両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 息抜きのへーーっな話・・・危険な食品

 一段と冷え込んで益々難しい釣りになっている事と思いますが、釣り場で食べる食事も案外美味しく食べられるのは、それなりの釣果が得られているからであって、これからは当たりすらないなんて日にも出くわすでしょうから、砂を噛むとまではいいませんが味気ないランチになるのではと・・・。その点では天狗池は携帯のガスコンロも持ち込めますので、温かいラーメンや温かいコーヒーを入れられて、ホンの少し温まることで、午後からも動かない浮きを睨み続ける事が出来るのです。
 あっ西池のカレー蕎麦や清風池のカレーライスもお腹を温めてくれますので、折れそうになっている心も持ち直してくれますね。


 さて日常的に食べているものの中に危険物質が混ざっていることは多々あります。不思議なことに自然食品であるから安全なんて事がまことしやかに語られていたりします。化学合成されたものが悪で自然食品は善だといる根拠はどこにもないはずです。それこそ毒キノコやフグも自然食品ですが全く安全ではないわけですから、どうして自然食品に安全神話が生まれたのか不思議です。


 そんな食品の中で死に至るものは希ですが他の有害物質も通常の量程度では害はないと思って良いと思います。ただ健康体であればという前提が着くのもあり、現状に成人病など生活習慣病などを患っている方は注意した方が良いものもあります。


 先ず第一に取り上げるべきものが果物のライチです。ライチは6月~7月に出回りますのでよく店先で目にする果物の一種です。あの楊貴妃が愛した果物としても特に有名なものですが、実はライチには血糖値を下げる作用があります。
 食べ過ぎると一般の方でもめまい、動悸、血色不良、全身の倦怠感、口の渇きなどの症状が出るライチ病(低血糖症状)に掛かってしまいますが、糖尿病を患っている方は血糖値を上げないような薬を服用されていますので、低血糖になりやすいと考えられますので注意が必要です。


 リンゴやサクランボも注意が必要ですが果肉は何ら問題はないのですが、種にはアミグダリンが含まれているのですが、体内で分解するとシアン化合物が生成されてしまいます。
 勿論少量では何ら問題はないのですが良くないものには違いないわけですから、出来るだけ食べないようにするのが正解ですね。


 シアン化合物が含まれている有名な食材は青梅ですが、青梅は梅酒などに加工するとシアン化合物は分解されるので安全に食べる事が出来ます。


 実はバラ科サクラ属の果物の種には有毒なものが多く、果肉の中に大きな種の入っているタイプの果物は基本有毒だと理解しておくと間違いがないですね。まぁ誰も食べないでしょうが、中には民間療法などで種をすり潰す方法があったりするのですが注意が必要ですね。


 有毒ではないのですが輸入禁止になっている食品があります。有名なのが中国のお菓子の月餅です。世界の34カ国も輸入禁止にしているのですが日本は何の措置もしていません。月餅には鳥インフルエンザ、口蹄疫、その他の疾病が広まるリスクがあると紹介され、ヨーロッパの各国だけでなく東南アジアのタイ・シンガポール・韓国など多数の国が輸入禁止措置を執っています。勿論日本国内で生産されたものは安全と思いますが、海外で禁止されているものが日本は平気で輸入していることに驚きます。


 実は韓国のキムチも輸入禁止にしている国は多くあります。輸入禁止の理由としては韓国産食品全体における衛生面の問題があるとされています。中国も輸入禁止にしているのですがキムチには寄生虫が含まれているとしています。韓国の新聞ではその事実はないと否定しているのですが、中国だけでなくフランスやカナダも輸入禁止にしているのです。
 遅まきながら厚生労働省も重い腰を上げてやっと韓国製キムチについて「輸入食品に対する検査命令の実施」を発表したのです。ただ腸管出血性大腸菌に限られているのが残念というかそれ以外の雑菌に対しては検査漏れが起きそうです。
 ある年に山口県で韓国産のキムチを回収する騒ぎがありました。この時に腸管出血性大腸菌O-103が検出されたのです。実はその後も続いており全体の輸入量の3割から大腸菌が検出されているのです。
 一般的キムチだけでなく韓国産のチャンジャやアイスクリーム、干し柿などからも相次いで検出されていました。


 輸入食品について日本でも輸入食品に対する検査命令が出されているものが多数あります。
 台湾産の烏龍茶・インドネシア産のコーヒー豆・中国産の蕎麦・中国産生姜及び加工品などですが、ここまではなんとなくそうだろうなぁって話ですが、実はアメリカ産フランス産など先進国の食品も多数検査命令が出されているものがあるのです。ただアメリカの圧力に屈したものとして有名なのがオレンジ・レモン・グレープフルーツです。
 これらの柑橘系には防かび剤が使用されているのですが、実はアメリカ国内では禁止されている薬剤ですが、日本まで輸出する場合はカビが生えてしまうので使うことになり、元々日本でも禁止されていたのですが圧力に屈して許可を出してしまったのです。


 基本オレンジやグレープフルーツは皮のまま食べたりはしませんが、紅茶に皮付きのレモンを入れるだけでも危険とされているのです。1枚入れるだけでも癌の危険があるとされていますので注意が必要で、国産レモンがもてはやされるようになったのもこれらが一因だった可能性があります。
 そういう意味では居酒屋等で出てくる牡蠣フライや鶏の唐揚げに着いているレモンもなんとなく怖いですよね。


 人糞などによる海洋汚染によって韓国の海産物は危険とされていて、アメリカのFDAでは「韓国産貝類の缶詰は、人間の糞便に汚染された水域で採捕された貝類を含むため、食用として適切ではない。」との発表を2019年の週刊ポストで取り上げられていました。


 実は日本でも生食できる牡蠣と加熱処理が必要な牡蠣があります。この違いは鮮度ではなくて牡蠣そのものの汚染度によるもので、牡蠣単体というよりは基本加熱処理が必要な牡蠣は汚染されている海域で養殖されているのです。そんな海域で取れた牡蠣でも無菌海水と紫外線殺菌処理をして生食用になるものもありますが、基本生食をする牡蠣は指定水域が定められていて、その海域以外の牡蠣は全て加熱用となります。
 牡蠣は1日20リットルもの海水を体内に取り込んで排出しますので、当然汚染物質も取り込むこととなりますが、その取り込み量の多さから殺菌処理をする事も可能なわけです。


 日本の近海で生食できる指定海域は案外多い事が解りますが、ただ加熱用の牡蠣の方が良く太って美味しいとも言われますので、どちらを選ぶかは・・・ねぇ。


 牡蠣の生食可能指定水域一覧 1

 牡蠣の生食可能指定水域 2


 海水魚には寄生虫が良くいます。背の青い魚に多くいるように感じていますが、有名なアニサキスは鯖やカツオに特に多くイカなどにも寄生しています。アニサキスは人の体内に入ると噛みついたりして悪さをしますが、人には影響のない寄生虫としては、ブリなどは春になると食べるなとされる程に寄生虫が増えますがブリ糸状虫は身の中に入り込み寄生しています。またフィロメトラ線虫やテンタクラリア条虫類と多数の寄生虫が着いています。


 最後に淡水魚についですが、生食する魚としては鮎があります。鮎には横川吸虫が寄生していてそれを食べた人間にも寄生してしまいます。ヤマメやアマゴなどの渓流魚には有棘顎口虫(ゆうきょくがっこうちゅう)が寄生し皮膚の中を這い回ります。日本顎口虫(がっこうちゅう)が体内に入った場合も皮下を移動して簡単には駆除できないのです。
 勿論ヘラブナを生食するのは危険です。滋賀県のスーパーにはフナや鯉が刺身で売られています。どのように処理されているか知りませんが、熱を加えない場合は冷凍処理しなければ生食は出来ません。
 ルイベと称する鮭の刺身があります。昔は生食できるサーモンがなかったため鮭を冷凍にして食べていたのですが、他の淡水魚も-20度以上で24時間以上冷凍することで寄生虫を死滅されることが出来るのですが、家庭用冷凍庫では少し温度が足りないので危険かも知れません。


 しかし日本人はどうして何でも生で食べたがるのでしょう。馬肉も生で食べていますがサルコシスティス・フェアリーという寄生虫がいます。この寄生虫を死滅されるためには-20度で48時間経過させることで死滅できるのですが、その施設も厚生労働省の認可施設が全国に4カ所あり、厳しく管理されているので生食で食べることが可能ですが、残念ながら提供するお店の衛生管理が不十分な場合に食中毒が起きる可能性があるのです。


 以前にも書きましたが鶏刺しなんて提供している店がありますが、どの程度の検査を済ませているのか疑問で、鶏肉ほど菌が多いと感じていますがなぜか新鮮だからとの理由で提供されるのです。鶏肉の菌は鮮度とは全く関係がないのは生きている個体で既に汚染されているからです。
 元々生食用食鳥肉の衛生基準に適合している必要があるのですが、糞便系大腸菌群(fecalcoliforms),サルモネラ属菌,カンピロバクター属菌および黄色ブドウ球菌が陰性でなければ生食として提供してはいけないのです。


 基本生食は危険で健康体でなければ食べない方がよく、子供や高齢者は特に免疫力が落ちていますので、体調に不安がある場合は食べない方が良いと思います。


 詳しくは農水省の消費・安全局食品安全政策課に確認すると詳しく教えて戴けます。