両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り パイオニア精神で進化させる

 どんなことでも最初に始められた人はいるもので、ヘラブナが釣りの対象魚になったのも、先人がいてのことのはずです。実際琵琶湖ではヘラブナ(ゲンゴロウフナ)は釣れない魚とされていました。それが関東からサツマイモを蒸かしたもので釣れることが伝わり、徐々にサツマイモからジャガイモに変わり、もっと便利なマッシュポテトが使われるようになったのですが、関西ではうどんが使われていました。


 元々は琵琶湖畔の各家庭には「かばた」が作られていたのですが、そこには鯉などを泳がせているのですが、とても綺麗な水でしたから食器や野菜なども洗われていました。食後の食器や釜なども洗われていて、ご飯や残飯を食べるようにしていたようです。この「かばた」では川に繋がっていますので、流れてきたご飯粒を食べている鯉やフナも食べるのですから、自然の流れとして使い易いうどんを小さくカットして釣りに使われるようになったのでしょう。


 私の小さな頃には既にうどんで釣っていましたので、歴史的にはいつ頃から使われ出したのかは知りませんが、口コミでそれが広がり関西全域でうどん餌が使われるようになったと想像できます。


 話はいつものように横道にズレますが、今では誰でも知っている柿ピーがあります。あの絶妙な柿の種とピーナッツの配合は誰が考えたのだろうと思っていました。実はそれがわかったのです!!。
 実は東京の帝国ホテルにあるオールドインペリアルバーで提供されたのが最初です。元々は柿の種とピーナッツは別々に提供されていたのですが、あるとき一緒に食べると美味しい事がわかり、それから混ぜた状態で盛って提供されるようになったのです。


 それが今販売されている柿ピーですが、実用新案・・・は難しいんでしょうね(笑)。しかしこのところシャインマスカットや椎茸など、日本で作られた品種を中国や韓国に持ち出されて、それこそ企業で言うところの産業スパイが横行している実態は、果たしてどうすべきかと思ったりしますが、人間の持つ浅ましさは仕方ないのかも知れません。


 ヘラブナ釣りに話は戻しますが、なんだってパイオニアはいるもので、関西で使われているうどん餌も元々は食用うどんでしたが、そのうどんを尿素で煮ることで粘りを出したり日持ちが出来るのですが、最初にその方法を見つけ方は凄いと思っています。


 また同じうどんでも皆さん研究されるのでしょうが、伊勢うどんのあの極太でとても柔らかい性質が、ヘラブナ釣りのそれも大助狙いには最適と見つけた、我が天釣会の菱田規定委員長はたいしたものだと思いますが、流石元トーナメンターだったと感心します。


 ただ食用うどんからワラビうどんが造られるようになります。現代に於いても全てが出そろった訳でもなく、ワラビうどんの作り方も日々進化してして、私はまだ作ったことがないのですが、菱田規定委員長が新たに作り出しているワラビうどんかなかなか凄くて、ワラビうどんはデンプン質で作るのですが、わらび粉(サツマイモ・タピオカ・コーン等)に米粉を混ぜるうどんです。それによってミルクなどを混ぜなくても白いうどんが作れるとのこと、私も作ってみたい気はするのですが、出来上がりの状態が想像できずにまだ作れていません。


 私自身が作った物としてはヘラ専科に発表しましたが、仕掛けの作りの便利アイテムや万力の加工品です。とても便利なアイテムですからお薦めですが・・・。ここで発表しても良いのかなぁ。30㎝の間隔でフックを取り付けた物を用意すると、仕掛けを作る段階で竿を繋ぐ必要がなくて便利です。片道1尺で1往復で2尺になりますので、長尺でも簡単に作ることが出来るのです。
 その他の加工もありますがそれはヘラ専科11月号を見ていただく事にします。写真のようなものを1つ造っておくだけでとても便利ですからお薦めです。


 まだへら専科にも公表していない事も多々あるのですが・・・当分の間はアドバンテージを稼ぐためにもまだナイショにしておきましょう(笑)。