両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 へら専科 本日発売日 12月27日(火) 2月号

 今日はへら専科の2月号の発売日です。今回のテーマは道糸を沈める理由について書いています。過去に似たようなことをここに書いているのですが、月刊誌に載せるに当たり再度加筆訂正して書き上げています。





 実際道糸を沈める理屈を知ったところで何も変わりはしないのですが、その理屈が解ると少しヘラブナ釣りの理解が進むのではないかと思ってテーマとしました。12月1月合併号ではどうして上唇センターに針掛かりするかを書きました。誌面の関係で余り詳しく書くことは出来ませんでしたが、理屈を知ることで餌の付け方も解っていただけるのではないかと思いました。


 少し釣り専科に書けていない部分を付け加えさせていただきますと、ヘラブナは餌を吸い込んで食べますので、その吸い込む力が水流を起こして軽い針先の方がクルッと回ってヘラブナの方に針先が向き結果として上唇に掛かるのですが、それを助けるような餌の付け方を理解していただく必要があります。


 単に団子餌であれば針を包むように付ければ良いのですが、セット釣りなどでうどんなど食わせ餌を付ける場合には、針先にチョン掛けするのではなくて懐ので差し込むことで、針先の回転が良くなりカラツンが減ります。勿論強い吸い込みをする盛期には気にする必要はありませんが、吸い込みが弱い時期やカラツンが多いと感じた時は差す位置を変えてみては如何でしょう。


 またカラツンが多いと感じた時はハリスを1段細くすることでも解決できる場合があります。ヘラブナの吸い込みに対して素直に針先が口の中に入るからですが、強い吸い込みが続いて奥深く刺さることが多い場合は、反対にハリスを1段太くすることで解決できる場合があります。


 私の書き方としてはどうしても最後の答えまで掛けてない場合があるのですが、指摘した内容で次のことまで考えを深めていただければ、釣り方の違う場合でも対応できるのではないかと思っています。


 今回の道糸を沈める理屈についても短竿でのチョウチンではあまり意味がありません。それは浮きと竿先までの距離が近いためです。ただそれでもちょっとした合わせ遅れがあったとしても道糸を沈める事で間に合うこともあります。どうして道糸を沈める必要があるのかを書いていますので、へら専科を手に取っていただければと思いますが、当然ベテランさんにとっては至極当たり前のことを書いているのですが、それを科学的分析を加えているに過ぎません。それによって理解を深めていただければと思います。


 また私の周りでも高切れをされる方がいますが、その原因の多くは道糸が沈められてないからだと理解しています。その道糸が高切れする理屈も書いていますので参考になればと思います。


 このように色々と分析していきますと釣りは科学だということがわかります。どうしてヘラブナは釣れるのか。どうして釣れないのかも科学的根拠があるはずです。反対に良く釣られる方は科学的根拠に基づいた釣り方になっているからでしょう。それは経験によるものが多いと思いますが、経験値の少ない私のような者にとっては、その理屈を知ることで経験値の差を補うようにするわけです。


 どうして今餌を食ったのか。どうして餌を食わないのか。それはまさに科学的根拠そのもので、水温・水流・風に餌の状態など全てが関係して出た答えな訳です。浮きの形状だけでも釣果が変わるのはそのためで、浮きを変えることで浮きの抵抗力だけではなくて餌の沈下速度に差が起きるために、ヘラブナの興味の持ち方がかわるわけで、また沈下途中の餌の状態にも変化が起きますので、そのような科学的変化がヘラブナの釣果に繋がるわけです。


 全てが科学的根拠に基づいて構成されているのですので、そんな解説がへら専科の紙面上で出来ればと思っていますが、そんなに多くのことを分析なんて出来ないんですからこれからどうしましょうか。う~ん・・・


 そうそう3月号は水切れの良い竿をテーマに書いています。ちょっとした工夫で水切れが悪い竿でも軽く合わせられるようになりますが、水切れの良さは竿の調子が大きく関与しているのです。詳しくは3月号の紙面で是非。


 取り敢えずはこのブログと共にへら専科の2月号に引き続いて3月号も宜しくお願いします。
 そうそう3月号は通常の分だけでなく特別企画のテーマでも書く予定です。通常は原稿用紙7枚程度ですから約3000文字ですが、3月の特別企画は12枚ですから約5000文字となり4月号の依頼は一気に原稿用紙18枚ですから約7000文字に増えてしまいました。さてどうなることでしょう。