両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 団子餌にも消費期限がある

 砂糖や塩には消費期限が書かれていません。それは砂糖や塩は品質が変化し難いからです。いってみれば10年や20年変化しないのです。いやいやだから食べて良いとはいいませんが、湿気によって固まったりしますし、風味は変わるかも知れませんが、塩は全く変化しません。岩塩なんて地殻変動によって出来たのですから、海水が蒸発して鉱物化したのですから、何千年か何億年前に作られたものですからね。


 但し砂糖の中でも粉砂糖は注意が必要で、粉砂糖にはコーンスターチが使われている加工食品になりますので、消費期限が存在しています。


 洋菓子ではなくて和菓子、特に饅頭は冷蔵保存もされていません。それは砂糖で小豆を煮ているので変質しにくいからです。それこそ直射日光に照らされたショーウインドーに陳列されているのも、腐ったり傷んだりしないのです。


 赤飯と並んで大福餅が売られている光景は、懐かしさを感じる光景ですが、赤飯は小豆を煮て捨てる煮汁を餅米に掛けて作るので、この両者が並んで陳列されているのです。


 ところでヘラブナ釣り用の団子餌の消費期限を知っていますか?。袋には記号のようなものが書かれている程度で、製造年月日は書かれていません。餌ですから人が食べる食品ではないので、製造年月日や消費期限を記入する必要はないのです。


 元々賞味期限や消費期限は、食品表示法によって決められていますので、人間以外が食べる動物用飼料には関係ないのですが、飼料安全法によって細かく取り決めされています。飼料安全法には栄養成分だけでなく、添加物についても細かな規定が設けられています。


 私の調べた限りではあるのですが、釣り用の餌はどこまで規定されていたのか解りませんでした。メーカーに問い合わせたところ、組成については企業秘密とのことでお答え戴けませんでした。飼料であれば事細かく表示されていますので、メーカーとして企業秘密とは答えないなんてことはないのです。ということはヘラブナ用の釣り餌は飼料扱いされてない事になります。


 ただ団子餌類について、袋に表じされている成分表によって推察できますが、消費期限的な表示はされていませんので、その点についても問い合わせをしました。


 担当者様から戴いた内容としては、袋餌については未開封で1年以内、開封後は3ヶ月~半年程度で使い切るようにとのことです。
 また保存状態による変化として、麩については粘りが出なくなる。マッシュは変色する。グルテンはグルテン繊維が出なくなる。との事ですから、未開封であったとしても、出来るだけ早く使い切る事が重要で、元々それぞれの餌に特徴付けられていた性質が、時間と共に変化する可能性がある事を示しています。


 最近団子餌にいては迷いが出てしまって、なかなかこれだ!!との餌が決めかねています。その時々の状況によって近い分ける必要があるのでしょうが、上手く食い当たりを出すことに苦労しています。


 話は変わりますが、実は米に賞味期限や消費期限は書かれていません。それは決して変質しにくいからではなく、米は生鮮食料品との扱いだからです。


 食品表示法はあくまでも加工品である前提があるのです。そのため魚や野菜そして肉類は食材であって加工されていませんので、新鮮であることが大前提であるのです。そのため食品として加工されるまで、その鮮度が保たれている必要があり、新鮮な間に加工し消費する必要があるのです。


 冷蔵庫に入れたとしても魚やお肉は傷んでしまいますが、管理方法がまちまちですから消費期限の書きようがなく、消費者も新鮮なうちに消費することを知っていますので、なにも書かれてないのです。


 では米を1日や2日で消費するのかとなりますが、個は乾燥した種ですから日持ちがします。通常の保存状態で1ヶ月から2ヶ月は消費期限となるでしょうが、保存状態が悪いとコクゾウムシが湧いたりしますし品質の劣化も起きてしまいます。


 その昔は米びつが使われていて、ボタン一つで必要量が出るタイプのものがありましたが、今は殆どが密閉タイプとなっています。また冷蔵庫補残をする事が進められているのも生鮮食料品との扱いのためです。


 そういえばアイスクリームやウイスキーも消費期限がありません。アイスクリームは冷凍されていることが大前提です。ウイスキーはアルコール純度が高いので変質しないのです。
 梅酒を作るのも焼酎を利用するのもそのためで、日本酒で作られた梅酒が市販されていますが、素人が作るととても危険ですので、必ずアルコール純度の高い焼酎を利用して作りましょう。


 ついでにブドウを焼酎に漬け込むと、酒税法違反ですからご注意を!!