両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 落札御礼 浮きトップのメモリ

 始めに今回出品しました竹竿及び合成竿に尽きまして、前回のFシリーズと同様に全て落札していただきました。こちらに来られている方かどうかは解りませんが紙面上で改めて御礼申し上げます。尚昨夜の時点で朱紋峰 本式の8尺・9尺・10尺・11尺・17尺を出品しました。またアルミの竿ケースを2点も出品しましたので興味のある方は確認いただければと思います。但し全て使用品でアルミの竿ケースはそれなりに経年劣化もありますがご理解の上で宜しくお願いします



 さて、今回は浮きのトップのお話です。浮きには浅棚用・深宙・底用と大きく分けて3種類になると思うのですが、そこから細分化していくといったい何種類の浮きになるでしょう。


 私は底釣り専門ですから浮きの形状は底釣り用と称されている、足が短く胴が長くトップは比較的短いタイプになります。それでも胴の長さや張りの位置などによって随分とタイプが違っていたりしますが、今回はトップについてです。


 底釣り用の浮きはスリムでトップもムクか細パイプとの相場が決まっていました。勿論そのままでも良いのですが、特に両うどんの場合は太パイプが適しているのではないかと思うようになっています。それはどんなに小さな当たりでも視認性を良くして逃さないためですが、特に14尺以上の竿になると余計にその傾向が強いと感じます。


 但し団子餌の場合は別で団子餌のバラケ方や開き方が表現出来る、そんな敏感系の浮きが適していると思いますので、太パイプだとしても胴には張りがなくずんどうタイプが良いと感じています。


 さて前置きが長くなりましたが今回の主題はトップの太さではなくて、トップに刻まれているメモリ(節)についてです。根本的に両うどんの底釣りの場合は宙釣りのような大きな当たりは出ません。それは両方の餌が底に着底しているからであり、ヘラブナは間違いなく上方からスッと吸い込むように食うからです。その結果としてツンとした当たりが浮きに出るわけですが、数少ない経験ですが見ていますと、細かいメモリが適している場合と比較的幅が広く空いているメモリが適していると感じる場合があります。


 メモリ巾の使い分けとしては、衰期は細かく盛期は広くが基本に考えると失敗しないと思うのです。衰期は食い当たりも小さい場合が多く、別に大きな当たりが出たとしても判断出来るので良いのですが、盛期はジャミの当たりやヘラブナのスレ当たりなど、食い当たり以外の余計な動きが出てしまいますので、その中から的確な食い当たりとして判断するためには、衰期に比べて倍程度の広いメモリが適していると感じています。勿論例外もありますので固定的に考える必要はないのですが、とりあえず比較的適しているという意味で話を進めていきます。


 そうそう一度とんでもなく鈍感な浮きを使ったことがあるのですが、太めのうどんを使ってもなじみ巾が1メモリ程度しかでなくて、風などで浮きが流されたりするとその1メモリのなじみ巾も解消してしまうような、浮きの浮力が餌より勝っている場合に出た浮きの食い当たりですが、ツン当たりではなくて団子餌のようなゆっくりとしたモゾっと言うべきか、とてもゆっくりな動作の食い当たりを表現したのです。
 つい両うどんの底釣り特有のツン当たりを取ることに慣れていましたので、食い当たりではないと思っていたのですが、仮に合わせてみると上唇センターで釣れたのですから驚きです。その後はそんな当たりばかりで釣れてくるのですが、何となく使い難いと感じましたので余りにも鈍感すぎる浮きというか、思い描いている食い当たりとの相違が出て合わせられないんです。そういう意味では餌とのバランスが取れない浮きでは釣りにならないと感じたのです。


 何れにしてもトップのメモリは時期によって使い分けると、食い当たりの判断がしやすくなると感じています。特に食い当たりとスレ当たりの判断が付けにくくなりますので、やや太めのパイプトップでメモリ感覚の違う浮きを用意すると良い釣果に結びつくと感じています。出来れば同じ浮きでトップだけが違う、そんな浮きがあれば使い易いと思うのですが・・・無い物ねだりでのようですから、トップが折れたらふとパイプに付け替えて、元の浮きと同じ浮きを新しく買い足して、食い当たりの出方がどのように違うか確認してみたいですね。
 頭の中で想像しているよりは実験あるのみですがトップは折りたくないですよねぇ。