両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 えーーーーっ!! シマノ 月影カタログから削除

 今回はシマノ月影の9尺と13尺のインプレッションを書いてしました。が!!!なんとカタログから削除されてしまいました。1月30日現在ではまだ紹介されていたのに31日には消えてしまいました。とっても良い竿だったので残念でなりません。


 翼が消えて続いて月影も消えてしまいました。次に出る竿に期待したいものですが、ヘラ竿の販売低迷のために、アイテムが単に減らされているだけかも知れません。またまた復活されることに淡い期待を込めますが・・・。はぁ


 余りにも突然なので現在メーカーに問い合わせをしています。


 しかしなんて勿体ない・・・というか、余りにも特徴がない竿でしたから、人気がなかった可能性はありますが、その特徴の無さが良かったと思うのです。今回も敢えて取り上げることにしましたのも、それほど優秀な竿と感じていたからで本当に残念でなりません。


 以下が今回書き上げていたインプレッションの内容ですが、全く無意味になってしまいました。(T-T)!!



 はじめにシマノの月影は14尺と9尺を持っていました。しかし14尺を使った時のことです。ヘラブナの引きを耐えている時に穂持ちのスゲ口近くでポキッと折れてしまったのです。使い出してから1年を過ぎた頃です。残念ながら保証期間も過ぎてしまったので修理しないまま処分してしまいました。


 このときから個人的には信頼が出来ない竿と思っていたのです。


 1年経っていたとしても毎週使うことはなくて、違う竿を使いながらでしたから、それ程に酷使していたわけではありません。それが何の原因かわかりませんが綺麗に折れてしまったのです。


 そのため9尺も使わないままにお蔵入れしていたのですが、あるきっかけで再度使うようになってからは、とても良い調子だと感じたのです。その後9尺は月影を多く使うようになったのです。
 とても使い良い調子で大助サイズでも普通に取り込めます。ヘラブナのサイズを限定することなく小型サイズから大型サイズまで、それこそ万能に使える竿と改めて見直したのです。
 実は9尺と13尺は本式を主流に使っていたのです。それが9尺の使い心地の良さで、月影の13尺を追加購入して、今は9尺と13尺は月影を主に使うようにして、本式を全て処分する決意をしたのです。


 13尺を使っていて今のところ折れるようなことはありません。


 実は13尺を手に入れる前に21尺を手に入れたのですが、腰の強さと振り調子の硬さゆえ私には扱えないと思って、実釣することなく手放した経験があります。そういう意味では胴の硬さを感じる竿に違いありません。この調子はまさにシマノの他の銘柄の竿と同じように、先調子竿の特徴そのもので、先調子=腰が硬いと感じたのです。


 その胴の硬さによる扱いにくさは、中竿から以下では特に感じませんが、その腰の強さがとても取り込みやすさに繋がっています。この感覚はまさに万能竿としての位置づけが出来るのではと感じています。そのため長尺は別としますと、短竿から中竿までの範囲を月影だけで揃えても良いのではとさえ思うほどです。ただ腕力がある方であれば中長尺でも使いこなせるとは思います。


 コマーシャルメッセージにも次のように書かれていますが、まさにその通りと思えるものです。
伝承される誇り高き先調子、操作性に長けた穂先に自信。
[月影]は、へら竿としては少し硬めの硬さランク6~7に設定しています。釣技レベルを問わずしっかり引ける硬さのため、初心者~ベテランまで誰もが使いこなせ、釣り場・釣り方の汎用性が高いものです。


 振り調子
 特に特徴のある調子とは思えません。重量的にも特別軽いこともなく重くもありませんが、同じ重量帯であり紅月とは明らかに軽く感じますので、とても使いやすい竿と感じます。


 振り込み調子
 竿が13尺と9尺ですからかも知れませんが、送り込みもとてもスムーズに出来ます。また振り切りでの餌打ちでも、狙ったポイントに的確に振り込めます。多分胴ブレが少ないための的確性ではないかと思います。


 掛けおよび取り込み調子
 全体が上手くしなりますので、それ程に硬い先調子とは感じません。同時に取り込み段階で足下に潜られることも少なく、そのときになって腰の強さが発揮されているように感じます。


 価格帯とてしては中間的な位置づけですから、とても安く手に入るとは言えませんが、長く使い続けられる竿ではないかと思います。ただ万能竿ですから特徴的な部分は見つけられませんでした。
 低価格帯でも紅月のような大型魚を対象にした竿でもなく、柳や本式のような引き味を楽しむ竿でもありません。但し欠点は見つけられませんが、どちらかというと平均点が高い竿と紹介が出来ますので、まさに購入しても間違いのない竿と言えるのではないかと思いました。


最後にスペック表です。この表も1月30日にシマノのHPからダウンロードしたものでした。


 しかしとても良い竿と再認識していましたのに、突然カタログから削除されるに至って、大きく落胆してしまいましたが、中古市場で手に入れても失敗はないと思います。