両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 尺数の変更で当たりを出す

 ヘラブナ釣りでは何本かの尺数違いの竿を釣り場に持ち込む事も多いと思うのですが、案外持ち込んだ竿も無駄になっていないでしょうか。


 実際釣り場にはどんな尺数を竿袋に入れているのでしょう。私の場合は大きく分けて3つに分けています。ホームの釣天狗池では大池と小池と別れていますので、それぞれ使用する竿に違いがあります。また西池や清風池も違っていますので、それぞれを大きく3つの竿袋に入れて仕分けをしています。


 1つの竿袋には4種類程度でしょうか。それぞれ竿袋を交換することで釣り場にあった竿が用意できることになります。その持ち込んだ竿はどの程度使われているでしょう。釣り座について先ずは想定している尺数を出したとして、そのまま釣れても釣れなくても使用され続けるのでしょうか。
 当たりが出ない釣れないとなった場合は、使用している竿のままで工夫をするのが第一ですが、餌の工夫や浮きの交換ハリスの長さなどでを済ませ、それでも当たりが出せなかった場合はどうするでしよう。


 勿論釣り堀での話ですので池全体にヘラブナはいるはずです。ところがとても不思議なのですが、ヘラブナが多数いる事と食い当たりを出すことは別のように感じています。水面近くにいる与太ベラは底釣りでは全く相手にしないヘラブナです。カッツケや浅棚では対象魚になるのでしょうが、底釣りでは水面近くにいる与太ベラは何故か底に向かわないのです。
 実際振り込んだ餌を咥えて走った場合は釣り上げてしまいますが、決まって真っ黒というか色の悪いヘラブナですから直ぐに与太ベラだと解ります。


 ある日のことです。両うどんの底釣りですから振り切りで餌打ちをしていたのですが、当たりがなかなか出せずにひたすら餌打ちを繰り返していました。2時間ほど経ったでしょうかそれでもまだ当たりらしい当たりが出なかったのですが、餌の落ちるポイントに多数集まっていることが視認できたのです。
 そこで餌打ちポイントに届くようにと1尺長い竿に変更してヘラブナの集まっているところに落とし込みで攻めてみました。ところが案に反して当たりは全く出ないのです。今か今かと待ちわびていたのですが、ただ釣りにくいだけで時間が過ぎていきました。
 業を煮やして今度は反対に2尺縮めてみました。アラ不思議あれほど餌打ちを繰り返していたにも拘わらず、数投目にして早くも当たりが出るではないですか。コレはいったいどうした事だろうと思うのですが、それからも当たりが出続けたのです。


 あくまでも予想ではあるのですが、餌打ちポイントに集まっていた多くが与太ベラのために底の餌には興味を示さず、餌打ちポイントから離れた位置に底の餌に興味を持つヘラブナがいたことになります。
 実は他の釣り人も尺数を短くしてから当たりが出るようになったのです。それも私とは全く違う尺数でしたが、短めにされたのは共通した事だったのです。


 こんなところから余計に尺数の変更は思った以上に有効ではないかと思うのです。事実過去にも同尺数で釣り続けるよりも、尺数の変更をして数を稼いだこともありましたので、こんな考え方もアリかなぁと感じたのです。
 但し始めから短竿の場合はどうなるかは試していません。今のところ長めの竿から短くしていく方向で良くなっています。


 どこかで短竿から伸ばしていく実験もしてみようとは思いますが、、、、、どうなるんでしょうねぇ。


 ただその次の問題としてどの時点で尺数の変更をするかです。どの程度の時間が経過した段階で変更をするのか、当たりが出ない時間が続いた場合なのか、当たりが出ていてもカラツンが続いた場合なのか、今にも釣れそうなときでも思い切って変更をすべきなのか。その判断をするのがとても悩ましいのですが、私は両うどんの底釣りをしていますので、そのうどんを3本打った段階での反応によって判断するようにしています。