程度信頼しているか実際の釣果に影響が出てしまいます。


 この竿の尺数では釣れないのではないかと思っただけで、実は釣果は極端に落ちてしまいます。気持ちの入れようで釣果が違うのは竿だけでなく餌にも現れます。この餌で釣れるに違いないと思っていると結果的に良く釣れて、釣れないかも知れないと疑心暗鬼になっていると釣果は伸びないんです。


 それは浮きを見つめている姿勢に現れてしまうのですが、自信たっぷりに浮きを見つめていると少々当たりが出なくても待ち続けられて、結果として突然ツンとした当たりが出るのですが、疑心暗鬼状態で釣り続けていると集中してないがために合わせ遅れや、当たりが出るまでに打ち返してしまったりと、自ら釣れるチャンスを逃してしまうことになりますので、どの尺数どのポイントであっても釣れるはずと思い込んで対応することから始めます。


 そして今回の主題であるポイント選びですが、冬期のポイントは深場が定番だと思いますがそれを根底から見直すのも良いのではとの話です。勿論当日の天候にも左右されますのが今回は晴れの日を限定して話を進めていきます。


 当然今の時期は水温度は低くなっているはずですが、何故かヘラブナ釣りでは深いほど温度が安定していて少しは水温が高いと思われていることです。実際決してそんなことはなくてある程度浅い方が確実に水温は高いのです。またどういう関係かは知りませんが冬期のヘラブナはあまり深いところに入らないことです。これは釣り堀の話であって野池は全く別ですから間違わないようにしていただきたいのですが、釣り堀ではある程度の浅場にこそヘラブナは集まっていることがあるのです。


 但し幾ら集まっているとしても食い気があるかどうかは別の話で、全体が浅い池の場合は別で全体の水温低下が著しく釣りが成立しない場合がありますが、ある程度の水深がありポイントによって水深に差がある池では、浅場を選んで見るのも1つの方法と私は思っています。


 その最大の理由が日が照ることで水温の上昇が期待できる事と、食い気のあるヘラブナほど浅場に集まり安いことです。ただこの選択方法も水温の低下が起きてからある程度時間経過していること、また低下した水温の状態で安定していることも条件の1つとなります。
 急激な水温低下の場合はヘラブナの動きを制限してしまい、移動範囲も極端に狭まっているので、池全体が沈黙してしまうことが起きてしまいます。ただそれでも体力のある大助サイズは動きますので、釣れると大型ばかりなんて事が起きるのですが、反対にいうと大助しか釣れない場合は期待薄と考えてもそれ程の間違いはないと思います。


 そのためヘラブナが食い気が乏しかったら当然釣れないのですが、集魚効果はそれほど得られる訳ではありませんので、ヘラブナの密度が少なかったとしても食い気のあるヘラブナさえいてくれると釣果が得られることになります。食い気のないヘラブナに対して少しでも食い気を起こさせることが出来るかどうかですが、ただ水温低下時はそれ程広範囲からの集魚効果は発揮出来ないために、少しでも食い気を発揮してくれるポイントはどこが良いのかの選択次第で、今日1日の釣果が得られるのかボーズで終わるのかの分かれ道になってしまいます。


 水温低下下としてもその状態で安定していると深場でも浅棚でもある程度は釣れる可能性はあるのですが、水温は直射日光によって上昇するのですが、実は水より地面の方が温まりやすいのです。そのため湖水も日の当たる岸に近い方が水温の上昇が早いので、浮き桟橋より岸の近くの方が水温が上がりやすのす。ただ今日1日でどの程度水温が上がるのかは不明で、反対にいうと簡単に水温の上昇は見込めない可能性もありますが、晴天の日が何日も続いている場合は初めから浅場をポイントに選ぶべきだろうと思います。


 私の釣り方は底釣りですが実は深場でヘラブナを集めましても、なかなか底にある餌には関心を示してくれず、底より30㎝程度上に留まってしまうことが多々ある事です。そのため当然釣果が得られませんので貧果に陥ってしまうのですが、浅場で集めますと底にある餌に関心を示してくれるので結果として釣果が良いことになります。
 この場合の浅場とはその近くの深いポイントより少し浅いポイントということになります。仮に3mの水深があったとして2mの水深を探すのではなくて、浮きの立つポイントが3mだとしても、その直ぐ近くの2.8mのポイントが有効になるとの解釈です。


 また同じ浮き桟橋でもポイトンによって水深は違っているはずです。もし同じ方向を向いていたとしても少しでも浅いポイントを探すことで、1人だけ爆釣出来るなんてこともあります。私の経験では9尺で当たりが出なかったので8尺に変更すると10㎝ほど浅くなったのですが、その日は私にだけ当たりが出て釣果を伸ばすことが出来たのです。
 この差はホンの10㎝程度の段差が実はとても重要だと解った瞬間だったのですが、最初に床を測る時にその周辺も測り少しでも浅いところがあればその地点をポイントにすべきと思うようになったのです。同じ浮き桟橋だとしても沖向きに入るか岸向きに入るかによっても違ってきますので、少しだけ浅い方向を向いてみるのも方法だろうと思います。


 ただしこれはあくまでも冬期の話ですから他の季節はまた違った様相を呈します。また底釣りでの経験でしかありませんので、他の釣り方の場合にも当て嵌まるかどうかは解りません。


 このように私的には解釈しているのですが、冬期は何をしても釣れない事もありますので・・・・結果知りません(笑)。