両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ダイワ HERA R インプレッション② Fとの差は・・・

 前回のインプレッションから2度目のインプレッションになります。


 前回の使用感と何が違うのかまたは同じ感覚で使用できるのか、それを確かめるために釣行しました。ただまだ厳寒期ですから、元気いっぱいのヘラブナ相手ではない点が、今後にどのような違いが出るかわかりませんが、盛期になってまた違う感覚を覚えた場合は、再度取り上げたいと思います。


 今回も主に使用感についてインプレッションとなります。前回は送り込みの餌打ちは少なく、たすき掛けによる振り込み方を主としていました。何となく送り込みは上手く出来なかったのですが、それは仕掛けの問題なのか竿の特徴なのかも、今回改めて確認をしたかったのですが、強い西風のために送り込みを確認することは出来ませんでした。


 使用感は前回同様とても軽くて先調子でありながら胴の張りを感じつつ、それでいて負担感が全く感じられない調子に仕上がっていると感じましたが、今回は強風にも拘わらずなんら負担感もなく使えましたので、細身である事と胴の張りが寄与していたと感じました。


 そんな強風下でもそんな負担感がなく、1日使い続けてもどこかに負担が掛かることもなく、快適に使用することが出来ていましたのでとっても良い印象として残っています。


 今回改めて同じ軽量系の竿のHERA Fを使用して比べてみました。正直言いまして金額差を埋めるほどの違いがあるとは感じられず、Fの方がやや胴が柔らかいためか、風による煽られ感やヘラブナを掛けてからは胴からしっかりと曲がります。それが負担かというとそれ程でもありません。


 敢えて違いを強調するとすると、先調子の竿特有ですが沖の方でヘラブナを浮かせる事が出来ます。Fはやはり胴の柔軟度のためか、Rに比べて約半分の位置で浮かせるイメージです。かといって手前で潜られて困ることもありません。
 Fの方が風には弱く疲れますので、強い風の日は明らかにRに軍配が上がりました。ただ強風がそんなに多発することもありませんので、強風下の違いはそれ程気にする必要もないと思いました。


 メーカーの示す曲がり調子では同じような弧を描くとされていたのですが、Fの方が柔軟度が高くて胴からしっかりと曲がります。それがRになると胴の曲がりは少なくて、いかにも先調子を体現する曲がり方をするのです。それでいて腕に対する負担感が少ないのですから、これは製品の違いによる味付けの差と言えばそれまでですが、大変優れた技術で作り上げられている竿と感じたのです。その感覚はとても驚きが隠せない程だったのです。


 この曲がり調子を見ると明らかに先調子ですが、その昔にあった先調子よりは曲がっています。

 銀色に光っていますがSではなくてRです。少し強い引き受けた気の曲がりはやや胴に寄った曲がり方を示しますが、それ程深く曲がることはなくブレーキを掛けている印象です。

 Rの取り込み時の曲がりです。胴はもう殆ど曲がっていません。



 この角度では違いがわかりにくいのですが、こちらはFの曲がりです。

 Fの取り込みでRと変わらぬ先調子に見えますが、足下で少しもたつきは出ましたが、胴がRより曲がっています。


 もう少し良いサイズが釣れた時でなければ違いが出にくいのかも知れませんが、Rの16尺は税別で99,000円でFは64,000円です。実売価格としては税込み76,230円と49,280円程度になると思いますが、Fを買ってもRを買っても共に失敗はないと感じました。出来ればSの16尺も試してみたいのですが、15尺しか持っていませんので試せないのですが、Fの調子をもう少し硬くしたイメージで、軽さ的にはやや重いとしても使い分けなければ感じない程度です。そういう意味ではSの方がRに近い調子といえます。
 ただSの16尺は77,500円で実売価格としては59,675円です。なかなか悩ましくなってきますが、妥協ではなくて積極的にSを選ぶのも方法かも知れません。


 RとFは柔軟度の差が使用感の違いになります。ここの部分については好みの差程度ではないかと感じます。積極的にRに軍配を上げる場面としては、もっと長尺になってからではと思いますが如何でしょう。


 取り敢えずまたまた使ったときに違う感想を持てた場合は、再度取り上げたいと思いますが、本式や兆のような特徴がハッキリしている竿の場合はまだ良いのですが、どうも特徴があり印象的とは言い難いのです。そういう意味ではとてもバランスが取れている竿ともいえるわけですが、私としてはもっと推薦できる部分があるはずだと思いますので、もう少し使って見て新たな発見があれば取り上げたいと思います。しかしチョット使っただけで解らないのですから、それは私の腕が悪いって事ですよね。(T-T)・・・。。

 シマノジャパンカップ 2024年募集内容

 先ず始めにジャパンカップでの使用する竿は、シマノ製限定となりましたので注意して下さい。それは地区大会・全国大会共通のルールとなります。


 既に申込み締め切りされている大会があります。
2月1日~3月31日実施大会:1月8日(月)締切、1月23日(火)
             当落通知、2月4日(日)お支払い期限
4月1日~5月31日実施大会:2月11日(日)締切、3月5日(火)
             当落通知、3月17日(日)お支払い期限
6月1日~7月30日実施大会:4月7日(日)締切、4月30日(火)
             当落通知、5月12日(日)お支払い期限
8月1日~9月30日実施大会:6月9日(日)締切、7月2日(火)
             当落通知、7月14日(日)お支払い期限
10月1日以降実施大会:8月11日(日)締切、9月3日(火)
             当落通知、9月15日(日)お支払い期限



 私などは到底大会に参加は出来ませんが、胃の痛くなるような勝負はもう遠慮したいですね。穏やかにヘラブナの引きを楽しんでいるのが性に合っています。好々爺とはまだいかないですが、穏やかに生きたいものです。


 我こそはと思われる方はまだ申込みできる地区大会もあります。詳しくは下記を確認して下さい。


 下記は PDF資料です。


https://fishingeventjp.shimano.com/storage/category_top/announcement/file/14/2024_youkou_hera.pdf

 淀の釣天狗池 釣行記 2月12日(月)

 昨日は岩田池でしたが今日はいつもの釣天狗池への釣行です。


 この時期はとても釣りにくいのですが、以前試しましたHERA Rの感覚が残っている間に、再度使用する事でどのような違いを感じるかを確認したくて、連続釣行となってしまいました。


 実際は小型サイズだけでなく大助サイズも釣り上げることで、竿の特徴も解りやすいと思うのですが、前回は35㎝程度でしたからもう少し重量があればと・・。そうは簡単に大助は釣れませんので、釣れた場合の感覚の違いがあれば、日を改めて取り上げたいと思います。


 しかしまだまだ寒い日が続きます。当たりを出すだけでも大変な時期ですが、如何に釣果を伸ばせるかについて、試行錯誤を繰り返しています。コレが正解なんて事は一生解らないのだろうと思いますが、取り敢えずは思いつくことを試しながら、1枚でも余計に釣り上げられるように頑張ることと致しましょう。


 マゾっ気があるのか、釣れないで嘆いているのも、案外面白く感じる部分でもあるのです。何の苦労もせずにポンポンと釣り上げられたとすると、ハッキリ言って面白くもなんともないと思うんです。やはり色々と考えてその結果が上手く填まることで、嬉しさも倍増すると思うのですが、腕のいい人は簡単に釣れることで面白く感じられてないのかもと・・・。ということは釣技は良くならない方が楽しみ続けられるのですから、私には最適な釣りだと思えるのであります(笑)。


 さて午前中HERA Rの16尺を使って試し釣りです。何とか10枚を釣り上げるまで頑張ってみましたが、今日も相変わらずカラツンが多く、何故か針に上手く掛からすことが出来ません。その対策として浮きを変えることで今回は解決したのですが、10枚釣り上げるのにはランチまで掛かってしまいました。しかしカラツンはどうしたら良いのでしょう。単純に食ってないだけって事もあるのですが・・・。


 インプレッションについては明日改めて載せますが、午後から比較のためにHERA Fの16尺を使って違いを確認してみました。


 釣果については午前中HERA Rで10枚、比較のために使ったHERA Fで3枚でしたが、今日は西風が強くてとても釣り辛くて、16尺では上手く振り込みが出来なかったので、早々にHERA Xの7尺に変更しました。あら不思議!!あれほどカラツンに悩まされていたのが嘘のように連釣出来て17枚を追加することが出来たのです。結局3時までの釣り時間で合計30枚の釣果でした。
 今の時期で30枚釣れれば良いとしましょうか。でももう少しカラツンを減らすことが出来れば、天狗池でも50枚釣り上げる事が出来そうです。


 朝の段階での水温は12度ありまたので、工夫次第でそれなりに釣れるだろうと思っていたのですが、今日の天狗は振替休日だったのですか釣り客が少なくて、皆さん苦労されている様子がうかがえました。ただ私には思った以上に寄りが良いと感じたのです。そのため触りも多発したためでしょうか、タイミング良く食わせることが出来ず、カラツンになったのではと思います。


 朝もゆっくりと池に到着したのですが、またこのブログの読者からお声がけ頂きましたが、やはり下着姿を見られているような恥ずかしを覚えます。こればっこりは慣れないですね。


 読者は滋賀県から来られていたお二人です。この私が偉そうに講釈を垂れていたのですが、あっという間に追い越されてしまうのでしょうね(T . T)


 今日のヘラブナのサイズは、たい焼きサイズが少なくて尺1程度が揃いました。

 岩田池 釣行記 2月11日(日)

 今回は岩田池です。今日はほぼ天釣会のメンバーで貸し切り状態で、天釣会のメンバー14名と天敵松本グループ4名で小大会を開催しました。


 岩田池はプール状に作られている池で、縦約32m×横約24mで約14mの位置に中桟橋があります。ただ波除けパイプを設置されていますので、どの釣り座に入るかによって使用最長尺数が決まります。無理してとの条件が付きますが、北側の固定桟橋からは14尺、反対の南側の固定桟橋からは15尺が使用できます。中桟橋からは南向きが9尺、北向きで13尺程度ではないでしょうか。


 そのため使用したい尺数によって釣り座を決めるのも方法ですが、風向きなどによっても釣り座を決めることがとても重要で、先の台風の被害で屋根や囲いが飛んでしまい、今は吹きさらしの状態になっています。また屋根がありませんので雨などでは、パラソルの設置が必要となるのですが、床がコンクリートですから、設置方法もそれぞれ工夫する必要があります。


 また岩田池は玉が用意されていませんので、各自持参する必要があります。


 岩田池は池主が常駐されていませんので、事前に電話連絡を入れて支払い方法なども確認してから釣り座に入ります。池の食堂は自由に使えますが、その場に連絡先等が書かれていますので、必ず事前連絡を入れてから釣り開始をして下さい。


 また同じ電話で釣り座の予約も出来ますので、大会など多く独占される場合は、間違いなく事前に連絡を入れて釣り座の確保がして下さい。反対に少人数であればどこか空いていると思いますので、事前予約は必要がないかも知れませんが、安心のために予約をお勧めします。


 中桟橋から北向きに入った人たち

 北側の釣り座に入った人たち。鉄骨は元々屋根があったのですが、台風で飛んでしまったのです。


 さて今日の岩田池は水温14度と十分な暖かさがありますので、それなりに釣れるだろうと目論んでスタートしまた。ところが思ったより当たりがなかなか出ません、南西の風も強く北側の釣り座からはとても釣りにくい状態でした。仕方なく龍聖の8尺の短竿を出して釣り続けたのですが、不思議とカラツンが多くなかなか上手く針に乗せられません。


 また当たりの出方も一定でなく、当たりがだ出すと続いて当たりが出るのですが、止まると次の当たりまではとても遠いのです。何がどうなったのか理解出来ないまま釣り続けますが、結局32枚の釣果ではあるのですが、上手く針に乗せられていると簡単に50枚は超えていたはずです。
 まだまだ修行が足りないってこですね。


 しかし天釣会はサイズ競争ですから、何枚釣っても勝負になりません。今日の岩田池はまたまた大助が多数出ています。福谷さんは41.7㎝穂2枚と41.9㎝を釣り上げ合計3枚。他に松本長老は40と40.1と大助2枚。前川さんが41.8㎝でなんと小野会長まで40.9㎝の大助を釣り上げるではないですか。他に酒井さんが41.7㎝で木村団長が40.2㎝。18人で9枚の大助です。


 小野会長のハイポーズ

 松本長老のハイポーズ

 福谷さんのハイポーズ

 金魚を釣り上げた天敵松本さん。金魚色の服を着ているので金魚が目立ちませんよね(笑)。


 同行の紅は色々と用事をしてくれていたのですが、釣り座作に入ると直ぐに良いサイズを釣り上げています。しかし今日は大助祭りでしたので、大会には・・・仕方ないですね。

 
って事で今日の1位は41.9㎝の福谷さん。2位が41.8㎝の前川さん。3位が41.7㎝の酒井さんでしたがなんと1㎜僅差での1.2.3位だったのです。


 そして先週の月例会でミニマム賞の前川さんでした。

 ヘラブナ釣り 努力すると報われるか

 世間では努力をするものは報われるとの格言があります。またエジソンの言葉で1%のひらめきと99%の努力といいます。


 このことから世間では余計に努力する事が美徳とされています。しかしそれは本当の事でしょうか。


 ヘラブナ釣りで当たりが出ない時、何をどのようにしているでしょう。自分の知っている限りの対応をしていたとしても、一向に当たりが出ないなんてことも多々あります。色々と努力をしたにもかかわらず当たりが出ない。もう嫌になるなんて事も多いのですが、それは努力が足りないだけでしょうか。


 先に述べました努力するものは報われるとの格言も実は反対で、報われるまで努力をしなければならないのです。つまり報われてこそ努力をしたことになるのです。報われない努力は努力とはいわないとも決め付ける事が出来ます。


 ヘラブナ釣りでも釣れるまで努力をすべきで、最後まで当たりすら出せない日は、努力が足りなかったと自己反省すべきでしょう。なにも釣れないのは池のせいではないのです。だって釣れない日でも釣る人はいるのですから。あらゆる努力をして釣れないとしても、その反省から次の対策が見えてくるのでははないでしょうか。


 またエジソンの格言で99%の努力を取り上げられがちですが、1%のひらめきが重要なんです。そのひらめきがなければ99%の努力は徒労となるだけで決して結果が伴わないのです。


 これをヘラブナ釣りに置き換えると、当たりが出るまで釣れるまで工夫をしてこそ報われるわけですが、何をどのように工夫をするかはひらめきがなければ、結果が伴わない徒労でしかないわけです。


 仮にひらめきのひとつとして針サイズを変えたとしても変わらない場合は、次のひらめきとしてハリス長や太さを変え。次のひらめきでは浮きを交換し、尺数の変更をし。その結果釣果に結びつくことが出来たとすると、工夫してきたその努力が報われるのですが、どのような対応をすれば釣れるだろうとのひらめきがなければ、全くの的外れを繰り返しているだけかも知れません。


 反対にいうと今当たりが出ないのはどこに原因があるのかを考えなければならないということです。単にヘラブナの食い気がないのだとしても、どうすれば食い気を導き出す事が出来るのか、その答えが何かを1つずつ試して行く以外ないはずです。何をどのように試すべきかは、経験に基づくところでしょうが、もしそれだけであるならベテランさんには決して適わない事になってしまいます。柔軟な思考を元にして次々と試して行く以外ないのかも知れませんが、その引き出しの多さはやはりベテランさんが一歩リードしているのは間違いない事でしょうね。


 実際一向に当たりが出ずにアレコレと試していたときに、隣でポンポンと釣り上げられているとそれこそ焦りが出てしまうのですが、そこで何が駄目だろう何が足りないのかを考え続けて、1つずつ試して行くのですが、それでも答えを導き出すことが出来ない場合も多々あります。本当に悔しい思いをしてしまうのです・・・。


 しかし1日7時間程度の釣行で当たりも出ずにそれこそ帰りたくなる程、でもアレコレとしている内にアタリが頻発し出して釣果も伴う場合も案外あります。やっと努力が報われたと感じる一瞬ですが、そこまで持ち込めるかどうかは柔軟な考え方が必要ではないでしょうか。


 ニュートンがリンゴが木から落ちたところを見て、万有引力を発見したのですが、一般人はリンゴは落ちるのは当たり前と思うだけです。やっと食い当たりが出たとしても、餌があるのだから食って当たり前ではなくて、どうして食ってきたのだろうと考えるのも必要ではないでしょうか。


 実は両うどんの場合は振り切りでの餌打ち方が基本ですが、落とし込みをすると当たりが出る事があります。勿論反対のこともありますが、単に餌の沈下状態の違いで食い当たりが出せるのですから、答えはどこに隠れているかはわからないですよね。


 単純に厳寒期は当たりが小さくて敏感な浮きを使うのがスタート段階の心構えですが、餌も小さく針も小さくする事が要求されますが、同時に集魚効果が落ちてしまいます。それを解決するには何をすべきか、どのように攻めるべきか・・・。


 実は餌を小さく針も小さくして試したことがあります。結果は・・・思うような結果は出なかったのです。やはりそれだけでは駄目だって事ですよね。


 やはり厳寒期といえども釣り堀の魚は口を使います。撒かれる餌に慣れているのですから、その状況を作り出すことが必要と考えます。そのためには早く当たりを出すのではなくて、如何に食い気のあるヘラブナに対して集魚効果を発揮することが出来るのかを考えるわけです。


 盛期のように盛り上がるほどの集魚効果は発揮出来ないでしょうが、ある程度は効果があると思うのです。冬期だから待ちの釣りをするなんて消極的な釣りをすると、納得出来る釣果は決して得られないはずです。


 実は先の大会で当たりが出せずに苦労したのですが、色々と試した結果としてラスト1時間で、集魚効果を発揮して釣果を伸ばすことが出来たのです。厳寒期にも拘わらず目に見えるほどヘラブナが集まって来たのです。何が原因で集魚効果が発揮されたかまでは、まだ整理が付きませんが、ある瞬間ヘラブナにスイッチが入ったとしか考えようがありませんが、結果として報われるまで努力が出来た事になります。


 報われるまで努力するのはとても難しいことですが、私のような釣技が伴わないものにとっては、待っていても良い結果は出せませんので創意工夫が必要で、それこそ攻めて攻めて・・・・撃沈するのもまたアリって事ですね(笑)。実際過去に2度もう無理!って諦め逃げ帰ったことがあるのです(T-T)。


 釣れない事もヘラブナ釣りですから大いに楽しみましょう!!