　ヘラブナ釣り　軽量竿の比較と今欲しい竿

2024/01/26 10:00

　先のブログで書いていたように今欲しい竿があります。
　終活もあって長尺系の竿は全て処分してしまいました。といっても16尺はまだ残しているのですが、それでも比較的軽い部類に入るHERA Fです。他にはHERA Sの15.14尺で13尺は月影と中間的な重さの竿にしています。短竿と表現するには9尺以下でしょうが、9尺は月影、8尺は龍聖、7尺はHERA Xとしています。

　以前までは殆どが朱紋峰本式で通していました。8.9.13.16.17と揃えていたのですが、あの本調子の曲がり方がとても好きだったのですが、ある瞬間に面倒！と思ってしまったのです。人の感覚なんていい加減なもので、好みも色々と変遷してしまいます。

　過去には竹竿が好きでとんでもなく重い16尺や17尺まで使っていたのですが、14尺や13尺でも重いと感じてしまってからは、全く使わなくなってしまったのです。でもやはり竹竿の魅力は捨てがたくて、手元に残している竿もありますが、実は竹竿や合成竿も多くを手放してしまっています。

　どんなに好みの竿を揃えたとしても、使うのは1本だけですから、竿ケースに尺数違いを数本入れて池に持ち込んだとしても、その中から使うのもほぼ決まっています。

　色々な好みの変遷を通して結局最後に残ってきたのは、使っていて楽な軽量竿となってしまいました。途中軽量竿のコンコンとしたヘラブナの反応が面白くなくて、優雅な曲がりと引き味に本調子がとても良かったのですが、その優雅さが負担と感じだしてしまったのですから、それは歳によるものなんでしょうね。

　否応なしに筋力も落ちてしまいますので、負担に感じるのでしょうか。当然竿さばきも落ちてしまっていることでしょう。それを補うために軽量竿がやはり使い易いと思っています。
　実際軽量竿の17尺を使っていても16尺に変更することで、そのたった1尺の違いで随分と扱いやすさが違っているのです。

　そこで今欲しいのがダイワのHERA Rの16尺です。

　シマノの閃光LⅡとほぼ同価格帯で重量もほぼ同じです。違いがあるとすると尺数がRでは12から32までのスペックに対して、閃光Lは8尺から30尺までのフルスペックになっている事です。以前までは短竿は出ていなかったのですが、閃光XXがカタログ落ちしたために、8～16.5を加えることになったのでしょう。

　HERA RにはSUPER-SVFナノプラスというカーボン素材が使われているのですが、残念ながら17尺以上の長尺限定となっています。もう少し短い尺数から使われているともっと軽量化が出来たのかと思うのですが、変に固い竿になった可能性もありますので、理に適ったことだとは思います。

　ただ16尺以下になると超高密度SVFカーボンが使われているはずですから、それだとHERA SやFと変わらない仕様となってしまいます。重量はSの方が重いのですが、その差は塗装の差かも知れません。実はRには無塗装処理されているのです。それは少しでも軽量化を図るためとと考えられます。

　また実際竿の曲がり方の比較でSとFとRが比べられているのですが、Fと同じ程度ですからSの方が硬い事を示しているのではと思います。

　そうなると今度は気になるのが価格差ですが、尺数の違いはあるとしても何によって価格差が出ているのか。また価格差ほどの違いがあるのかどうかです。
　仮に今欲しい16尺で比べますと、閃光LⅡは16.5尺ですが104000円、HERA Rが99,000円、HERA Sが77,500円、HERA Ｆが64,000円です。
　重量を比べますと、閃光LⅡが75g、HERA Rが71g、HERA Sが79g、HERA Fが76gです。

　このように比べますとHERA Fがとてもバーゲン価格な事が解りますね。