両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 終活と欲求の狭間でシマノ月影ゲット

 ヘラブナ釣りを始めてそんなに期間は経っていないのですが、やはり色々な病を経験しますと、終活のことも考えなければなりません。残された家族にとって一番に困るのが竿だろうと思って、何年か前から竿の整理をしています。


 一番に手放した竿が神威の17尺でした。先調子で胴が固く私の腕力では竿が立てられず、良いサイズのヘラブナが掛かると簡単に竿を伸されてしまったのです。その後竹竿も17尺の長尺から手放し始め、竹竿だけでも10本以上手放してしまいました。合成竿も5~6本は手放していますが、やはり腰の強いカーボンのヘラ竿は、幾ら軽くても手に負えずに煉の16尺や嵐月16.5尺と月影の21尺は早々と手放しました。軽量系ではいFXの17尺・Fの19尺・18尺・17尺も手放してしまいました。
 もう17尺以上の竿は使わないだろうとの思い、本式の17尺、兆の17尺・16尺も手放して随分と身軽になったのです。


 今の主流にしている竿はFの16尺、Sの15尺・14尺、月影の9尺、龍聖の8尺、Xの7尺です。本式は釣り味を楽しむためとして手元には16尺・13尺・9尺・8尺を残していましたが、実はその本式も手放してしまいました。


 ヘラ竿は傘立てを利用して保存しているのですが、専用の竿立てを使うより収納量が多く、また竹竿の歪みが出ないので重宝していますが、その竿手他にすら入らない竿は、別の竿ケースに入れて保存していたほどです。しかしさの竿ケースそのものも処分してしまいましたので、傘立てに立てかけている竿の本数も随分と減ってしまいました。


 ところが何故か今になって月影の13尺が欲しくなってしまいました。以前14尺を持っていたのですが、ヘラブナの取り込み途中に2番がポキッと折れてしまって、月影は駄目だと決め付けていた時期があります。しかし最近月影の9尺を使うようになり、今になってその良さを見直しているのです。


 ってことで実は月影の13尺手に入れました。またインプレッションを書いて見たいと思いますが、単に竿を繋いで振ると思った以上に硬い事が解ります。メーカーの公表している硬さ体系よりもう少し硬さがある印象です。ところが実際にヘラブナを掛けると良い感じの曲がりをするので、とても使い易い竿だと感じています。今中間帯の価格でお薦めはこの月影だと思っています。


 実際9尺で40㎝オーバーの大助を釣り上げてもしっかりコントロールが出来ます。ヘラブナに翻弄されることなく釣り込めますので、とても使い易いと感じるようになっています。使い心地としてはSに似ているのですが、実際Sより月影の方が手に入りやすい価格ですから、Sを求めるよりはふところに優しく、片や終活をしている身にとれば負担か少ないと感じるのです。


 あたらしい竿を手に入れるのはコレが最後かと思うのですが、収集癖のある私としては我慢するのもひと苦労で、欲しい竿があるのですからいつ手に入れようか、それとも我慢すべきか。思案六法しているのであります。


 まっ欲しい欲しいと思っている間が楽しくて、手に入れるとその熱は一気に冷めてしまいますから、もう暫く楽しみを続けた方がいいのかも知れないですね。


 大事に残していた本式も全てを手放してしまいましたので、釣り方に対する考え方も変えつつあります。本式はとても釣り味が良かった竿でしたから、優雅な曲がりを楽しんでいたのですが、もう少し早く取り込めた方が・・・と何故か思い出してしまったのです。
 もう一つの手放した原因は、このところ短竿を使う事が増えたことで、短竿の本調子は曲がりすぎるところがあったのです。どちらかというと長尺の方が曲がりを楽しみながら取り込める竿だったのです。その結果として16尺はFを15尺と14尺はSを、そして9尺と13尺は月影を使う事にしたのです。


 またまた本式の優雅な曲がりが懐かしく記憶に残っているので、再度手に入れたい気になるかも知れませんが、終活も必要ですから後ろ髪を引かれながらも、徐々に本数を減らして行きたいと思います。


 でもねぇ。まだ欲しい竿があるんですよ・・・困りました(笑)。