両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 大助4枚と・・・淀の釣り天狗釣行記 10月22日(日)

 またまた淀の釣り天狗池です。前日と違ってとても良い天気でしたが、朝は寒くて・・・。この屋根下は冬場は温室のように暖かい場所となります。


 連釣となりますが今日は南側の釣り座で前日に入ったポイントの向かい側になります。迷いながらのポイント選びでしたが果たしてどうなることでしょう。
 見えにくいですが並んでいる右端に入っています。


 10月の後半になり益々良い引きが味わえる時期となりました。季候も良く清々しい陽光を浴びながら、心身共にリフレッシュできるのですから辞められないですよね。ただそれも釣果が良かった場合であり、小大会でも好成績を上げられたらであって、釣果が低迷していると気持ちの良い季節すら味わえないんですから、糸を垂れているだけで気持ちいいは嘘だと思うのですが如何でしょう。


 本日は天釣会のメンバー10人で小大会をスタートしました。人数が多いのでまとめて表示してます(笑)。


 第一投はHERA S15尺でスタートしましたが、今日もなかなか良い当たりを出すことが出来ません。朝一番に水温を測ると18度と前日より1度下がっています。その影響が出ているのかわかりませんが、寄っているのに食い当たりがなかなか出せないでいました。
 朝から結構頑張ったのですが食い当たりが出ないまま2時間が経ちます。その間たった3枚の釣果ですから我ながらよく我慢したと思います。


 そうこうしていると今日の1番目の登録は松本長老です。そろそろ米寿になろうかという御仁ですが、益々元気でパワフルに活動されています。

 良いサイズでしたが大助に5㎜足らずの39.5㎝でした。


 1番にこのサイズを釣り上げられるとなかなか登録出来ないのですが、HERA Xの7尺に変更すると早々に33.3㎝を釣り上げ、暫定2位のポジションに私が登録しました。


 不思議と7尺にすると当たりが出だします。ただツンという当たりではなくてチッとしたとても小さな当たりで釣れてきます。その小さな当たりを見逃さないために、釣り台を片付けてスノコを用意しあぐらをかきます。すると案外頻繁に当たりが出るようになり、40.8㎝の大助が釣れるではないですか!!

 大助が釣れるのも久しぶりです。

 って事でハイポーズ。ハイポーズも久しぶりでマスクの下は笑顔です(笑)。


 そうこうしているとなんとまたまた大助が釣れるではないですか!!なんと42㎝でトップサイズを塗り替えます。

 勿論ハイポーズです。しかしついつい嬉しくなって池での検寸をせずにポイッと池に戻してしまいました。100円券ゲットならず(T_T)

 しかしよくしたものでまたまた大助が釣れるではないですか!!。本日3枚目で41.0㎝でした。なんと池に報告すると42㎝の分の100円券をくれるではないですか!!証拠の写真もありますといったので効果があったのかもしれませんね。
 結局今日は40.8㎝。41㎝。42㎝と3枚の大助だったのですが、42㎝で最終的に本日の1位となりました。


 今日の釣果は33枚で内3枚が大助と最近にない良い釣果でした。ただ私の向かいには天敵の松本さんがいます。最後の最後まで油断出来ないのですが・・・なんと終了のラスト1分の段階で大きく竿を曲げているではないですか!!!

 

 検寸すると42㎝!! ん?鼻が浮いてます?いやいや(笑)。同サイズですから2位となり

 最後の1枚で抜かされていようものなら、天敵松本から疫病神松本になるところでしたが(笑)、同寸でしたから天敵のままとしておきましょう。


 しかし考えると大西王位に川久保名人と天釣会には猛者ばかりです。そこに元トーなメンターの菱田規定委員長、ラスト5分の男竹藤副会長、そしてラッキーボーイの小野会長。そうそう忘れてならないのがたまにしか顔を見ることが出来ないベテランの竹市さん。今日も39.5㎝・38.5㎝と良いサイズを釣り上げられていたのです。


 来週の日曜日は釣行出来るかどうかまだわからないのですが、またまた大助を狙いたいものです。先週は天釣会のメンバーだけで9枚の大助が上がったとのことで、今日も4枚の大助が釣れました。ということは水温が下がりだして大助が口を使い出している事になるのかもしれませんね。


 ジャミを躱して(かわして)ヘラブナの口に届くようにすると、ある程度の数が稼げるようになるのですが、上手く対処出来なければ10枚前後と釣果に恵まれない可能性があります。そのためには寄せれば良いとのまぶし粉の使い方ではなくて、ヘラブナに食い気を如何に持たせるかに腐心しますが、最終的にはまぶし粉が剥がれた素うどんの状態になってから、反対にいうといつまでもまぶし粉が付着しているとジャミにつつかれてしまいますので、まぶし粉は必要ですが素早く剥がれるようにします。但し早く剥がれすぎるとヘラブナは上ずってしまって食い当たりが出なくなってしまいますので、剥がれるタイミングを調整が必要になります。


 如何にして早く剥がすかはペレットのサイズと池の水深、そしてうどんの付着力によって決まりますので、色々と試してみてどのまぶし粉が良いのか、どのように付着されるのが良いのかなど、試行錯誤を繰り返して自分の釣り方にあった方法を見つけると良い釣果に恵まれると思いますがいかがでしょう。


 如何に食わせるかはうどんを目立たせる事も重要な要素と思います。

 淀の釣天狗池 釣行記 10月21日(土)

 いつものように釣天狗池です。朝はとっても良い天気だったのですが・・・


 今日は北寄りの風が強く吹くとの予報だったので、北側に釣り座を取り、後ろの塀が上手く風よけになるとの算段で、通称荒川ポイントに入りました。天狗池の大池の丁度中間辺りになります。
 実はこのポイントで私はあまり良い思いをしたことがないのですが、大助が出やすいポイントとされています。


 今日は釣り台ではなくてスノコに座ってみました。北側に入るとどうしても浮きが見にくくなります。ただスノコを使ったのが失敗で、はじめにHERA Sの14尺を出してみまたのですが、元々釣り台を使っていましたので仕掛けがや長めに作っています。そのため振り込みがとてもし難く、振り切りで打ち込むと前にあるパイプに絡んでしまいます。


 またその釣り座の後ろ側は塀ですが、その塀から多数の枝が張りだしています。それに仕掛けを絡めてしまって消沈してしまいます。そこで扱いやすくと12尺を出したのですが、
触りはあるのですがなかなか食い当たりが出ません。


 徐々に風も強くなってきたので龍聖の8尺に変更しました。なかなか良い当たりが出ないまま釣り続けると徐々に当たりが出だします。この8尺で今日1の35㎝が釣れたのですが、どうもその後が続きません。


 同じ枡ですがはじめは左端に釣り座としていたのですが、右端に移動してHERA Sの15尺を出してみました。釣り座が斜めになっていますので左端は13尺で右によると15尺が出せますので、左端に移動して沖目をポイントとしました。結果的にはこの釣り座で15尺が正解だったのですが、朝に入った本来13尺のポイントで14尺を出したのが間違いの始まりでした。


 最終的に15尺が正解だったのですが風が予報より強く、北寄りの風ではあるのですが随分と西からの風となり、釣り座の右側から強く吹き出して正確な餌打ちが出来なくなるほどでした。それなら最初の8尺を再登場すべきだったのですが・・・・。面倒になるのはダメですよね。面倒がらずに尺数の変更はすべです。


 そうそう今日は浮きの重要性を改めて感じたのですが、その1つが同行の紅も14尺から9尺に変更することとなったのですが、そのときに使った浮きがダメで、どこかに割れがあつたのか浮力が全く変わってしまうほどでした。
 また私にも良い食い当たりが出なくなっていたのですが、再度床測りをすると何故か2㎝程度深くなっていたのです。天狗は水位が変わることも少なく、底が掘れることも殆どないのですが、強い風の影響でしょうか何故か違っていたのです。それを調整すると直ぐに良い当たりが戻りましたので、浮きの浮力と浮き下の調整は重要だとつくづく感じました。


 明日も天狗池の予定ですが、明日は今日のような風が吹かない予報ですから、畑側に入って再挑戦する予定です。さてどうなることでしよう。


 そうそう今日は竹藤副会長がまぶし粉を買いに池まで来られてました。池で売られている特別なマル秘のペレットです。こそっと買って大会で優勝を狙っているのでしょう。


 竹藤副会長が帰宅されてから暫くすると松本の長老がご夫婦で池に来られました。こちらは亀岡に行かれた帰りとのことですが、奥さんが大人しく待たれていたのですが、亭主関白なんでしょうか・・・ねぇ(笑)。

 ヘラブナ釣り 釣り師も時代の変化に着いていく

 ヘラブナ釣りをするのですから使用する竿はヘラ竿ですしヘラ浮きです。至極当然ではあるのですが、単純にヘラ竿と表現しても実際の内容はとても変化に富んでいます。


 竹竿を使用する釣り師にとってヘラ竿は竹竿に決まっています。カーボンを使う方は自動的にカーボン竿となるのですが、竹竿にしてもカーボン竿にしても竿は7尺から30尺と1尺刻みで用意されていて、調子も軟調子から硬調子まで変化に富んでいます。


 もし初心者にヘラブナ釣りを教えようとした場合、竿はヘラ竿を用意するようにと伝えたとすると、その初心者はどんな竿を購入するのでしょう。
 もし私が薦めるとすると、各メーカーの一番低価格なものを手に入れるように薦めます。実は各メーカーの最安値の竿ほど万能竿はないと思っています。事実価格が上がるにつれて特徴付けられていきます。軽量竿・本調子竿・先調子竿・硬調子竿と明らかな特徴が蒸かされていて、それがまさに付加価値を産む事になり価格が上がりだしています。
 しかし低価格ほど平均的な竿に仕上がっていますので、間違いのない竿だと思っています。その竿を使ってもう少し硬い方が良いとか、先調子が良いとか、自分好みの竿を選ぶようにすると間違いのない竿選びが出来ると思います。先輩達の感想は個人の好みが入り込んでいますので、余り当てにならないと私は思っています。


 そういえばシマノのかすみは低価格で扱いやすい竿でしたが、今はもう販売されてないのでしょうか。


 私がヘラブナ釣りの世界に足を踏み入れた当時は、とても軟調子が当たり前でそれこそペラペラの竿だったように記憶しています。それが時代が進みヘラブナの大型化で硬調子が好まれるようになって、今では昔のペラペラの竿は全く見かけなくなっています。


 一時期コイの釣り堀に行っていたのですが、その時に使っていた鯉竿は今のヘラ竿の硬調子とたいして違いを感じないのです。それほどヘラブナも大型化したのかも知れません。


 浮きにしてそうです。ヘラ浮きと表現しても底釣り用から宙釣り用では随分と形状が違いますし、全長10㎝程度の長さから80㎝程度のものまであります。私は野釣りはしませんので良くわからないのですが、昔はダム湖用として80㎝程度の超ロングの浮きがありましたが、最近は余り見なくなっているような・・・。実際のところは知りませんが今でも使われているのでしょうか。


 竿と同じように初心者にヘラ浮きを購入するようにと伝えたとすると、果たしてどんなサイズのどんな形状の浮きを用意するでしょう。釣具店に相談したとしても、その相談する内容すらわからないのですから、どんな浮きを選んでしまうでしょう。


 それほど時代と共に変化を続けているヘラブナ釣りですが、釣っている釣り人の考え方が変わらないのはとしても不思議です。


 両うどんの底釣りでは、それこそ半世紀前のころは上ずりは厳禁でした。1つは底釣りですから上ずられると底では食わないからですが、その頃の釣り堀では放流量も少ないために、簡単に上ずることもなかったのですが、数少ないヘラブナを上ずらせると釣りにならなかったので、決して上ずらせないようにと先輩釣り師には酷く怒られ指導を受けます。


 しかし時代が進み今日の釣り堀では放流量も多く、実際のところ少々上ずらせたとしても底で食ってきます。極力上ずらないように下としても、やはり放流量の多さからどうしても上ずる個体も現れてきます。反対に今では上ずるほど寄せた方が釣果が伸びるのも間違いの無い事実となっています。


 実験をしてみたのですが、極力上ずらないように寄せを減らし、底にだけ餌が落ちるように釣りをしたのですが、結果は上ずらせた釣り方より半減したのです。事実上ずりを怖がらずに寄せて釣った方が遙かに釣果が良かったのです。


 しかし昔ながらの底釣りをする方にとっては邪道として上ずらせると怒られてしまいますが、そんな人たちは良く釣っているのかというと、やはり釣果はそれ程良くないのです。
 ある釣り人にとても良く寄る餌を教えたのですが釣果が倍増したようです。但し浮く!と指摘されていましたが、今までに釣り上げた事がない枚数が釣れたと喜ばれていました。


 それでも頑なに上ずらせない釣り方を固守すべきでしょうか。竿や浮きが時代と共に変化しているのに、釣り人だけが半世紀前に取り残されているように感じてしまいます。


 まぁ個人の好みですからどんな釣り方をされても良いのですが、ヘラブナ釣りはやはり数釣りだと思うのです。自分なりの知恵を絞り工夫して、それが釣果に繋がるのだとすると、やはり時代の変化に着いていくべきではないかと思ってしまいます。


 いやいや1日1枚や2枚釣れるだけでいいと思っている方はそれでいいのですが、私のような1日50枚歩目標にしていますと、ついつい邪道な釣り方を進めたいと思うんですよねぇ。


 自分に課したルールはそれぞれある事でしょう。宙釣りだとしても浮きに出る当たりは、浮きの胴が見えなくなってからの当たりを取るとか、餌が落ち着くまでに食って走り出していても釣果として認めるのか、底釣りだとしてもなじみきってからの当たりを取るのか、馴染み途中の当たりを取るのか、上ずりは決して起こさないのか、上ずりを起こしても底釣りで釣り上げたいのか、誰よりも素早く取り込みたいのか、優雅な引きを楽しみながら音を立てずに取り込みたいのかなど、池のルール以外に自分にの決め事はあるとしても、それを周りにいる別の釣り人に押しつける必要はないはずです。


 私の場合はとても緩くて単にバランスの底釣りであれば良いと思っています。両うどんであろうが両団子だったとしても、餌が底についている状態にでるカチッとした当たりを取りたいのです。ただそれが出来ていれば良いだけですが、それに適している竿は・浮きは・針は・餌は・まぶし粉は・当たりが取りやすいスコープは・釣り台は・スノコ派・・・と探る事になります。


 当然多くは市販のものですから、その中から自分の釣り方に合ったものをチョイスしているに過ぎません。ただそこにも自分なりのこだわりや工夫など、差別化できるものはあるのかどうか、それによって釣果に差が出るのかでないのか。多くはお蔵入りしてしまうのですが・・・。次から次に湧き出す欲は枯れないようです(笑)。

 ヘラブナ釣り 知ることの面白さが次に繋がる

 ヘラブナ釣りをしていても特段知識を必要としないし、一般教養も何ら役に立たないように思うのですが、池で話されている内容を小耳に挟むとお里が知れるなんてこともあります。
 特に釣りクラブの下品な会話は耳を塞ぎたくなりますが、仲間意識というか自分たちだけしかその池にいないような振る舞いは、まさにお里が知れるのであります。
 別に崇高な会話をする必要もなく、戯れ言を話していても良いのですが、最低限その池には他の人たちもいることに気にも心がける必要があります。


 さて「最近の若者は」・・・このフレーズは室町時代に既に表現されていましたので、いつの時代になっても今の若者はのフレーズが生き続けるのでしょうが、このところ特に思う事として、若者達は必要としないことは知ろうとしないのです。
 確かに日常生活に於いて不必要なことも多々ありますが、知識があることでニュースから流れてくる言葉の意味もわかり理解が深まるというものです。


 若者達の中には日本地図も書けないようで、また世界の国々にはどこにあるかも知らないようです。それをクイズ的に出すとふざけているのかと思うようなところを指さすのです。


 パリとフランスは別だったり、アメリカが中国の位置にあったり、ハワイはインド洋を指さしてしまいます。若者曰くどの国がどこにあるかなんて知らなくて良いからってことです。確かに日常生活に於いてどの国がどこにあるかなんて知らなくても良いのですが、ウクライナにロシアが侵攻したと聞いても、そのウクライナはどこにあるかなんて全く解っていません。


 偉そうにいっている私もバルト三国を正確に指さすなんて出来ませんし、中東もいい加減な位置関係で覚えています。アフリカ諸国の位置は南アフリカが解る程度で、全く知らないといっても良いほどです。でもアメリカや中国そしてイギリスなどはここにある程度は知っていても良いような気になるのです。


 実はこの何でも無い知識はヘラブナ釣りでも当て嵌まります。私は両うどんの底釣りを基本とした釣り方をしていますが、元々はこの釣り方には食用うどんにペレットのまぶし粉を使うとの、基本スタイルが随分古くから確立していますので、その釣り方さえしていれば釣れるものと思っていました。


 勿論この基本スタイルで間違いではないのですが、満足が得られるような釣果には巡り会うことがなかったのです。そのためより多く釣り上げるにはどこをどのように工夫すれば良いのかを探る事になります。実はこの探る姿勢がとても重要で、昔に習った方法で釣り続けていても、決して良い結果にはならないんです。


 勿論昔ながらのスタイルで釣果を上げる方はいますが、私のように腕が伴わない初心者にとっては、自分に合った釣り方や餌について考えなければ、ベテランの皆さんに太刀打ちできなかったのです。


 そこでお試しとして次々と変化をさせていきます。うどんは煮て柔らかくするだけから尿素で煮るタイプに変更、次にワラビうどんに変更、そしてワラビうどんの主成分はデンプンですから、市販されているデンプンの種類をアレコレと探ります。そしてそれぞれの原料の違いでどのようなデンプンの性質が違うのかを探りました。
 デンプンの性質を知ることで、求めている性質のうどん作りに役に立つようになります。


 別に知らなくても良いことかも知れませんが、人より頭1つ抜け出すには努力が必要で、デンプンの性質の違いを知ることで、粘り方・硬さ・ダレる早さなどを知ることが出来て、釣行前日だけでなく1週間2週間前から作って冷凍保存して、釣行前に解凍することで使えるうどんが作れるとか、今では冷蔵庫保管するだけで何週間も使えるうどんを作り出せるようにな工夫を見つけ出すまでに至りました。


 実はこの調べている途中に加工デンプンというものがある事を知ります。科学的に性質を変えてそれに適したデンプンとなっている野です。例えば冷水でも粘りが出るデンプン。硬化しないデンプン。老化しないデンプン。揚げ物をしても剥がれないデンプンなど、必要とされるあらゆる加工デンプンが存在することが解ります。ただ残念ながらすべてが業務用ですから、釣り人が使うような少量では販売されていません。中には釣りに最適なデンプンだと思うものもあったのですが、例えば冷水で粘りが出るデンプンはマルキューの感嘆で使われています。メーカーが加工デンプンを購入して小分けして売られている例です。
 釣りクラブなどで大量に購入して、会員に小分けするのも方法だろうとは思いますが、ペレットも同じで20㎏で6,000円~9,000円程度で売られていますが、個人では処理のしようがない量です。


 まぶし粉のペレットにも多数の種類があり、釣具店に売っている一般的なものだけでなく、ヘラブナ釣り専門店には多数のペレットが売られていて、それらの違いを一つ一つ確かめながら、ヘラブナに対する有効成分の論文をあさり、又それを実践して検証していくそんな工夫を続けています。今もその歩みは止めていません。


 たかが日曜釣り師の趣味の世界ですから、職業漁師のような生活がかかっているわけでもありませんので、もっと気楽に釣行すれば良いのですが、釣りに直接関係があるものでもそこまで知る必要が無い部分、例えば仕掛け糸の性質などについても、特に知らなくても不自由はないのですが、ついつい追求してはこれで良いのだとの妥協点を見つけたりしています。
 その結果とても安価に仕掛け糸でも十分にヘラブナ釣りは成立する事を知るのです。勿論名の通ったメーカーものでも粗悪品もありますので、実際に使って見て検証する事となるのですが、今では安価な製品でも信頼が出来るもを見つけてそれを使い続けています。


 アミノ酸・ビール酵母・匂い成分・餌の粒子などを考慮しながら、結局は仕掛けバランスが取れているかどうかで決まっていたりと、回り道をしてやっと答えが見つかるなんて事も多々あります。


 しかし釣り場には大きな企業の代表がいたり、英語や中国語を流暢に話される方がいます。しかし釣り場では皆平等に上も下もなく和気藹々と楽しませていただいていますが、それも1~2回りも違うお優しい諸先輩のお陰とも思っています。


 歳を取れば取るほど好々爺・・・コレが理想ですよね。頑固オヤジはもう流行りません。


 しかし年齢を理由とした行動を起こさないのには反対です。もう歳だから今更・・・は禁句です。
 いつお迎えが来るなんて事は誰も解りませんので、日々前進あるのみで知識を増やしていくべきでは無いでしょうか。ただ知識は人を豊にすると思うのですが、正論は人を切りますので知識の使い方には注意しましょう。

 ヘラブナ釣り これは良い!底釣り用団子餌

 今までも多分これからも底釣りの団子餌は底釣り用を使うと思うのですが、実は先日底釣り用の餌を忘れてしまって中層や段底用の餌しか持参していなかったのです。これは困ったと池主に底釣り用の餌はないですかと相談したのですが、常連の方が使っても良いよと受け取ったのですが、やはり他人の餌を使うのは気が引けます。


 餌バッグの中を覗いてみますと、段底用3種、粘りを出す餌1種、重さを出す餌1種、軽くて早く開かせる餌1種でした。う~ん・・・どうしよう。段底の餌は比較的重いのでこの餌を主としたとしても、バラケ性が強すぎて底釣りの両団子餌には適していません。実はうどんを持参していました。今回は主に両うどんで釣ろうかと思っていたのですが、この池は両うどんでも釣れるのですが当たりが遠く、私は当たりが出るまで我慢できない性格ですから、食わせ餌にしてセット釣りでもとも思ったのです。でもなんとか両団子餌で釣りは成立しないのかと思って、取り敢えずアレコレとブレンドして作り上げてみました。


 基本段底用の餌を混ぜることはしないのですが、今回は何が適しているのか全く解りませんので、主となる餌を決め付けられず次の3種を混ぜてみました。


 当然バラケ性が強すぎますので底釣り用としては全く駄目です。そこで粘りの出るカルネバを少し多い目に入れます。すると思った以上にまとまりが良くて底釣りに使えそうです。


 ただやはり重さがたりません。そこでBASICのダイレクトを足します。どうもこの製品は人気がないのか販売が中止されているのかわかりませんが、釣具店で見かけなくなっていました。でも餌を重くして底まで運ぶのには最適の餌ですから、釣具店で見つけたら買い置きしたい商品です。

 ダイレクトが手に入らなくなったとすると、次に利用できるのが実はとろスイミーです。これはトロロを重くするために使う餌ですから団子餌を重くするのにも最適です。


 これらを単に混ぜているだけでは少し重くて粘りがある程度ですが、これをさらに押し練りをします。するととっても良い粘りが出てきて良い開き具合を保ちながら底まで届く餌となります。底まで届いたとしても元々がバラケ性の強い餌を無理矢理まとめただけですから、ヘラブナの食い当たりが素早く出すことが出来ます。
 またバラケ性が強いのでカラツンが一気に減らせました。当たりがあると食い当たりとなって釣り上げられるのですから良い感じです。ただ押し練りをしないでそのまま使ってしまうと、上ずって底釣りが出来なくなってしまいますので注意が必要ですが、食い気の少ない日などは積極的に使ってもいいのかもと感じた餌でした。


 但しこのブレンドは深さのある池ではバラ性が強すぎて使用できません。底釣りだとしても水深の浅い釣り場で使用するようにして下さい。深さのある池では粘麩を足すのも方法と思いますが、粘りとバラケのバランスがどの程度取れるかは解っていません。ヘラブナ釣りとしては色々と試しては試行錯誤をするのも楽しい作業ですけどね。


 でもやはり底釣りには底釣り用の餌が苦労せずに使えますので、底釣り用の餌を使う事にはなるのですが、バラケ餌をどの程度混ぜるかによって食い方そのものにも違いが出てしまいますので注意が必要です。


 底釣り用の餌を使ってカラツンを極力減らす餌作りも何となく解りましたが、それはへら専科の12月1月合併号に載せていますので、発売されましたら覗いて見て下さい。