両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 清風池釣行記 11月29日(日) 晴れ

 11月の最終日曜日に滋賀県の清風池に行ってきました。取っても良い天気で予報では真冬並みの気温とのことでしたが、身体がポカポカして途中上着を脱いでしまうほどの暖かさでした。


 翌週は今年最後の天釣会月例会となります。当日の釣り座が既に決まっていますので、そこでの尺数選びや餌の状態を事前に確認する意味もあって訪問してきました。皆さんも事前調査宜しくお決まりの釣り座です。



 私の釣り座はお世話役ということもあって、基本的に全体の真ん中辺りに釣り座を構えるようにしています。いつも真ん中辺りに釣り座を取るのは良いのですが、やはりそれぞれの端が良いサイズが釣れたり数が釣れますので、真ん中辺りは一番混み合いますのでとても不利な釣り座となっています。参加される皆さんは抽選によって釣り座が確定していま。


 今回は真ん中ではあったとしても少し離れることが出来たのですが、実は一番釣り人の入らない釣り座のために、ヘラブナそのものがあまり寄っていないポイントとなります。これでは釣り開始以前に諦めが先に立つのですが、こればっかりは仕方ないので取り敢えず1日楽しめたらと奮闘します。
 とはいえ皆さんの釣果を指をくわえて見ているわけには行きませんので、当日の釣り座に事前に入ることで、何らかの対策が出来るのではないか、それを探るための1週間前の釣行です。


 実際ダンゴ池ですから同じ底釣りだとしても慣れない釣り方です。引き出しをたくさんお持ちの方は色々と対応が出来るのでしょうが、私のようなポット出ではなかなか難しいのです。取り敢えず何から始めようかとなるわけですが先ずは竿の長さを決定します。あっその前に餌を何にするかです。
 水温低下が始まっていますのでそれでも寄せられる集魚効果の高い餌を使うべきか、それとも冬期の上ずりは最悪ですから、寄せに重点を置かないで如何に底に興味を持たせる餌にすべきか、先ずは朝一番の餌作りから考える必要があります。


 事前にブレンドしておいた団子餌を取り出して作ってみます。初めての配合だったのですが、コレで爆釣できればと企んだのは良いのですがどうも良い具合に餌が作れません。水加減が悪いのかブレンドの相性が悪いのか、当日は無理矢理ではあったのですがなんとか餌として仕上げてみました。しかしこれでは試合当日は上手く行きませんので、それまでに手直しが出来るかどうかが勝負の分かれ道となりそうです。


 取り敢えず無理矢理でしたが餌が決まった段階で、そこから竿の尺数をどれにするかを選ぶこととなります。以前長竿を出して苦労したことがあるのですが、その時は18尺でそれなりに釣れた経験があります。なかなか渋い時期に釣果が得られましたので、18尺か19尺でスタートをしてみようとしたのですが、餌の具合が良くありませんので16尺からスターです。


 その結果食いが立ったとしても時間をおいて徐々に短くしていく予定です。本当は短い尺数から始めた方が寄せ効果は高いのですが、とても軽量のヘラ竿だとしても1尺の違いは相当な負担と感じてしまいます。特に長尺になればなるほどその重さが辛く感じてしまいますので、2尺飛びに短くしていく算段をしていました。


 どの尺数が一番よく当たるのか結果として良く釣れるのか。それだけではなく天釣会は長寸大会ですから、どの尺数で良いサイズ釣り上げられるかも確認作業の一つです。とはいえサイズはあくまでも結果ですから、数を釣ることで良いサイズも混ざると思うのですが、他の池のように数を釣るとサイズが伸びない現実もありますから、なかなか悩ましいのであります。


 朝一番に作る餌で1日通すことで尺数違いでサイズの確認が出来るのですが、尺数だけでなく餌によるサイズの違いも出る可能性がありますので、やはり餌も数種類試す必要があるのではないかと思っているのです。
 ってことで尺数と餌による確認を1日掛けてやってみようとの算段で試し釣りと相成ったわけです。


 今回の尺数はヘラFの16尺・ヘラSの15尺・ヘラXの11尺・そして忘れました随分古い竿の12尺を使って見ました。
 最終的に釣れた枚数はたったの11枚でしたが、紅は残念ながらボーズだった様子で清風池のベテランも2枚と撃沈されていました。そんな中尿素うどんを使っておられた釣り師が11枚程度釣られていたのは大したものです。うどんではなかなか当たりが出ない池で11枚は真似が出来ません。


 今回使用した竿では平均して釣れたのですが、朝一番に測った水温が13度程度でしたので釣りが成立する水温です。ただ測った位置が岸寄りの釣り座でしたので深場を測ったわけではありませんので、底ではどの程度の水温だったのでしょう。団子餌を使うと上ずるというほどではないのですが、水面にヘラブナが集まってきている様子がうかがえますので食いが悪いわけではなさそうです。
 ところがなかなか当たりが出ないのです。極端に触りすら出ない時間があるのですから困ったものです。


 原因の1つが餌の失敗です。まとまりがとても悪くて規定の水分量では団子が作れません。混ぜる回数でどうにかなるものではなく、仕方なくまとまりが良くなる餌を追加して作ったために、ふんわりとバラケてるような餌作りが出来なかったのです。それでも餌付けの工夫などをしてなんとか当たりを出したのですが、やはり餌打ちから当たりを出すまでの工程に納得出来る組み立てが出来なかったのです。


 今回面白いと感じたのは16尺で約2本の水深でしたが、12尺で1本ととても浅い水深しかありません。仕掛を準備して床測りをしている段階で1本程度では釣りにならないのではと思ったのです。ところが今日1の38㎝余りのサイズが釣れたのが12尺でした。心配していた当たりも遅いですが出たのです。この時期としては深場が良いような気になっていたのですが、水面近くにヘラブナの姿も確認できたのですから、やはりわからないことが多すぎます。