以前餌ボールにシリコンを吹き付けることで餌汚れが簡単に落ちることをお伝えしました。その内容でシリコン混じりの餌は使わない方がいいとのご指摘も受けましたが、シリコンの安全性は証明されていてシャンプーや歯磨きにも使われています。

　そうそうシリコン入りの髪のお手入れ用オイルを洗髪後に使うと抜け毛が減りますので、薄毛でお悩みの方は1度使われては如何でしょう。朝起きて枕に付く髪の毛が一気に減っている事に気が付くと思います。
　ん？もう手遅れ？それはご同輩として理解しますが、残り少ない髪の毛を守るためにも使われた方が・・・と無駄な抵抗をしている私です（笑）。
　少しばかり高価ですがロレアルパリ エルセーヴ エクストラオーディナリー オイルという名のもので、無香料もありますので気にせずに使えます。

　さてシリコンスプレーですがパラソルに吹きかけると防水スプレーの代わりに使えますので釣具店でも手入れ用として売られているのです。ただやはりホームセンターで大型のシリコンスプレーを手に入れられると安くて使い勝手がいいと思います。

　実は今回取り上げましたのはそのシリコンスプレーは、使う場所が餌ボールやパラソルではなくて、ヘラバッグや竿ケースそしてウエアーなどのファスナーに吹きかける方法です。するとビックリするほどスムーズに開閉が出来ますので、ファスナーそのものを壊すこともなくまたサビも出にくくなりますので超お薦めです。
　但し素材によってはシミになる可能性がありますので、見えにくいところで試してから全体に使うといいと思います。ただ私が使用している限りではどのシリコンスプレーでも乾くとシミにはなっていませんでした。
　またジーパンなどのファスナーに吹き付けると知らない間に空いている可能性がありますので使わない方が賢明かもしれませんね（笑）。

　但し間違ってもオイルスプレーは使わないようにしましょう。有名なKUREのCRCスプレーがありますが、色々なタイプがありますのでよく確かめて間違わないようにしなければなりませんが、実は同じシリコンでも食品規格のシリコンスプレーがありますので、安心のためにはそれを使われるのも方法です。割りばしの袋に印刷されているものがありますが、あのインクも口に入れても大丈夫な食品規格のインクが使われています。同じ理屈で食品規格のシリコンスプレーです。下記のようにフードシリコンスプレーと書かれていますので確認できます。

　一般的には次のタイプで無溶剤タイプですから基本的には何にでも使用が可能となっています。

　
　これもまた呉羽化学の製品はやはり高価な部類に入りますのでサードパーティーが作っているシリコンスプレーがあります。価格的には3分の1程度で手に入りますのでそちらでも十分使用が可能だと思いますが、どこか目立たないところで必ず試してから本格使用をお勧めします。ただその場合も無溶剤タイプである事が大前提となります。
　実は溶剤が含まれている事を知らずにスプレーで浮きに吹きかけたのですが、浮のトップの節の色が溶けてしまったのです。
　無溶剤タイプであればそんなことも起きないと思いますが、浮きに使うと感度が良くなります。ただ感度が良くなったことがいいのか悪いのかは一概に言えませんので、じっくり考えてから使用されることをお勧めしますが、使用後洗剤で洗うにしてもシリコンを吹きかけてあると汚れが簡単に落ちます。
　ただこの場合も浮きに直接吹き付けるより布に1度出してから塗り広げる方が良いかもしれません。

　竿については私的にはお薦めしません。勿論汚れや道糸の絡みなども軽減できるのですが、すげ口に附着してしまうと簡単にすっぽ抜け事故を起こしてしまいますので注意が必要です。万一使われるにしても決してすげ口に付かないように注意が必要です。

　男って面白いもので新しいものを手にするといろいろと使いたくなってしまいます。シリコンスプレーも同じ事で色々なところに吹き付けたくなります。驚くほど変化するのが障子や襖の敷居に使う事です。もうビックリするほどスムーズに開閉できるようになります。但し歩く場所に広く吹き付けてしまうととんでもなく滑り危険ですから十分に注意して吹き付けて下さい。
　引き出しなどの滑りも良くなりますので摩擦の掛かるところには最適です。