両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 お陰様で訪問者数延べ130万人突破しました!!

 2023年11月11日(土)に130万人を突破しました。前回の120万人突破が今年の8月だったので前回同様3ヶ月で10万人上乗せとなっています。


 130万人といいますと総務省の調べでは埼玉市の人口が1,264,000人ですから、さいたま市の方が全員訪れて戴いたのと同じ計算になります。実際は何度もリピートして戴いている方もいますので全く違いますけど(笑)。さいたま市の人口は日本の都市の人口分布では第10位です。1位は勿論東京で2位が横浜3位が大阪そして4位が名古屋となり、我が京都市はさいたま市のひとつ上で9位で1449000人となりますので、次は京都市の人口を目指すことになります。


 訪れて戴いた皆さんがどのような印象を受けられたかは解りませんが、毎日書いている私としては心強く感じていまして、書こうとする意欲を後押しして戴いているように感じます。
 元々は天釣会の成績を記録するために初めてものですが、途中からはボケ防止のひとつと書き続けていました。あるときから訪問者数の増加が見られるようになったのですが、稚拙な文章をどのように感じられているのだろうと、それこそ赤面するような思でいたこともあるのですが、顔が見えない安心感から余り気にしないようになっていました。


 ところがあるときから見てますよと池で声を掛けられるようになり、その時のとんでもなく恥ずかしい思いをしたことも今でも鮮明に覚えています。やはり見えない安心感があったのですが、読者の顔を見ることでまさに顔が見える状態となって、下着姿を見られたような恥ずかしさを感じたものです。


 ただ厚顔無恥な私ですから何時しかそんなこともどこ吹く風と、気にしないでつらつらと書くようになったのです。ある日など1日の訪問者がとんでもない数値になっていたこともあるのですが、今は平均的に1000人程度の皆さんに見て戴いているようです。


 ブログにはランキングが着くのですが、訪問者数に比例してポイント換算されてそれが順位として発表されます。一頃は全てが1位を獲得していたのですが、最近は上位にいたとしてもPVだけが1位を続けています。PVとはページビューですからどの程度読んで戴いているかで、ブログに入っただけでカウントされるのではなくて、何ページ読まれた事でカウントされます。


 私の場合はついつい長文になってしまっていることもありますので、結果としてPVが増えているのかも知れませんが、良く目を通して戴いている事にも繋がっています。そういう意味からも飽きずに最後まで読んで戴けるようにとは思っているのですが、そこは文才のない悲しさでなかなか苦労するであります。


 今回の130万人も途中経過としてまだま続けていこうと思っていますが、次のテーマが決まらなくて困るんですよねぇ。どこかで話題は尽きる可能性もあります。


 またまた明日もブログを更新しますので、また暫くはお付き合い頂きますよう宜しくお願いします。

 今日も大助3枚!! 淀の釣天狗池 釣行記 11月12日(日)

 今日もまた釣り天狗池です。元々今日は釣行出来なかったのですが、なんとか都合を付けて午前中だけでもと思ってやってきました。
 しかし寒い1日でした。いっきに冬がやってきた寒がしましたが、皆さん寒くなかったのでしょうか。
 どう見ても薄着に見える大西王位と竹藤副会長。写真に撮れてなかったのですが、大西王位の隣には松本の長老が入られています。この大西王位が入ったポイントは先週川久保さんが大助3枚を釣り上げたポイントです。

 その横には福谷さんと菱田規定委員長、見るからに寒そうですが・・・

 私より少し遅れてやってきた川久保名人。なんと今日も川久保劇場が始まったのです!!

 尺半の大助を狙って一人離れて最奥に入った天敵松本さん。釣果はどうだったのでしょうね。



 このところなかなか思うようには行かないのですが、天狗池は両うどんの底釣り専門池として釣果が良いと感じています。実際他の池に行っても天狗池ほど頻繁に当たりが出るのは少ないのではないかと感じています。ただ今日は難しくて・・・


 季節の移り変わりでうどんにまぶすペレットも変化が出ます。その分岐点がどこなのか探りながらとなりますが、タイミング良く変更が出来ると快調な釣りが展開できます。それもまた釣技の1つですからタイミングが合えば爆釣が待っているのですが爆釣に繋がらないものですね。


 しかし急に季節が進み秋が来ないまま冬になった感がしますが、水中はまだ夏の暑さを引きずっていて18度もありましたので、今まで通りジャミが先に当たってきます。


 今日は釣行時間も短くなりますので、竿の変更も抑えてどの竿で通そうかと悩んでいました。いつもであればやや長めの竿からスタートして、一気に短竿に変更しまたやや伸ばしてと、1日を長短中と変えていくのですが、今日は9尺で通すことといたしました。


 最初の5枚程度まではそれなりに当たりも出て釣れたのですが、不思議なことにある段階でジャミやヘラ当たりが止まってしまったのです。そこからが大変で色々と工夫するのですが当たりに繋がらずうどんもそのまま残っています。まぶし粉を色々と変えてはみるのですが好転せず、結局はペレットの反応が良かったと感じました。
 
 今日も竿も色々と交換して試したいところですが、時間が惜しいのでそのまま釣り続け、結局13枚で終了してしまいました。次週はもう少し工夫を・・・う~ん。何が出来るのでしょう。


 曇っていたので余計に寒くて、私的には着込んでいた方ですが・・・次回は完全防備で挑むことといたしましょう。増して予報で小雨が降るとのこと、事前にパラソルを用意して突然の雨に対応していましたが、予報通り雨も降りましたがそれ程強い雨にならず、少し晴れている間に帰宅準備も出来て、パラソルも綺麗に乾いていてホッとしました。


 私が短竿で苦労していたのに少し離れたポイントに入った川久保名人は竿を大きく曲げています。黄金の竿が曇り空でも輝いています。

 なんと釣れてきたのは42㎝の大助です。いつものように笑顔で写真に収まります。

 ところがこれで終わらず、またまた竿を曲げて・・次は41.5㎝です。この満面の笑みが憎たらしいですねぇ。


 ここで私は納竿して帰宅したのですが、なんとその後も41.㎝の大助を釣り上げたとのことで、今日もまた大助を3枚釣り上げたようです。当然今日の1位は川久保さんです。
 そして大西王位が36㎝を釣り上げて2位とのことでした。


 どうして川久保名人は大助を釣り上げられるのでしょう。今日からワラビうどんにしているとのことですから、特別違いはないと思うですが・・・お手上げですね。取り敢えずは来週に頑張ることといたしましょう。

 雑談 電気自動車が環境に良いは誤解かも

 最近電気自動車が普及しだしていますが、日本の平均的なエンジン自動車が排出する二酸化炭素の量と、発電所で電気を作ってその電気を電気自動車に充電した場合、どちらがCO2の排出量が少ないのかは既に計算されています。


 最近燃費が良くなっていますのでもっとその差は開いているかも知れませんが、現状の比較ではエンジン自動車の方がCO2の排出量が少ないことがわかっています。この排出量は走行距離が10万㎞がその分岐点になっていて、10万㎞を超える走行を続けることで電気自動車の方がCO2の排出量が少なくなります。


 ということは電気自動車だとしても2年や3年程度で乗り換えるユーザーは、環境に悪い乗り方をしていることになり、また走行距離が短いユーサーもエンジン自動車より環境に悪い車に乗っていることになります。


 反対に言うと電気自動車を乗る方は10万㎞以上走ることを前提として車の購入をすべきとなります。メーカーのバッテリー保証は8年または16万㎞となっていますので、10万㎞以上走れるのですが、保証はこのどちらか早い方が適用されるのですが、バッテリー能力が70%を下回った場合に保証交換されます。


 つまり10万㎞以上走行した段階でバッテリー容量が70%を下回ったとしても、8年以上過ぎている保証の対象にならないので自費で交換することになります。そうなると車種によりますが数10万から100万円の費用が掛かります。ということは早く劣化した方が無償交換してくれるのですが、メーカーが設定している保証期間には自信を持って保証できる期間を設定していますので、その期間中に交換することは殆どないともいえるかも知れません。


 バッテリーを有効に使う場合は、20%~80%の間で使うようにすることです。そうすると劣化が遅くなりますので、バッテリーの交換は考えなくて良いことになります。実はこの範囲で利用するのはスマホも同じで100%充電はしない方が良いのです。


 車の場合は80%充填する場合は急速充電をするといいのですが、急速充電器には最大30分との制限がありますので、充電設備や車種によっては充電しきれない場合も出てきますが、何れにしても急速充電はバッテリー寿命を縮めますので、80%までしか充電できないようになっています。


 電気自動車は環境に良いとは言い切れない側面を持っていますので、十分納得した上での購入が必要ですが、実はそれ以上に車を乗り換える方がCO2を多く排出してしまいます。つまり新車を作る段階でそれぞれCO2を排出していますので、例え10万㎞を超えたとしても単純に排出量で判断するのではなくて、乗り換えまで考慮する必要があり現実的にはガソリン車であったとしても、同じ車を長く乗った方が環境にいいことになります。


 物事には色々な側面がありますので一概に断定することは出来ないのですが、飛行機はCO2を多く排出するので環境に悪いと指摘する方がいます。特に環境活動家はその傾向が強いように感じます。反対に電車の方がCO2を排出しないので環境に良いと・・しかし、電車を走らすためには発電所でCO2を多く排出していますが、それだけではなくて路面を建設するために環境を破壊しています。またその工事中にも多くのCO2を排出していることも考慮に入れると、果たしてどちらが環境に良いのかは解らなくなってしまいますよね。


 環境に悪いはずの飛行機は、その軌道などが全く必要なくそれぞれの飛行場があれば良いのですから、環境の破壊は一番少ないのかも知れないのです。じゃう船はどうかというと、船は車と違って惰力で動くことはありません。車なら坂道でアクセルを戻しても進んでいきます。平坦路でもアクセルを戻してもある程度は走行速度を保って進みますが、船は水の抵抗が強く推進力は一気になくなりますので、動く限りは遠心を回して推進力を生み続ける必要があるのです。


 環境問題だけでなく自動車は自動運転が試されています。電車では既に運転手の乗っていない電車が入っていますし、新幹線は自動運転の実証実験がなされています。東京メトロは既に自動運転が採用されていますが、札幌の地下鉄が一番早くから採用されていたはずです。
 また完全無人化されて自動運転になっているのは、神戸のポートライナーなどがそうですが、何れにしても電車の場合は司令室からも制御できるようになっていますので、万一の場合でも暴走したり止まらなくなることはないとされています。


 その一方自動車の自動運転については道路環境の違いや混雑状況、人の飛び出しなどそれぞれを自動車側で制御する必要がありますので、その制御装置に異常が出るとその自動車をコントロールすることが出来なくなり、それこそ大事故に繋がる恐れもあるのです。


 この自動運転を研究している方からお話をお聞きしたことがあるのですが、現状では雷が鳴るだけで故障しかねないとのことで現実的にはまだまだ先のこととのことです。実際雷の影響で何度も暴走したそうですから・・・。


 最近韓国や中国で電気自動車の暴走事故が起きていますが、電子制御ですから・・・チョットしたことで異常が出るのかも知れません。事実韓国では衝突事故を起こしたことで暴走して、ブレーキやアクセルのコントロールが出来なくなって大事故に繋がったようです。


 実は我が家に雷が落ちたことが2度あります。直接落ちたのではなくて近くの電柱に落ちたのですが、弱電に影響が出てしまってテレビや防犯システム、ガレージのシャッター制御そして湯沸かし器のコンピューター部分が壊れてしまいました。つまり電気料の少ない弱電に影響が出やすいのです。車でいうところのコンピューター制御されている部分ですから、雷の影響をどの程度減らすことが出来るのかは、まだまだ研究されなければならないと感じています。


 地球温暖化によって益々環境意識が高まる可能性があるのですが、電気自動車がそのまま環境に良いとはいいきれないし、事故の可能性もなんとなく高いと感じますので、これからは益々電気自動車が普及するとは思うのですが、実際問題として国内の車が全て電気自動車になった場合は、発電所の発電量が全く足りなくなってしまいます。現状ですら夏期の電気使用の節電が呼びかけられているのですから、それこそ化石燃料を原料にした発電所を作ってもCO2を多く排出するので意味がなく、勿論原油価格の高騰なども伴って現実的ではない事になります。ということは自動的に原子力発電所を作る以外ないのですが、それを日本人は受け入れることが出来るのでしょうか。


 電気自動車を増やすのとの考えを持つ場合は、発電所をどのように建設して発電量を確保するのかも考えなければなりません。水力発電は一番CO2を出しませんが環境破壊は一番大きいのです。
 個人的な意見としては瀬戸内海の干満による潮流を利用した発電ではないかと思っています。毎日2度干潮と満潮を繰り返し鳴門や今治沖の宮窪瀬戸などではとても速い潮が流れます。その潮流を利用した発電をすべきだと思うのですが、どうして海で発電をしないのでしょう。そうすれば環境基破壊も少なく土地買収の必要もなく作れると思うのですが、賢人達の知恵が待たれます。


 そうそうドイツでは原発を廃止することになっていますが、それで足りなくなった電力はフランスから購入するのです。しかしそのフランスの電力は原発によって作られているのです。ドイツの環境は守られたとしてもフランスは原発だらけで、使用済み核燃料も世界から集まって来ていますから・・・なんだか、環境シンジケートが暗躍していると思えてならないですが果たして・・・。


 ダイオキシンで問題になった時期がありますが、あれも焼却設備を売らんがためのシンジケートが蠢いていたからと個人的には思っています。だってダイオキシンは有毒ではないのですから・・・。ダイオキシンの危険度は日常生活であける量の数十万倍の濃度です。ダイオキシンそのものの発がん性はとても低いことが公に認められていてリスクは殆どないとされているのです。


 ヘラブナ釣りでは自動車移動がつきものです。ハイブリット車に載られている方をよく見かけますが、CO2の排出についてはガソリン車とそれ程変わらないのです。


 勿論この指摘はある段階のある一面を取り上げたものであって、これから時代と共に変化していきます。これからも益々賢人達の新しい知恵を期待したいですね。

 ヘラブナ釣り 穂先を沈める理屈

 世の中を知った気になっていますが、実は知らないことも方がとんでもなく多くて、多分私なんかは1%どころか0.0001%も充たないのですから、世の中には知らないことで溢れかえっている事になります。


 ただ実際は知らなくても大丈夫なことも多く、テレビは誰でも見ることが出来ますが、そのメカニズムを説明できる人は極限られているでしょう。実際テレビのメカニズムを知らなくてもスイッチを入れるとテレビが映ってくれるのでそれでいいわけです。スマホなんて日常的に利用していても、知らない便利アイテムが満載されているます。それこそ今のスマホは月への軌道計算をしていた初期のコンピューターより優秀なんですから宝の持ち腐れですね。


 ヘラブナ釣りでも当然知らないことの方が多くて、どうして釣れないのだろうと悩んだところで答えなんて見つけられません。色々な工夫をすることで釣れたとしても、知った気になっているだけで何も解っていないのです、その証拠に次の釣行ではまた撃沈してしまうのですからね。


 しかし単純な話としてヘラブナ釣りではどうして竿先を水に入れる必要があるかを解ってない方も案外多くいます。竿先が水面から出ていても平気でいるのです。でも竿先を入れる理由を知っていると竿先は必ず入れたくなるはずです。


 竿先を入れるのは道糸を水中に沈めるためです。


 どうして道糸を沈めなければならないかです。それを知るともっと積極的に道糸を沈めたくなるはずです。 


 それは道糸を水中に入れるのは竿を上げたエネルギーが針先まで伝えるためです。


 原理としては池の水がエネルギーの分散を防く役割をしているからです。


 水道のホースで水撒くのと同じで、ホースから出た水は勢いを失し弧を描いて落ちます。少々水圧を上げたとしても水の到達地点がやや伸びる程度です。しかしホースを伸ばすだけで水の到達地点は遠くになります。それは蛇口から出た水の勢いがホースによって保たれ、水の押し出しエネルギーが分散されずに長いホースの先まで届くからです。


 仮に圧力損失などを無視したとして、家庭用の水道水はホースを100m伸ばすと100m先で水が出ますが、ホースの先から出た水は決して100m先までは届かないのです。


 当たり前といえば当たり前ですが、このホースの役割をしているのが池の水です。仕掛け糸の周りに水があることで道糸の周りを包むようにしているため、合わせエネルギーが分散することなく針先にまで伝わります。そのため30尺の長尺でも小さく合わせるだけで針をフッキングさせる事が出来るのです。


 また道糸が途中で水面に出ていると、その部分で合わせエネルギーが遮断されてエネルギーの分散が起きます。つまりその部分で高切れを起こしてしまうのです。


 このことを知るだけで道糸を水中に沈める重要性が理解できると思うのですが、そのために竿先を水中に深く入れれば入れるほど道糸を深く入れることが出来ます。


 ただ穂先を深く入れれば入れるほど、水の抵抗が強くなりますので水切れが悪くなってしまいます。硬質な竿を使えば使うほどその抵抗値は上がってしまいます。いわゆる水切れの悪い竿となるわけです。


 水切れの悪い竿を使っていると合わせにチカラが必要になりますが、水切れが良ければ軽いチカラで合わせられます。但しここでの誤解は水切れが良い竿とは穂先が細い竿で水を切っている訳でもないのです。穂先は少々太くても全く関係なく、竿全体か少なくとも穂先と穂持ちが柔軟であれば、簡単に水が切れますので軽く合わせる事が出来るのです。


 つまり合わせ動作をするとは、竿先で水を切っているのではなくて、竿が曲がることで竿そのものは曲がりますので、穂先は手前に抜くように移動しているからです。
 これも水の抵抗を考えれば簡単なことで、竿先を水中に沈めようしても水の抵抗があるため簡単には沈みませんが、沈めた竿を手前に引くように抜くのは殆ど抵抗を感じないはずです。


 この抵抗の減少こそ水切りの良い竿と悪い竿の違いで、硬式で穂先や穂持ちが硬い竿は水切れが悪いのです。但し簡単に解消するには穂先を深く沈めなければ軽い合わせが出来ます。但しそうすると道糸が上手く水中に沈まなくなりますので、沈めるように竿操作をするか沈む道糸を使う事で解消します。


 この点を理解するだけで常に道糸を沈めるようになると思うのですが・・・これで穂先を水中に入れる事に繋がります。決して穂先が水中から出ているのは良くないのです。


 但し例外はあります。穂先から浮きまでの距離が短いチョウチンの釣り方をしている場合は、水面に出ていても宙釣りならそれでいいですが、底釣りの場合は穂先を沈めます。それは誘い方に繋がるのですが、底釣りの場合は縦誘いは禁止で引き誘いしか出来ないからです。


 道糸が水面に出た状態では引き誘いが出来ず、針が底を切ってしまいますので底釣りとしては違反になりますので、チョウチンスタイルでも底釣りの場合は道糸を沈めるようにしましょう。


 高切れをよくする方は道糸が浮かんでいる場合が多々ありますので、積極的に道糸は沈めるようにしましょう。


 どんなことでも知ることで理解が深まりますが、やはり知らないことの方が多いですよねぇ。知った気になっている事が失敗に繋がりますから、出来るだけ知りたいと思ってしまいますが、それもいつもいつも釣果が良ければそんなことも思わないのでしょうが、良くないからなんで?なんで?となってしまいます。

 ヘラブナ釣り パイオニア精神で進化させる

 どんなことでも最初に始められた人はいるもので、ヘラブナが釣りの対象魚になったのも、先人がいてのことのはずです。実際琵琶湖ではヘラブナ(ゲンゴロウフナ)は釣れない魚とされていました。それが関東からサツマイモを蒸かしたもので釣れることが伝わり、徐々にサツマイモからジャガイモに変わり、もっと便利なマッシュポテトが使われるようになったのですが、関西ではうどんが使われていました。


 元々は琵琶湖畔の各家庭には「かばた」が作られていたのですが、そこには鯉などを泳がせているのですが、とても綺麗な水でしたから食器や野菜なども洗われていました。食後の食器や釜なども洗われていて、ご飯や残飯を食べるようにしていたようです。この「かばた」では川に繋がっていますので、流れてきたご飯粒を食べている鯉やフナも食べるのですから、自然の流れとして使い易いうどんを小さくカットして釣りに使われるようになったのでしょう。


 私の小さな頃には既にうどんで釣っていましたので、歴史的にはいつ頃から使われ出したのかは知りませんが、口コミでそれが広がり関西全域でうどん餌が使われるようになったと想像できます。


 話はいつものように横道にズレますが、今では誰でも知っている柿ピーがあります。あの絶妙な柿の種とピーナッツの配合は誰が考えたのだろうと思っていました。実はそれがわかったのです!!。
 実は東京の帝国ホテルにあるオールドインペリアルバーで提供されたのが最初です。元々は柿の種とピーナッツは別々に提供されていたのですが、あるとき一緒に食べると美味しい事がわかり、それから混ぜた状態で盛って提供されるようになったのです。


 それが今販売されている柿ピーですが、実用新案・・・は難しいんでしょうね(笑)。しかしこのところシャインマスカットや椎茸など、日本で作られた品種を中国や韓国に持ち出されて、それこそ企業で言うところの産業スパイが横行している実態は、果たしてどうすべきかと思ったりしますが、人間の持つ浅ましさは仕方ないのかも知れません。


 ヘラブナ釣りに話は戻しますが、なんだってパイオニアはいるもので、関西で使われているうどん餌も元々は食用うどんでしたが、そのうどんを尿素で煮ることで粘りを出したり日持ちが出来るのですが、最初にその方法を見つけ方は凄いと思っています。


 また同じうどんでも皆さん研究されるのでしょうが、伊勢うどんのあの極太でとても柔らかい性質が、ヘラブナ釣りのそれも大助狙いには最適と見つけた、我が天釣会の菱田規定委員長はたいしたものだと思いますが、流石元トーナメンターだったと感心します。


 ただ食用うどんからワラビうどんが造られるようになります。現代に於いても全てが出そろった訳でもなく、ワラビうどんの作り方も日々進化してして、私はまだ作ったことがないのですが、菱田規定委員長が新たに作り出しているワラビうどんかなかなか凄くて、ワラビうどんはデンプン質で作るのですが、わらび粉(サツマイモ・タピオカ・コーン等)に米粉を混ぜるうどんです。それによってミルクなどを混ぜなくても白いうどんが作れるとのこと、私も作ってみたい気はするのですが、出来上がりの状態が想像できずにまだ作れていません。


 私自身が作った物としてはヘラ専科に発表しましたが、仕掛けの作りの便利アイテムや万力の加工品です。とても便利なアイテムですからお薦めですが・・・。ここで発表しても良いのかなぁ。30㎝の間隔でフックを取り付けた物を用意すると、仕掛けを作る段階で竿を繋ぐ必要がなくて便利です。片道1尺で1往復で2尺になりますので、長尺でも簡単に作ることが出来るのです。
 その他の加工もありますがそれはヘラ専科11月号を見ていただく事にします。写真のようなものを1つ造っておくだけでとても便利ですからお薦めです。


 まだへら専科にも公表していない事も多々あるのですが・・・当分の間はアドバンテージを稼ぐためにもまだナイショにしておきましょう(笑)。