両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 教訓1~6 私の失敗

 ヘラブナ釣りでは全てのバランスが上手く取れていなければ良い釣りが出来ませんよね。それがついつい慣れてくるとバランスは取れているものと思い込んでしまいます。


 実は私のことですが・・・元々下手くそですから仕方ないのですが、ある時点でカラツンが一気に増えたことがありました。とても良い当たりをしているのにカラツンです。おかしいおかしいと感じながら釣り続けていたのですが、このカラツンの正体は浮き下のズレだったのですから初心者そのものですよね。


教訓その1。カラツンが増えた場合は先ず初めに床取りをし直すこと
 私の場合はバランスの底釣りですから両針とも着底していなければなりません。それが浮力の強い浮きを使うことで綺麗なツン当たりが出るのですが、その浮力の強さが災いして上針が底を切っていても良いところでなじみが出ているのです。
 これが浮力の少ない浮きであれば水没するので解るのですが、上針が浮いていることに気がつかなくてカラツンの嵐となってしまったのです。
 そこで床を取り直して浮き下を調整するのですが、決まって浮きそのものがズレていることより底が掘れているのですが、それに気がつくのが遅れて無駄な時間を酢誇示手しまったことになります。


教訓その2。浮きは釣行前に確認をしておくこと
 そして次に起きたのが浮きそのものが痛んでいたのです。私の使っている浮きの多くは羽根の2枚合わせです。本当は1本取りが好きなのですが今は殆ど売られているのを見かけなくなってしまいました。
 その2枚合わせが使っている内にホンの少し隙間が空いていて、そこから水が浸入して長い時間を掛けて浮きのバランスを狂わせていくのですが、それに気がつかなくて底が掘れたのかと思って底を取り直すのですが、別に掘れてなくておかしいと感じているのですが、よくよく見ると縦に細い筋を見つけてやっと水の浸入に気がつくというお粗末さです。


教訓その3。仕掛けの見直しは自宅で済ませておくこと
 そして次は仕掛けを何度も繰り返し使う場合です。一番確認すべき箇所は浮きの位置でしょう。訪問する池によってまた同じ池でも入るポイントによって水深が違っています。その都度浮き下の調整をしますので浮き止め位置の道糸が弱っている場合があります。当然弱っているのですからその位置でラインブレークを起こしてしまいます。
 また弱らないまでも少し縮れていたりすると道糸が綺麗に張れていませんので、合わせ切れを起こしたり浮きに出る当たりが綺麗に出なかったりと、何れにしても仕掛けの状態としては決して良くないので、まだ使えるではなくて勿体なくても交換してしまうことが重要でしょう。


教訓その4。オモリは正確に巻き付けること 
 そして次に板オモリの状態確認です。板オモリは浮きとのバランスが取れているサイズがあると思うのですが、浮きを外して足にそのオモリを巻き付けている場合も多いと思うのですが、私は特にその板オモリを巻き付けるのが下手で綺麗に巻けないんです。ベテランさんを見ているとシワもなくとても綺麗にクルクルと巻き付けておられますが、私は何故かガタガタに巻き付けてしまって仕掛けの投入の度にクルクルと回ってしまうんです。
 たまーーに綺麗に巻けることがあるのですが、どうも下手くそですから板オモリを巻く芯を取り付けるようにしていました。初めは細いパイプです。これだととても綺麗に巻けて道糸に傷が付かないのですが、そのパイプは滑りますので止める必要があります。そこで浮き止めゴムを使うのが良いのですが私は木綿糸を結んで止めていました。しかしその糸にハリスが絡んでしまって釣りにならなかったのです。
 そこで市販されている軸を利用しました。それも多数市販されているのですが今は次の軸を使用することで基本的には解決しています。仕掛けも傷つけずオモリも移動せず芯があるので巻き付けやすいのです。ただ以前はどこの釣具店でも取り扱いされていたのですが、今はなかなか売っていなくて売っている店を継がすのが一苦労しています。
 もう少し太い軸だったらもっと良いのですが・・・無理ですかねぇ。少し前までは別のメーカへ出てに入れることが出来ていたのですが。


 
教訓その5。針先は実に確認すること
 そして次に針の問題です。その昔針を結んだりする段階で針先を確認することが当たり前で、爪に当てて滑らないかどうか確認し爪に引っかからなければシャープナーで研ぐことが常識でした。無名な針メーカーほどその傾向が強かったと感じています。まぁ無名のメーカーの製品が安かったのも事実ですが。
 時代が進み針先は尖っているのが当たり前となったので、最近は針先など確認しなくてもいいと思うようになりました。まぁ慣れない人がシャープナーで研いでも針先が立たないんですが、針先を確認しない事の方が当たり前になって来ていたのですが、最近資源の有効利用としてSDGs(持続可能な開発目標)が世間を賑わしています。
 そこで仕掛け糸などの再利用は殆ど無理だと思いますが、針そのものを再利用するようにしていました。当然針先の確認をしなくなって長い時間が経っていますので、再利用するにしても確認を怠っていたのです。
 ところが改めて確認するととんでもなく滑るんです。爪に引っかかるどころからつるつると滑るのですから、もう殆ど針先が立っていない事がわかります。これでは余程上手く掛からなければカラツンになってしまうのは当たり前で、針先が綺麗に出来ているとホンの少し掛かるだけで釣り上げる事が出来るのですから、この針先はとても重要な確認作業となります。
 ヘラブナを掛けて水面に口が出た瞬間にポンと針外れを起こしたことはないでしょうか。その多くが針先の問題だと思っているのですがどうでしょう。


教訓その6。竿の手入れを怠らないこと
 そして最後は竿の問題です。良く釣り場で継いでいるところが抜けないと苦労されている方を見受けないでしょうか。決して無理をしてはいけないのが竹竿ですが、竹竿は自然乾燥させると簡単に抜けますので時間さえ掛ければ大丈夫です。
 問題はカーボン竿です。カーボンのすげ口を濡らして継いでしまうと抜けなくなってしまいます。この場合は時間をおいても決して抜けることはありませんので、有料ですがメーカーに依頼して抜いて貰うことです。メーカーでは抜くための機械が用意されていますので割れることなく抜いてくれます。
 万一すげ口が濡れた場合はタオルで拭いたくらいでは固着してしまいますので、しっかりと乾かしてから継ぐようにしましょう。もし雨の日で濡らした場合はその竿はもう使わないようにして別の竿を使うことです。
 もう一つが砂などの異物です。これはなかなかやっかいで知らずに繋いでしまうと割れの原因になります。また強く差し込むことで縦に傷が入りますので仕掛けが底掛かりした場合などに強く煽ると竿が割れてしまいます。その部分は濡れた場合と違ってタオルで何度か拭くことで解決しますので、継ぐ舞うに地面に竿を置かない習慣を付けることです。出来れば竿袋の中に入れて継いだり収納する癖をつけることです。


 な~んてことをつらつらと書いていますが全て私の失敗の話です(笑)。人は失敗からしか教訓が得られないんですよねぇ。
 ん?そんなのおまえだけだ!!・・・そうなんでしょうね(T-T)。