両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 人に聞くより自ら考えた方が楽しい

 ヘラブナ釣りをしていますと解らないことが多々あります。どうして当たりが出ないのだろう。どうしてカラツンになってしまうのだろう。どうして数が釣れないのだろう。どうして大助が釣れないのだろう。


 疑問が湧いたときあなたならどうしていましたか?先輩に工夫の仕方を聞きましたか?それともhow to本を読みなおしましたか?


 料理雑誌にはレシヒが書かれています。どの材料をどれだけ入れれば良いのか。それで美味しく出来る事になっています。
 料理屋さんで美味しいものが出ると、そのレシピを教えて欲しいという夫人がいたりします。しかし決してレシピ通りに作ってもプロの味にはなりません。それはいったいどうしたことでしょう。


 根本的に同じ調味料でも銘柄が違ったりします。例えばお酢がありますが、大手の穀物酢を一升瓶で購入すると400円~800円程度ですが、京都の料理屋さんで使われるのは地元京都の千鳥酢で、米が原料の米酢ですが一升瓶の量で1500円~2000円です。同じ酢でもこれだけ違うのですから、出来上がったものに違いが出るのも頷けますが、実は全く同じ材料を使っても違いが出てしまいます。


 プロの料理人がどんなに詳しく教えたとしても、それを実際に作る段階で差が出るのは、火加減や煮る時間、炒める時間に食材を混ぜる回数、そしてもっとも重要なポイントは香りを立たせる工夫です。料理の良し悪しは味ではなくて香りですからね。


 ヘラブナ釣りでも同じ事で、全く同じ餌を使って水加減も全く温時だとしても、最後の最後混ぜる回数や針に付けるサイズそして圧の掛け方の違いで、当たりが出るか出ないか、カラツンになるかならないかの差となって現れてしまいます。


 その差を埋めるためには経験を積むしかないのですが、その経験も単に長く続けていれば良いというものではなくて、常に疑問を抱きながらどうすれば良いのだろうと、毎回の工夫によって餌作りの差が埋まると思うのです。


 ただ私的には出来れば先輩に教えを請うのではなくて、自らが色々な餌を使ってその餌の性質を知り、その性質の違いをどのように工夫していくのか。訪問する池の水深などで違ってきますので、出来るだけ同じ池に通って同じ条件のうえで、季節が移り行く度にどのような工夫が必要なのかを見定め、その基礎知識を持った上で他の池に行くことで、個々ではどのようにすれば良いかが解ってくると思うのです。


 私のような天邪鬼は教えを請うことは良しとしていません。勿論私に聞かれた場合は出来るだけ伝えるようにするのですが、聞いて答えを知るよりは自ら考え探し出す、それもまたヘラブナ釣りの楽しみだと思っているのです。


 釣りの世界だけに留まらず、飼料や科学物質なども参考にして、その物質がどのような作用をしているかなども考え、それを釣りに活かせないかなども考えています。まぁ多くは失敗しますが(笑)。それでもこれだ!と見つけることが出来れば、当然アドバンテージとして活用できます。


 最近は探る事も減ってしまいましたのでその点はつまらないのですが、また何が工夫の余地があるのではと思っています。それを色々とさ探りたいのですが、化学知識が乏しいものですから次に進めないんですよねぇ。化学の知識があると色々なものが解明できると思うのです。


 うどんに使う尿素もどうして尿素を使うと腐りにくいのか、どうしてうどんが半透明になるのか。ご存じの方は是非教えて戴きたいのですが、尿素を水に溶くと温度が下がります。どういう作用で下がるのかも知りたいのですが、その性質を利用して融雪にも使えるそうです。ただ尿素は微生物の分解によってアンモニアに変わりますので、アンモニア臭がするのが難点でもあるんですけど、その微生物の働きを抑制することが出来れば、アンモニア臭もしないのですが、何か良い添加剤はありますでしょうか。


 あっ!!うどんを尿素を入れて煮ると臭くなります。それは尿素がアンモニア、ビウレット、シアヌル酸分解してしまうからで、煮て半透明にするよりは、自分の好みの硬さに煮てそのうどんに、尿素を振り掛けて保存すると匂いが少なくて済みます。


 腕の良い釣り人の特徴としては、多分ですが浮きの使い方と餌とハリスでアドバンテージが取れているとおもいます。反対にいうとこの部分が大きいのかも知れません。


 私独自の方法も色々とあるのですが、教えられるうどん餌工夫としては次の通りです。
 うどんを白くするには粉ミルクより植物性のフレッシュミルク
 (動物性のフレッシュミルクは早く腐ります)
 保存液はブドウ糖の多く含んだ低価格な蜂蜜またはオリゴ糖など粘度の高いもの
 (高いのは温度で固まります・ブドウ糖だけでは難度が弱い)


 仕掛けの工夫として次の通りです
 ハリスは透明が良いとは限らない
 (人に見える色と魚が警戒する色は別)
 連結金具にはヨリモドシ
 (歳と共に目が弱くなるので見やすいものを)
 チチワはニードルを使う
 (こちらも見えにくいことと正確にチチワを作るため)
 穂先に仕掛けを取り付けるのに8の字を使わないで投げ縄結びが良い
 (8の字は穂先から取れる事故が起きる)
 浮き止めは松葉式にしてウキゴムを使う
 (むかしからあるウキゴムを使い浮き止めも木綿糸を使う)
 床取りゴムは消しゴム
 (重い床取りゴムは床測り損ねる)


 餌の工夫は・・・また今度(笑)