先日の6月16日（日）は、リハビリを兼ねた釣行ではあったのですが、同じ釣行するならいつものように色々と試してみたいと思ってしまいます。
　体調不良を起こす前までは、毎週のように50枚オーバーを繰り返していたのですが、その少し前に滋賀県にある清風池では、余りにもヘラブナが寄りすぎてしまって餌が保たず、底に着底する頃にはヘラブナにすっかりもまれてしまい、何も針に残ってない状態となってしまいました。
　同じように淀の釣り天狗池でも寄りが多く感じていましたので、3週間ぶりでもありましたが、少し寄りを押さえたまぶし粉を使ってみようとしました。といっても全く寄りの悪いまぶし粉では寄せ負けをしてしまいますので、それなりに寄りの良いものを選んでいたつもりでした。

　池の状態が悪かったかどうかは問題ではなく、どんな条件であろうとも寄せられる事は絶対条件で、寄せられなければ釣れないのは道理のはずです。ただ寄りすぎると始末が悪いのも間違いなく、取り敢えずは程々の寄せを考えてまぶし粉を選んでのスタートしました。

　今回は超荒粒のペレットを用意しました。荒粒といってもクランブル状態のものです。クランブルとは荒く粉砕した状態を言うのですが、C3やC2とCはクランブル状態を意味し数字がサイズを表します。一般的なヘラブナ用ペレットのクランブルはC3程度でしょうか。小粒タイプでC2でそれ以下は粉末状態となります。
　まぶし粉も好みが分かれていて、ご自分でペレットをコーヒーミルを使って挽かれていますが、荒粒は捨てて粉末だけ使われる方、反対にザルでフルって粉末を捨てられる方もいます。
　私的には次のように分類しています。大粒、中粒、小粒、粉と分けて混ぜ物をする場合もありますが、初めにペレットを湿らせてから、色々な混ぜ物を振りかけてから乾燥させて、それから粉砕してサイズ分けするのが1番良い方法です。

　淀の釣り天狗池では、飼料用のペレットにビール酵母、お魚元気（アミノ酸）を混ぜたものが売られています。またそれを粉砕したものも売られていますので、それを購入するのが1番手っ取り早いとは思いますし、大助を数多く釣られている方は、案外このまぶし粉を使われているようです。＊私は悔しいので使いません（笑）

　今回の実験で使用したのは、C5といっても良いくらいの超荒粒です。ただこの荒粒を利用するには、尿素うどんでは引っ付きません。無理に付けたとしても水面で簡単に剥がれてしまいます。やはりわらびうどんが絶対的に有利にで、比較的容易に付着させめ事が出来ます。

　今回の実験結果をいうなれば、寄りは良かったとは感じましたが、水面にまで盛り上がる事もなく沈下性も良かったと感じました。
　ただ、うどんそのものに臭い移りが悪かったのではないかと思うのです。未だにどうしてヘラブナがうどんを食ってくれるのかわからないのですが、最低限まぶし粉を付ける事で寄るのですから、臭いなどの要素が重要なのは間違いないと思います。
　超荒粒は、広範囲からヘラブナを寄せるには適してないと思いますが、近くにいるヘラブナにとっては、確実に食うためのペレットと認識出来ていたはずです。ただうどんに着くするペレットの数は少なく、付着面も小さいですからうどんに臭い移りは殆どしないと考えられます。
　反対に粉末であればある程に臭い移りをするのですが、今度はうどんから剥がれ難い状態が続きますので、食いまでの時間を有してしまいます。結果としては、程々のサイズがやはり有利なのではないかと考えるわけです。

　結論として、ただ1日中寄せを重点的に考えるとかではなく、寄せを重点とした釣り始め、ある程度寄りだしている中間時点、またしっかり寄ってからと、大きく分けて3回の転換点があるように思います。

　つまり寄りの状態を考慮して適したまぶし粉に変える事が良いといえるのではないでしょうか。

　なにもまぶし粉はコレだと決めつける必要はないと考えます

　清風池で経験したような真っ黒くなる程の寄り、それこそヘラブナそのものが餌取り状態になるほど寄せてしまっては釣りが成立しないのですから、水温が高めの時期こそ慎重になる必要があるとつくづく感じた次第です。
　今回の淀の釣り天狗池でも、午前中と午後では当たり方の違いが明らかで、午後のカラツンや決め当たりの出難い状態をどのように解決するか。それが大きな課題と感じた次第です。

　さて、次の日曜日には、もう少しは体調が回復すると思いますので、また50枚の釣果に戻したいと思いますが、果たしてどうなる事でしょうね。

　頑張ろう！！オーーッ！！（笑）

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