両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 へら専科 本日発売日 10月4日(水) 11月号

 本日はへら専科11月号の発売日です。


 毎日のブログと毎月の原稿を書いていますと、覚えが悪い私としては何を書いたのか解らなくなってしまいます。そのため送る原稿が既に掲載した内容なのか見返すこともあります。記録も残しているのですがその量も次第に増えてきますと判断が難しく、編集部に送って確認したりしていますが、今のところダブってないようでホッとしています。


 昨年の12月1月合併号から書き出したのですが、11月号が出るということはやっと1年が過ぎたことになります。担当の考察だけを書いているのであれば11種の原稿で済んでいるのですが、途中で編集部からの要望の特別企画まで書いていますと、その原稿量は考察の倍以上になりますので、そのために余計何が何だか解らない状態に陥ってしまいます。それも歳ということ何でしょうか、それとも元々覚えが悪いだけなんでしょうか。


 今回の考察は私の使用している改造道具と仕掛けを作る簡単アイテムの紹介です。



 そしてスポット企画としては「秋の底釣りの効果的なエサ」の原稿で、底釣りエサのhow toでダンゴ編とうどん編です。私の個人的な思い込みのものですが、余り突っ込んでコレ限定との書き方はしていません。



 実はもっともっと突っ込んだ先に私の釣り方があるのですが、それこそ私個人の自己満足的釣り方であり団子餌の配合ですからそれは載せていないのですが、このブログでは機会があればその都度載せていっています。


 11月号の目次ですが今回は74ページのスポット企画2と98ページのヘラブナ釣り考察を書いています。


 実際月刊誌に載せる内容と無責任な個人ブログでは違いますからね(笑)。両うどんの底釣りでも時期によってまぶし粉を変えていますし、その種類や成分も違えていますが、それもまた私の思い込みですから・・・。またそれもその時期になれば載せますが、今までにもペレットのサイズについてとかは載せてきました。


 団子餌についても何度か書いてはいるのですが、団子餌はそんなに使いませんのでコレが正解とは断言出来ないんですよね。ただ不思議と今回良かったのに次回は全く駄目って餌があるのが不思議で、それが季節要因なのか私の作り方の問題なのか。もう少し検証してから発表したいと思います。


 次号は多分12月1月合併号になるかと思うのですが、団子餌でのカラツン解消法を考察で取り上げています。いろいろと実験した結果ですので同じように実験していただければと思います。その内容については12月1月合併号を読んでからのお楽しみって事で・・・。


 取り敢えず今回のヘラ専科を読んでいただきまして、少しでも参考になれば・・・なりませんかねぇ(笑)。

 ヘラブナ釣り いよいよヘラブナ釣りシーズン突入

 1年を通してヘラブナ釣りをしていますと、とても安易に釣れる時期がありますが、それは水温が落ち着いてくる10月以降ではないでしょうか。但し良く釣れるということは依り活発に動く事でもありますので、釣り方を間違うと釣りにならないなんてことも多々起きてしまいます。


 ジャミの多い池ではジャミに手を焼いていると思いますが、それ以上にヘラブナそのものが釣りにくくしている場合の方が多く、沸き立つような寄りを制限しながらも釣果が伸ばせるかどうかは、それこそ釣技の差が極端に現れるのではと感じています。


 盛り上がるような寄り方をセーブするにはどうすれば良いかですが、単純に考えますとエ餌をより早く沈めれば良いはずで、軽い餌はヘラブナに揉まれて棚に到着する頃には既に餌がないなんて事になります。


 そんな時に押し練りをして単に餌を保持できるようにすると、沈下途中に食われて走られるなんて事が起きてしまいます。良く竿を取られて右往左往されている釣り人を見かけるのもこの時期でしょう。


 じゃあどうすれば良いのだろうとなるのですが、実は私的感覚でいうとハリスを短くしてしまうことです。オモリの近くに餌があることで沈下速度が速まり、途中で食われる事故が防げるのではと思っています。


 反対に宙釣りをされる方はハリスを長めにして、餌の沈下途中の当たりを取れば良いだけの話で、この時期100枚の釣果なんていわれているのはそのためではと思っています。


 ただ私的にはそれは狙った棚で食わせたことではないので、釣ったではなくて釣れただろうと思うのですが、まぁそれも好みの問題ですからとやかく言うつもりはありません。


 では途中で食われないで如何に狙った棚に餌を沈めるかですが、まず最初はやや開きが早めの餌を使って集魚効果を上げます。少し寄った段階で押し練りをして粘りを出して、開きを一気に少なくすることで、狙っていない層に集めないように工夫するのです。


 と言うは簡単ですが実際はとても難しいのですが、団子餌の場合は開きの早い餌と遅い餌を別々に作ってしまうことです。よく釣り始めに基本の餌と使用する餌を分けて、状況に寄って混ぜたり押し練りをしたり手水をしたりと変化させるように進められますが、何のことはない最初から2種類作っておいた方がとても簡単に使い分けができるのです。
 またその団子餌をセット釣りのように上針には引きの早い餌を使い、下針には粘りを出した餌を使うのも良い方法です。


 うどん餌の場合は最初はまぶし粉をタップリと附着させて打ち込み、やや寄りを感じた段階で、一気にまぶし粉の量を減らしてしまうのです。同時に荒粒に切り替えるともっと有効に働く場合もあります。
 これが冬期であれば荒粒ではなくて小粒でいつまでもうどんに附着されることで釣果を伸ばす方法もあります。


 何れにしてもヘラブナの寄りすぎをコントロールして、如何に食い当たりを出すようにするか。これだけ出来れば50枚の壁なんて簡単に突破できるはずですが、なかなかそうも行かないのが現実なんですよねぇ。


 さぁ10月に入りとても快適な季節を迎えます。爆釣を演じてますます楽しいヘラブナ釣りライフを送れますように。。。無理かなぁ・・・。

 お知らせ  第69回天釣会 月例釣大会 釣天狗池 11月5日(日)

 11月の月例会はホームの釣天狗池で開催します。天釣会は釣りクラブではありません。あくまでも大会を開催するために集まっているグループですので、他のクラブに所属されている方でも自由に参加することが出来ます。但し事前に天釣会のメンバーにご連絡戴くか、日曜日に天狗池に来て戴きますと天釣会のメンバーがいますので、一言お声がけ戴きますと退会へスムーズに参加して頂けます。
 尚11月大会はの予備席は下記の表のように5席用意していますが、44.45.46.73.72の順として釣り座を決定致します。

 大会方法を改めてご説明しますが、天狗池は両うどんの底釣り専門池ですから、このルールが絶対になります。その上で下記の内容になります。
 1.使用竿は15尺以下7尺以上
 2.竿の交換は自由ですが、使用する以外の竿は竿ケースに必ず収納すること。
 3.使用可能うどんは、食用うどん・ワラビうどん等うどんに限ります
 4.うどんのまぶし粉は自由です。
 5.うどんを潰して使用することは禁止です。(団子餌と認定し禁止です)
 6.3枚長寸大会で合計サイズの競技になります。
   1枚目はサイズに拘わらず強制登録です。
   2枚目は自由登録ですが入替禁止です。 
   3枚目以降は何枚でも更新可能です。
 7.大会用の検寸台で測ったもののみ記録します。
 8.指定検寸台で検寸担当と共にサイズ確認していただきます。
   記録係にクレームを付けるのは禁止です。
   記録後の変更は禁止です。
 9.食い限定でスレ禁止です。食いは両サイドの方に現認して貰って下さい。
 10.ヘラブナの口を水上に出して玉に入れてください。水中での玉入れはは禁止です。
 11.大会は基本は毎月一日曜日です。正月・GWは第2週にする場合があります。
 12.大会参加費1,000円です
 13.上位3位と参加人数によって飛び賞7位11位16位とミニマム賞があります。
   1枚目の登録で順番を決定しますが、抽選により登録順位賞が当たります。
   他に登録順位によって参加費の10%から100%の還元があります。
   大西王位の年間チャンピオン3連覇を祝してグロストップに大西賞があります。
 14.大会時間は8時50分から15時10分までです。
   数釣り大会ではありませんので大会スタートまでは自由に釣って戴いてOKです。
 15.昼食時間は特に設けません。昼食は自由に取って戴いてけっこうです。
   但しその間に他の釣り人が釣り上げたヘラブナも検寸対象になります。
 16.指定釣り座以外移動は禁止です。
 17.釣り人の交代は禁止です。
 その他わからない点は気楽にお問い合わせください。



 次回以降は慣れ親しんでいる天狗池ですから特に迷うこともなく、来年3月までは淡々と大会が展開できるのがいいのですが、だからこそ余計に難しい場面に出くわす場合がありますので、その点を如何に工夫した釣りが出来るかで勝敗も決まるのではと感じています。


 またこのところの傾向として良いサイズが出るのは短竿系に分がありました。以前はどちらかというと長竿系に分があったのですが、どうした事は中長竿では良いサイズが釣れなくなっていたのです。それが11月に入ることでどのような変化が起きているのか、最初に出す竿の尺数をどれに設定するかが、大会上位入賞を決める1つの判断材料となるのではと思います。


 私も短竿で大助を釣り上げて優勝したことがあるのですが、紅も9尺で大助を釣り上げ2位に入賞していました。その時の優勝者は7尺か8尺の短竿だったはずですから、やはり短竿に分があるのかもと思ってしまいます。ただ1位を確信していたのに天敵の淀の松本さんが中竿で大助を釣り上げて1位になられた事もありますので、決めつけは出来ないんですが・・・果たしてどんな尺数を繋ぐか、皆さんの判断次第となりそうですね。


 全体図の釣り座です。福谷さんの横は藤田さんでしたが、欠席予定とのことですのでお名前は載せていません。また10月の大会で抽選されてない方は事務局でお名前を入れています。お名前が漏れている方が出席された場合は、畑側の8マス目44番から順に入ってください。


 南側の拡大図です。

 北側の拡大図です

 第68回天釣会 月例釣大会 清風池 10月1日(日)

 今回は今年最後の清風池での大会です。


 今日は曇り予報だったのですが前日には小雨が降ると・・・、清風池は大雨が降ると固定桟橋が水没してしまいます。私が池に到着するとなんと雷が鳴るではないですか!!。強い雨の影響で雨水が勢いよく流入してきます。確認するとやはり強く流れ込んでいるではないですか。どうなることかと案じたのですが、その後の雨は思ったより強くならずに落ち着いてきました。ただ清風池は雨が降るととても難しい池になってしまいますがそれが最後まで響いたのです。

 いつものように小野会長夫人お手製のケーキを始め皆さんからの差し入れの数々です。



 先ずは雨間中で集合です。少しでも雨に濡れないようにと屋根下に集まります。

 いつものように小野会長のスピーチでスタートです。


 続いて菱田規定委員長から競技説明ですが、前回通りということでわからない場合は隣の釣り人に確認するようにします。


 私からは雨ということもあって早めに登録するようにお願いしました。場合によっては早終いするかもしれませんからね。


 前回は固定桟橋での大会を開催しましたが、皆が離ればなれになってしまったがために、何となく雰囲気が盛り上がりに欠けているように感じました。そこで従来道りのコの字型で開催する事としました。


 先ずは学校下の東固定桟橋で写真の段階では1人遅れて参加で6名です。

 右浮き桟橋の6名です

 縦桟橋の7人です。左端は私ですが座ってないですよ。


 そして全体です。清風の池主が撮られた写真です。


 さて10月の清風池はヘラブナも活発に動きますので、それなりの釣果が得られるのですが、平均サイズが大型なために釣れれば釣れるほど疲れてしまいます。贅沢な悩みでもありますが本音でもあります。
 ただそれでも優勝をするには2枚で80㎝が1つの目安になりますので、如何に大助サイズを釣り上げるかで勝負が決まります。


 今回の私は-2㎝のハンデが付いています。前回の清風池の大会では-3㎝のハンデが付いていましたので、1枚目が35㎝台だったがために自動的に32㎝台になります。そうすると平均優勝サイズが80㎝ですから、47㎝の特大大助を釣り上げなければならないのですから、もう優勝は無理と諦めてしまいましたが、今回も-2㎝ですから少なくとも1枚目に38㎝以上を釣り上げなければ、優勝は無理だとしても上位入賞は可能性が残りますので、握る竿にもチカラが入るというものです。


 ところが今回も35㎝が1枚目で-2㎝ですから33㎝になります。これで釣り開始早々から既に半ばあきらめの境地になっていました。実際今日の清風池は雨の影響でしょうかとても難しく、今日の私の釣果は14枚と撃沈してしまいました。ただ完全ボーズの方もいたり、例会前に釣れていたのにスタートからはらボーズになったりと、やはりとても難しくて釣りにくい状況が1日続いてしまいました。


 ただ不思議なことに釣りはじめの頃の方がとても良い当たりが出て釣れたのです。それが徐々に釣りにくい状況に陥っていきます。今回は実は前回同様に使うつもりだった餌を忘れてしまって、持ち込んだ餌で何とか成立出来ないかと苦労していました。それでなんとか14枚となったのですが・・・まだまだ修行が足りませんね。


 とりあえず清風名物のカレーライスを食べて午後から作戦を切り替えてみました。ただ努力虚しく良い結果には結びつきませんでした。


 しかし今日も釣る人は釣るもので大助が3枚出ていました。ただ1枚目が強制登録ですから大助を釣ったとしても、必ず上位入賞するとは限らないところにゲーム性を高めていると思っています。
 松本長老が今日の最長寸42㎝を釣り上げてハイポーズです。背後霊は大西王位です(笑)。


 はじめに登録順位賞は近藤相談役です。


 42㎝の大助を釣り上げ松本の長老ですが1枚目が33㎝でミニマム賞でした。

 本来のミニマム賞は32㎝で福谷さんですが、ブービー賞とダブりましたのでブービー賞優先となります。


 11位が藤田さんです。カウント間違いで11位の良い人賞なしと思っていたのですが申し訳ないです。何となく恨めしそうな目が怖いですね!!


 7位のラッキー7賞は大西王位です。大西王位は月例会1位獲得回数断然トップで15回もあるんです。2位をダブルスコアーで引き離していますからすごいですね。


 第3位は今井さんです。


 第2位は茶園さんです。

 そして1位は菱田規定委員長です。


 今日の結果です
 第1位   菱田  77.6㎝
 第2位   茶園  75.7㎝
 第3位   今井  75.5㎝
 大西賞    菱田


 1位   菱田   36.1 41.5  77.6㎝
 2位   茶園   39.7 36.0  75.7㎝
 3位   今井   36.0 39.5  75.5㎝
 4位   関    35.4 40.0  75.4㎝
 5位   松本長老 33.0 42.0  75.0㎝ ミニマム賞
 6位   田中   38.0 37.0  75.0㎝ 登録順位による
 7位   大西   36.6 37.4  73.7㎝ ラッキー7賞
 8位   近藤   36.6 36.0  72.6㎝
 9位   村田   35.0 38.1  73.1㎝ -2㎝ 71.1㎝
 10位    福谷   32.0 38.0  70.0㎝ ブービー賞 
 11位    藤田   36.0 33.5  69.5㎝ 11人賞
 12位    西垣   33.7 35.4  69.1㎝
       天敵松本 37.0
       広瀬   35.3
       吉村
       小野
       竹藤
       紅

 ヘラブナ釣り 10月に釣果を伸ばすには

 1年中ヘラブナ釣りをしていますと歳のせいでもあるのですが、1年があっという間に過ぎてしまいます。もう4分の3が過ぎてしまうのですが1年のなんと早いことか。


 最近感じているのですがこの早い季節の移り変わりに、思考がついて行けてないのではと思うことがあります。厳寒期は当たりを出すこと自体が難しく、如何にして当たりを出そうかと腐心するのですが、気がつくと浮きの上下動が止まらない時期が訪れ、そしてまた当たりを出すのに苦労するのです。そんな中でふと思うのですが、ヘラブナが多数集めることが出来ているのに、食い当たりが一向に出ない事があります。


 あれ???と・・・。ヘラブナが集まるって事は食い気はあるはずです。ところが針に着いた餌だけは食うことがなく、スレ当たり波だとしても食い当たりが一向に出ないのです。これはいったいどうしたとだろう。食い気がない訳はないのに当たりが出ない。


 底釣り師が一番導き出す答えは、底にヘラブナがいないという結論です。冬期には良くあることで底水が冷たくて、もう1段底に降りてくれない現象です。イメージとしては底から30㎝程度情報にいるのです。ただ今回はよく集まっているのですからまんべんなくいると感じています。ところが食い当たりが出ないのですから困ってしまいます。


 実はそんな時こそ小さな誘いがとても有効なんです。食い気はあるのですから切っ掛けを与えると食ってくるのです。


 実際のところどうして誘いを掛けると食ってくるのかは全く解りません。肉食魚では餌が逃げるのですから追いかけて捕食することはあったとしても、ヘラブナは違っているはずですから、闘争本能というか捕食を刺激するようなことはないはずですが、実際誘いを掛けると食い当たりが連発するのですから、誘いを掛けない手はありません。


 ただ私の釣り方はバランスの底釣りですから、縦誘いは違反になりますので引き誘いしかできません。というか実際引き誘いとは表現しますが、餌をズルズルと引くことはないのです。この場合の誘い方は竿の握り1個分をすーっと引くだけです。


 この誘いも当たりが出ない場合はバリエーションを増やして誘うのですが、基本はゆっくりとスーッと誘い元に戻します。元に戻った瞬間に当たりが出るのが本来の当たりの出方です。


 スーッと誘っても実際は浮きが少し手前に来るだけで、着底している餌がズルズルと引かれることはないはずです。その証拠に誘いを掛けて戻してもなじみ巾が変わらないからです。もし餌を引きずっているとなじみ巾が少なくなっているはずです。


 それでも当たりが出ない場合は送り誘いをします。送り誘いは浮きのなじみ巾が解消するように竿を前に突き出すのです。スーッと浮きが戻りだしてなじみ巾が解消した瞬間に当たりが出ます。この場合も餌は何も動いていないはずですが当たりが出るのですから不思議です。


 イメージとしては餌は動いてないと思っていますが、多分ですがうどん餌の場合はコロンと傾いているのでは、またなじみ巾を解消する場合は、傾いている餌が立ち上がるのではと思ったりしますが、残念ながら真相はわかっていません。


 ただ食い気のある時期に当たりが出ない時には、この誘いがとても有効出通常の1.5倍の釣果が得られると感じています。