両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 低価格ハリスは注意

 私は元々低価格なものしか使っていないのですが、このところハリス切れが頻発してしまいました。私の釣り方に問題がある可能性はあるのですが、合わせてから少しのやり取りの末でプンと切れてしまったのです。


 通常ハリスが切れる場合は、針を結んであるチモトかヨリモドシに結んでいるところで、いわゆるハリスの中で弱い部分で切れるのが極普通のことだと思うのですが、今回は中間付近で切れることが多発したのです。


 中間で切れる場合は傷が付いていたり縮れなど何らかの変化のあるところのはずです。ところが1日で6回も切れてしまったのです。これはいったいどうした事だろうと思うのですが、そこで1つ思い当たることがあります。


 実はハリスも道糸も基本的には平行巻を選びます。平行巻がされていると巻癖というか重なっている部分が押しつぶされないので、ハリスや道糸に弱い部分が出来ないので選んでいました。ところがこの低価格な道糸やハリスが低価格では手に入らなくなり、少し価格が上がってしまったので他の製品を選ぶようになったのです。実際価格が上がったとしても60m巻で200円程度ですから、何をケチ臭いことをとも自分でも思うのですが、今までよりも安い物が手に入りましたのでそちらを使うようになったのです。


 実はその製品も今までに使ったことがあり、それ程強度の不安を感じたこともなかったのですが、それでも何故かよく聞けてしまったのです。


 元々使っていた平行巻の製品は60mで550円程度です。今でもネットでは売られているのですが送料が高く付くので安く買えないのです。それが近くの釣具店では770円で手に入るのです。ただこの平行巻の道糸やハリスはとても滑らかに仕上がっています。平行巻ですから余計に歪みなどがなくスベスベしています。そのために少し横着な針結びをしていると滑って簡単に解けてしまうのです。それ程滑らかに仕上がっていますのでとても強度があり、低価格な製品にも拘わらず信頼の置ける製品だったのです。


 この200円程度をケチって50m520円程度の製品を購入することにしました。この製品は平行巻がされていませんので、表面は悪い表現で言うとザラザラしています。そのために結び目が緩んだり滑ったりすることはないのです。それでも切れることはなかったので使い続けていました。


 しかし小市民な私としてはもう少し安い物はないかと探しますと、同じ製品が100m800円程度で手に入ることが解ったのです。50mに換算すると400円程度になり余計に安く手に入ります。じゃぁコレにしようと購入したのですが、当然巻き数が増えますので上から押さえられる圧力は増えるはずです。ハリスには強い圧が掛かりますので真円ではなくなっている可能性が高くなります。


 この製品を使っての釣行結果が先の1日6回もハリス切れが起きてしまったのです。


 今までハリス切れがないとは言いませんが、精々1日に1回あるかどうかでハリス切れなんてないのが当たり前だったのです。それが6回ですから急に私の釣り方が下手くそになったとも思えないのです。いやいや歳と共に下手くそになったのかも知れませんが(T-T)。


 実は東レ・モノフィラメント(株)に問い合わせたのです。東レの製品は実売価格としては3倍以上の高価格な製品ですが、特許技術が使われていて製品の安定性に努められていることが解りました。
 別に先の製品が不安定というのではなくて、価格なりの技術と製品管理がされているのではと思うのです。


 やはりある程度の価格から信頼の置ける製品になるのではと思うのですが、時と場合によって使い分けるべきだろうと思うのです。低価格な製品を使う場合はハリスより太い糸が使える道糸にだけ使用すべきかも知れません。


 実は細めのハリスの場合は東レの製品を使っているのですが、盛期になってハリスの細さは余り気にする必要がない時期になることで、太めのハリスを使っても良いだろうと・・・。そうなると低価格なハリスで十分ではないかと思ったのです。


 う~ん・・・使わなくなるのも勿体ない話ですから、このまま使い切ろうと思ってはいるのですが、大会も今のところこのハリスを使う予定です。早めに使い切って信頼の置ける製品に切り替えましょうか。


 そうそう針を結ぶ場合は強度を上げるためにもハリスを濡らすようにとメーカーからの指導でしたが、予備の針を多数結ぶ場合には錆びるのではないかと少し気になるので、やはり濡らさない方が良いような気がしまいます。