う～ん・・・食い渋りに遭ったときはいったいどうすれば良いでしょう。これからの低水温の時期に食い渋りはつきものではあるのですが、実はそんなに食い渋りが起きそうでない時期に当たりが出ない経験をしました。当たりが出ないのですから必死になって餌打ちをするのですが、そうすると徐々に集まってきて場合によっては水面近くに姿が目視できるようになります。

　それほど多く集まるということは全く食い気がない訳ではないことが解ります。猛暑の時期で水温が30度を超えるような高温の時期や、厳寒期の水温も5度を切るような低水温の時期にはそれこそ何の反応も出ないなんてことも起きてしまうのですが、今回の場合は打てども打てども刺し餌に対しては知らん顔で、やっと当たりが出たと思ってもカラツンで多分単なるスレだったと思いますが、綺麗なツン当たりでも素針を引いてしまうのですから困ってしまいました。

　取り敢えず餌の工夫をしてみました。工夫といってもこの時はうどん餌でしたのでそのうどん餌は変える事が出来ません。そこでまぶし粉を変えるのですがその結果間違いなく集魚効果は出ているのですが、結果的に刺し餌を食うことがないんです。この場合いったい何を考える必要があったのでしょう。
　同日他の方の様子を聞いてみましても当たりが出てもスレで、綺麗な当たりでもカラツンが続くと私と同じような状態に陥っていたのです。曰くジャミ当たりとの解釈をされているされていましたが、そうとばかりいえないように感じていました。

　ただそれなりの釣果を得ている方もいるのですから、全く食わないわけではないのですが、私も別にボーズになったわけではないのですが理想的な当たりや食い方を見いだせないでいました。

　仕方なく尺数の変更を試みるのですが先ずは12尺でスタートしていました。この時は竹竿を出したのですが当たりが出てもなかなか上手く乗せられず、釣れないので余計に竹竿の重さが苦になってきましたのでカーボンの13尺に変更します。カーボンだと羽根のように軽く感じますのでポンポンと合わせて乗らなくても撒き餌効果を狙って合わせ続けることが出来ます。しかし結果がともなわないんです。明らかに集まっているにも拘わらずです。
　そこで今度は一気に9尺に変更してみました。う～ん・・・扱いはとんでもなく楽になったのですが、釣れるとまだ良いのですが結果がともなわなかった場合の短竿は我慢が出来ません。

　実は他の池でしたが団子餌でもそんな経験をしたことがあります。水温も下がりだしていた時期でしたが、底釣りですから軽い餌は使えずとはいってもグルテン餌では余計に反応が出ず、持っていたマッシュで試してみました。浮きの返りも良くバラケ方というか餌の解け方も理想的で、コレで食わないわけがないと責め続けたのですがヘラブナからは梨の礫で何の反応も返してくりないんです。
　こんな時っていったい何をすれば良いのでしょう。気持ちは焦れど結果が出ずと良いところが全く見いだせないでいたのです。

　ただ反省点はあります。1つは食いやすい餌に出来ていなかった事です。うどん餌の場合もマッシュの場合も餌のサイズが大きかったことと重さがありすぎた事だろうと感じています。今にして思えばもっと小さくすれば良かったとか団子餌も極小にすべきだったとか思うのですが、その時はイライラと焦りで頭が回らなかったのか想像力の欠如のために対応しきれなかったのです。

　ということは如何なるどんなときだとしても冷静さを保ち続けなければならないと思うのですが、どうしても持ち前の短気が災いしてか、待ちの釣りが出来ずに落ち着きのない釣り方となり結果に結びつかないのです。根本的に私の性格を直す必要があるのでしょうが、コレばっかりは如何ともしがたいのです。

　私の釣り方はどんなときでも如何に早く当たりを出すかに掛かっています。動かない浮きを見続けることはとんでもない苦痛とでしかないのです。どうすれば当たりが出るのか、何のことはないもう少し待つと当たりが出るかも知れないのです。でも待てない自分がいるんですよねぇ。

　あれ？これは私って発達障害だろうかと少しばかり心配になったのでセルフチェックをしてみました。もしかしてと思われる方はチェックされては如何でしょう。幸い私はADHDの可能性が低いと出ましたので一安心できましたが、ヘラブナを年中追い掛け続けていること自体に疑問を感じてしまいます。そう思いませんかご同輩の皆さん。

　但しこちらのASDテストをすると何らかの発達特性を持っている可能性が考えられますと出てしまいました(T-T)。

　ただ私的にはこの発達障害は1つの個性と捉えています。精神疾患は社会生活をする上で障害となる可能性はあるのですが、周りの人たちの理解に於いて解決できる部分は多々あると思っています。ただ素人で何か出来ると思うことは全くの誤解で専門家に相談すべき内容です。我が子が発達障害と診断されることを恐れて診断に出向かない親が多いのも事実ですが、早い治療で随分と解決できることもあり、また親として現状を理解することはとても重要なことですから、もし何に疑問を感じた場合は相談されることだと思っています。
　幸いと言う表現が合っているかどうか解りませんが、身内にはそのような障害を持つ人はいないのですが、現代社会はいつでもウツになる可能性を秘めています。自分だけは大丈夫と思うのは大きな間違いでいつ何時ウツ症状が現れてもおかしくはありません。

　まっヘラブナ釣りに行ってストレス解消が出来ていればそんな心配はないのですが、今回のように上手く当たりが出せない上手く釣り上げる事が出来ないなど、ヘラブナ釣りで余計にストレスをためてしまうとウツの扉を開けてしまいそうです。前に見えるウツの扉をノックしなくてもいいように釣果を伸ばすことに腐心することと致しましょう。