両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 両うどんの底釣りでハリス段差は何㎝

 管理釣り場では、底釣りをしている人も多いことと思いますが、特に関西は基本底釣りだと思うんです。


 団子釣りが可能な釣り堀も増えて来たので、宙釣りも可能にはなってきましたが、野武士的な静の釣りを愛する私にとっては、やはり底釣りこそヘラブナ釣り!と思っています。


 まっ、ですがついつい落ち込みで食ってくることもあるので、エイヤ!と合わせてしまう似非(エセ)底釣り師でもあるのは間違いなく、底釣りこそヘラブナ釣りなんて気取って見たところで、やはり心の卑しい釣り人には違いないと情けなくも思っていたりするのですが、それを自覚した上でも尚如何に底で食わすかを腐心するのであります。




 大助大会などでは余計にその間は強く、最低40㎝を超えなければトップが取れないので必死になってしまうのですが、大会のない釣りの場合は、ホントに心穏やかでヘラブナの引きを楽しむ事が出来るのです。


 そんな時こそ竹竿を出し竿の曲がりを眺める余裕も出てきますので優雅な1日を過ごせた自覚があるのですが、如何せんまだまだ仙人になることも出来ずにいます。




 底釣りでは、長スと短スの段差をどのように決めるかによって釣果に差が出る場合があります。長年ヘラブナ師をしている長老や40年50年選手の皆様は、段差は何㎝と決めている人が多いものです。


 見聞きしている限りでは、バランスの底釣りでは6㎝の段差がアベレージではないでしょうか。段差の底釣りでは極端な場合短スは5㎝長スは80㎝なんて事もあるのではないでしょうか。ここではあくまでも両うどんの底釣りとして話を進めますが・・・




 他の情報と同じくコレが正解とは書きませんのでお許し願いたいのですが、活性が高いとき低いときなど、毎釣行時には状況が違う場合があります。特に余り釣れないとき、当たらないとき、結果に結びつかないときは、この段差も変えた方が良いのではないかと思うんです。


 ジャミ当たりどうかわかりませんがカラツンになる場合、ズラシ巾を広く取ることがあると思いますが、小当たりを捨てるとしてもアタは小さくなっていきます。


 物理の法則で水圧がかかっていると当たりが出ると書きましたが、弛んでいては当たりか出ても小さくなってしまいます。


 底釣りでは棚取りが重要と口を酸っぱくするほど注意されますよね。それがどうしてズラシ巾を増やして当たりを出そうとするのかが私にはわかりません。もしズラシ巾を増やしても当たり方が同じだとすれば、棚なんていい加減に計っても良いはずです。ですが棚がズレると明らかに当たりが減ってしまいます。


 結果として私のように素人には手が出せない、ズラシ巾を広げる釣りは、まさにベテランしか出来ないのではないかとも思うのですが、そんな素人の私でもズラシ効果と同じように有効な方法が1つあります。




 段差を最大10㎝まで広げる




 元々の段差が6㎝だとして、カラツンなど出だした場合は1㎝ずつズラシを増やしていくと思うんです。そうすると当然短スもズレていますので、針からウキまでのハリスと道糸に弛みが出来てしまいます。誘いを掛けようものならどんな状態でたるみが出ているかわからず、その結果当たりが拾えなかったり出なかったり小さくなったりしますが、もし短スは丁度底についている状態だとしたら、つまり上針トントンのままで長スだけズラシ巾を増やすことが出来れば、どんなに誘いを掛けようが緩みが出ずに当たりが鈍ることがなくしっかりとしたツン当たりが出るはずです。


 但し何でもかんでも10㎝もの段差をつけて良いわけがなく、どんなことにも程ほどって言葉がありますので、その日は何㎝が有効なのかを確認する必要があります。なんでも程よい段差があるはずですから、何㎝の段差が良いかは実際に試してみて見極める必要があります。




 逆に段差を2㎝や3㎝に縮めた方が良い場合があります。それは活性が高い低いに関係なく上針に食ってくる確率が高い日です。


 本来なら長スで釣れる確率の方が断然高く、短スに食ってくるのは1日に1回もない事は良く経験されていると思います。それが不思議と短ス側で良く釣れる日があるのです。短スで釣れるのはやはり何かがおかしいのですから、その状況を釣り人が変えることは無理でしょう。だったらその状況に釣り人側が合わせるのが良いのではないでしょうか。つまり一気に段差を2~3㎝に縮めてしまい、食い当たりを増やす方法を試してみるのも良いと思うんです。




 底釣りの段差はこれ!と決めないで色々と試してみる。その優柔不断さが釣果に繋がると思うんですが、やはりまだまだ素人の私だからこそ、そんな迷いがあるのでしょうかねぇ。


 段差など変えなくとも釣果は伸びる!釣り方が下手くそや!とベテランの人達には怒られそうですが、でも実際段差を変えることで釣果は伸びますのでお試し下さい。




 あっ!私の標準は決して




 10㎝の段差でも2㎝の段差でもないですから・・ザンネーン!




 ヘラブナ斬り~!!、、、、って古すぎるなぁ(笑)




 先ずはお試しあれ

 当たりが出ない その時

 管理釣り場のヘラブナ釣りに於いて当たりが出ない日があります。厳寒期は口そのものを使わないので当たりが出なくても不思議ではありませんが、最盛期とはいわないまでも、程ほどは釣れてもおかしくない時期にすら当たりが出ないことがあります。
 池全体が不調な場合は、池の水温が急変したとか、風が強いや流れが有るとか、それこそ池周辺で工事をしているなど外的要因も考えられるでしょうが、釣れている人がいるにもかかわらず自分だけが釣れないのだとしたら、その時何をすれば良いのでしょう。


 誰でもすることとしては、先ずは誘いを掛ける。これは間違いのない方法でしょう。ですが疑問に思ったことはないですか?
 ヘラブナの食性は「植物性食」とされていることです。もし「動物性食」だとするならば、餌の逃げる動作とはいいませんが、動きに反応するのは間違いない事で、ブラックバスを例に挙げるまでもなく、ルアー釣りのように渓流釣りや海釣りでも動きに反応してきます。エビでタイを釣るなんてのは昔の話で、今や鯛ですら鯛ラバという鉛とビニールヒモの組み合わせである一種のルアーで釣るようになりました。つまり動きに反応する習性を利用したものです。
 ヘラブナも動きに反応するのだとしたら、野池でブラックバス釣りをしていて鯉やニゴイがルアーで釣れることは多々ありますが、ヘラブナが釣れたなんてことは聞こえて来ないのでやはり違いがあるはずです。私が知らないだけで釣られた経験のある方はいるのでしょうか。


 団子ならどうでしょう。誘いは餌そのものの動きもあるでしょうが、それだけでなくて団子を揺すって溶かせ散らせる事も多いことでしょう。
 海釣りで籠に入れたオキアミやミンチを竿を揺すって撒き餌を散らせて魚を集めたり食欲を増して食い気を指そいますが、ヘラブナの団子釣りでの誘いはそれと同じ意味も含まれていると思います。
 では、うどんの底釣りではどうでしょう。まぶし粉が剥がれたうどんを動かしても何も変わりませんよね。でも誘いを掛けると浮きに反応が出るのです。不思議ですねぇ。魚の気持ちになって考えてみたら、うどんが動くから食ってみようなんて思うわけがないと思うんですよ。でも食ってくる・・・


 良く誘いを掛けるとハリスの張りが緩んで、違和感なくヘラブナが食うことが出来るので、浮きが戻りきるまでに当たれが出ると紹介されていたりしますが、何となく疑問に思ったりします。もしハリスに緊張感があるために食わないのだとしたら、どうしてハリスがまたは道糸が緩んで違和感がなくなったとヘラブナは認識するのでしょう。
 また緩むかどうかは底釣りでは考えられることだとしても、宙釣りやタテ誘いには当てはまらないのではないかと思うんです。勿論タテ誘いとしても緩みは出ますが、それより落下している餌の動きそのものが重要なのではないでしょうか。


  それは餌を目立たせた!に過ぎないのではないか


 両うどんの場合、どうしても陥ってしまう行為として、当たりが出ないためにヘラブナにアピールしようとして、今まで以上にいっぱいのまぶし粉を着けてしまう行為です。それはまぶし粉が剥がれずに余計にヘラブナにアピール出来ていないのです。
 以前にも書きましたが、うどんにまぶし粉が着いている間は、ヘラブナは食ってこないのです。反応の少ないときに沢山まぶし粉を着ける行為は、全く反対で食い気を鈍らせているだけと断言出来ると思っています。
 つまり当たりが少ないとき、まぶし粉を沢山着けていては、ヘラブナが集まったとしてもヘラブナに対するアピール度が減って、余計に食い当たりを減らしていることになります。


 では誘いを掛けても反応が鈍い場合はどうするでしょう。宙釣りの場合はハリスの長さの調整、団子のタッチを変える、断固の種類を変えたりグルテンに変更でしょうか。
 両うどんの底釣りでは、餌を代えることは出来ません。まぶし粉をペレット系から白に変える程度でしょうか。匂い物質やアミノ酸を添加したりと苦労される方もいますが、それで変わった記憶はありませんから、余計な努力とも言えると思っていますが、何かせずに1日を終わらせるのは勿体ないし短気な釣り人としては我慢出来ないでしょう。
 やはりハリスの細さを変えるのも手です。底釣りだとしてもハリスの長さを変更するのも方法ですし、色を変えるのも方法でしょうか。
 ただそれより浮きを変えて餌の沈下速度を変える方がアピール度は高いと思っています。
 自然落下する餌にはヘラブナといえどもアピール度が高いのです。これは宙釣りでも大いに取り入れられていることと思いますが、両うどんの底釣りと宙釣りの圧倒的な違いは、


 落とし込み釣りより振りきりの方が反応度が高いことです。


 これは餌が所詮うどんであることが原因と考えます。まぶし粉の量も少なく上ずりを押さえるためにも、まぶし粉は底で剥がれるようにコントロールしますので、落とし込み効果は極端に少なく、振り切りによる長い餌の沈下時間によって視認性を高め、よりアピールする機会を増やすことで、ヘラ分を底まで導こうとする方法が最適だと思っています。


 その為に、当たりが少ないときは、浮きを軽くしてハリスを伸ばす


 先ずは試してみるのが良いのではないでしょうか。厳寒期でも同じ事で、ヘラブナの動きが悪い時期に向かい同士に釣っていても、向かい側は全く当たりがでていなくても、私だけが入れパクを演じるなんてことが起きるのです。
 といって1日中続くことはないので、それ以外にも工夫する余地があるには間違いないと思っているのですが、次の一手はもう竿の長さを変えるしかないのではと思ったりします。


 居着き三匹


 なんて言葉を聞いたことがありませんか?竿の長さを変えたり、餌を打つポイントを変えると直ぐに釣れてくる。でも後が続き難くて3匹釣ったらお終い。
 まさに居着き三匹で後はシーンと静まりかえる経験はあると思うんです。不思議ですねぇ。でもここにもヘラブナの習性が隠されているのです。


 どんなに餌を打ち込んでもヘラブナを寄せられる範囲は小さい事です。


 実際に釣っていて、隣と1mも離れてないのに釣果の差が大きく違うことがあります。寄っているヘラブナのサイズも違うことがあります。これはいったいどうしたことなんでしょう。
 魚はアミノ酸に反応する事は以前にも書いたと思いますが、25mプールにアミノ酸を100gも入れるとヘラブナには違いがわかるのですが、これは1000万分の1の濃度しかありません。実際はもっと少なくても反応するはずです。鮭が母川に還れるのも川に含まれるアミノ酸の違いといわれていますので、大海原での希釈率はとんでもないほど薄いはずですが判断出来ます。
 釣り用の餌には全てアミノ酸が添加されていますが、そこに少し他の人と違うアミノ酸を混ぜると、ヘラブナは違いを認識出来るはずなのですが、それでも近寄ってきたりはしません。それこそ打ち込んだポイントの半径1mが関の山でそれ以上離れたところからは寄ってこないのではないかと思っています。
 そこでポイントを変えるとするなら1m以上離れた場所にすること。竿の長さを変えるなら少なくとも2尺の差を付けることで、また違うヘラブナたちを集められると思うのです。今まで反応の良い魚は釣りきってしまったのですから、いつまでも固守せずに違うポイントを作り出す。


 つまり反応が良いヘラブナを新しく集めることで当たりを出す



 これも1つの方法ではないかと思うのですが、色々と考えて苦労しその答えが見つけられるとそれこそ有頂天(笑)
 まさに鼻高々の天狗となってほくそ笑むことが出来るのではないでしょうか。但し決して人に対して自慢しては駄目です。総スカン食ってしまいますからね(爆)

 淀の釣り天狗池 紹介その5 どこがポイント?

 釣り池は、案外釣れるポイントは決まっていたりします。勿論満遍なく釣れる事も多々ありますが、池のクセみたいなものもあるも間違いのない事実ではないでしょうか。
 では下記釣り天狗池の場合はどうでしょう。

 左側が小池で右側が大池ですが、途中の仕切りの水は通りますが魚は入れません。完全にコンクリートで仕切られていると思って良いです。
 この状態を見てどこに入りたいと思いますか?どこが釣れると思いますか?


 魚は障害物の周りにいるは、1つの鉄則のはずですが本当にそうなんでしょうか。


 透明度の高い澄み切っている池を覗いたことがあると思いますが、その時魚は何か障害物に身を寄せているでしょうか。そんな光景を見たことがありますか?
 小川などでは、水草の中に入り込んで身を隠している魚は多々います。悠然と泳ぎ回ってはいませんね。ですが鳥などの外敵や人の影が映るような透明な池で身を隠している魚を見たことがないのです。これはいったいどうしてなんでしょう。


 釣り池は、どこも透明ではありません。竿が汚れて汚い水や!!って怒っている人がいますが、水が濁っているからこそ釣れるとは思われないようです。
 もし釣り池が澄んだ水をしていたらどうなっていたか。どこに魚がいるか一目瞭然ですし当然魚からも人がよくわかり、仕掛けを振り込んでいる竿の影や仕掛けなど全てがよく見えて釣れっこないのです。
 見えている魚は釣れないも格言の1つでしたが、ブラックバスのルアー釣り世界では、
見えている魚を狙います。但しルアーを飛ばしてそれもアピール度を高めたルアーを音を鳴らしながら引いて食わせてしまうのですが、ヘラ分ではそうも行かないでしょう。
 野池のヘラブナ釣りの経験が多い人はわかると思いますが、風向きで水が澄んでしまうと全く釣れなくなりますよね。反対に濁りが回り出すと釣れるようになる。
 やはり見えている魚は釣れないと思うのですが、話を元に戻して澄んだ池ですら障害物に身を寄せている魚がいないのですから、釣り堀で増して水が濁っている環境でも障害物に身を隠しているとは思えないのです。

岐阜のモネの池(鯉)自然の池では物陰にも隠れていません。悠然と泳いでいます。



 それでもついつい障害物を狙いたくなるのも人情ですから狙いたい人は狙うべきで、それは釣れるとの確信を持って釣っているからいいのです。
 確信がなければ迷いが出て結果として釣れないですよね。それは浮きや針、仕掛けに竿と道具に対する不安があれば、落ち着いて釣っていられないのと同じで、結果として釣果に結びつかないのです。


 ただここで1つの答えを私は用意しています!


 ヘラブナは影に隠れる!


 ヘラぶなは障害物に潜んではいないとの話と矛盾していると思うでしょうが、これも事実なのです。
 今年の夏は異常なほど暑かったですよね。パラソルなしでは一瞬でも我慢出来ない。それこそ命の危険があったほどですからね
 昔の小型のパラソルではなく、半径100㎝の大型パラソルを出して日陰を作っていました。その時ヘラブナが取った行動が面白いのです。
 ヘラブナは池のヘチを悠然とお湯酔いでいるのは見たことがあると思います。天狗池では、大池小池の区別なくヘチを泳いでいます。

これは出流原弁天池で釣りは出来ません!(鯉)はヘチを巡回するように泳ぐ



 その為ヘチ(通称ションベン)で釣りをするのは恥ずかしい行為として、池も予約してくれませんし釣魚のサイズも1㎝マイナス規定がありますし、足下はルンペン釣りとしてどの池でも禁止されていますよね。


 その悠然と泳ぎ回るヘラブナがなんと!!


 パラソルの影の中にいた


 半円形の影が出来ていたのですが、その形に添ってヘラブナが集まっていたのです。まさか水中でも暑いからはないでしょうから、影に隠れるのはヘラブナの習性と思った方が良いでしょう。


 障害物には寄り添わない


 これも1つの答えだと思っています。
 ついついハタキの時期に葦際などに寄ってくるので障害物の近くを狙いたくなるのでしょうが、産卵期でなければ関係ないと思っています。だからこそ全く障害物など関係ないところで釣れてくるのです。
 では天狗池で釣れるポイントはどこかとなるのですが、ヘチは論外として答えは決まっています。


 波除けバイブの下にいる


 ヘラブナの回遊はヘチばかりではなく、ヘチと波除け際を泳ぎ回り続けています。何もないところにも当然いるのですが、数はどうしても少ないでしょう。その回遊しているヘラブナを自分で作り上げたポイントに如何に足止めするかにかかっていると思うんです。
 どの池でも竿の長さにも制限がありますし、増して波除けの下は釣ることは出来ませんが、結果として正面のパイプではなくて横のパイプ近くを釣るのが正解となるでしょう。ですが答えがそうも簡単ではないから面白いのです(笑)
 パイプ際さえ釣れば誰でも連れるのかの質問に対しては、当然ノー!としか言えませんが、コレもまた間違いのない事として影に関係なく釣れてくる事実です。


 アチァ!身も蓋もない話になってしまいましたねぇ。


 ただ、釣り天狗池には釣れるポイントがいくつかあることです。但しそれは固定的に釣れるという意味でもないのですが、おおよその大助ポイントが存在するって事です。まぁ数釣りに関しては腕次第としておきましょう。
 小池ならここ、大池ならこことあるのですが。日によっての違いはあるとしても、やはりここで釣れたなぁって記憶が残っているのでやはり確率は高いと思っています。それが個人的な思い込みだとしてもですが、それはどこか・・・・。
 ただ、同じ魚が決まった場所で釣れることです。同じ魚かどうかわかるわけない!って声も聞こえてきそうですが(笑)、赤ヘラを何度も釣っている私としては、同じ赤ヘラをほぼ同じ場所で釣り上げる事実です。ってことは、他のヘラブナも個性があって居心地の良い場所は決まっているのではないかとなるのです。


 さぁみんなで確認するためにも行ってみよう!(笑)


 ヒント、小池は7カ所。大池は11カ所が大助ポイントとの思い込みをしているポイントがあります。竿の尺数は一概に言えないです。8尺がいい場合もあれば15尺がピッタリの場合もありますからね。

 ヘラブナ 我慢の釣りは出来るか

 個人的に短気な私、人に対して怒りを露わにすることはないし、怒りそのものを感じる事も少ないのですが、ことヘラブナ釣りについては短気がそのままに出てしまう。その短気さに打ち勝つ方法はあるのでしょうか。短気は釣果を伸ばす1つの方法でもあるのですが、反対に地獄の苦しみを味わうことにも繋がっていると思うのです。


 「釣りの世界は短気が有利」が一種の格言となっているはず。気を長くしていつ釣れても良いような、太公望的仙人でない限りじーっと浮きを見つめ続けることは出来ないと思うのですが、釣りの世界は広く私のような短気ばかりではないようで、動きもしない浮きをじーっと見つめて、いつ当たりが出ても良いようには気構えながらも、じっと正視している姿は仙人そのもの、俗世間に浸りすぎている私にとっては神の存在、到底打ち勝つことは出来ないのです。


 待ちの釣りはまさしく大助を釣る方法の1つと考えます。


 私は全く待てないので、数が釣れてもサイズに繋がらず、一枚長寸大会では恨めしそうに見つめるばかりです(笑)。次こそは待って待って大助当たりを待とうとするのですが、そうは簡単ではないのです。皆さんはいったいどの程度待たれているのでしょう。


 打ち込んで底に落ち着き浮きが制止してから当たりが出だすまで何分待てますか?いや何秒待っていられますでしょうか。
 団子の場合は、ヘラが寄りだしてしまえば釣れる釣れないにかかわらず、触りは続くものと思っているのですが、うどんの場合は、当たらない場合全く動きを止めてしまいます。まさに浮きの見本市の有様でトップの横線模様だけを見続けることになってしまいます。
 短いヘラ歴の経験値でしかないのですがジャミが少ない池では、打ち込んで浮きが静止して当たりが出なければ、何分そのままにしていられるでしょうか。私的には30秒が限度で、だいたい15秒近辺で初めの当たりが出て、次の当たりは30秒くらいに出ます。
 そのタイミングで当たらない場合は、今日は当たりが少ない日と決めつけているのですが、40枚50枚と釣れる日は、間違いなくこのタイミングで触りが出ているはずです


 触りが出ても食い当たりに繋がらないことは多々あります。合わせられる当たりが出なければ、誘いを掛けて当たりを誘発するようにするのですが、2度誘っても当たらない場合は打ち返します。この間長くても1分半程度でしょうか。
 浮きの周りに泡づけが出てヘラブナが寄っているのは間違いない!にも関わらず食いに繋がらない、宙釣りなら浮き下を調整して当たらせるところでしょうが、底釣りでは底を着ることは出来ず、ズラシ巾を広げるのが関の山で対処が難しく、それでついつい誘いを掛けてしまうのです。
 ただ大助を釣りたければ誘わないこと!コレが鉄則なんですよねぇ。でも大助を待っているより数多く釣りたいのが人情というもので、じーっと待っている人に対して尊敬の念すら抱くほど、私には待ち釣りなんて出来ないのです。


 この頻繁に当たりを合わせる作業を減らす方法の1つとして竹竿を使う事です。ハァ?って事でしょうが(笑)。竹竿はカーボンに比べて重い!これは間違いのない事実です。となると重い竿を上げ下げするのは面倒とになって来ます。勿論短竿はその限りではありませんが、15尺を超える長竿になるとそれはそれはしっかりした重量があり、合わせをくれるには、単に持ち上げる動作ではなく、一瞬に力を加えるのですから余計に重く腕に負担となってしまいます。
 ですが釣れたらそれは面白くて、カーボンのように早く釣り上げようとは思わず、釣れたヘラの引きを楽しむそんな境地になるのですから人って面白い。ただ幾ら面白くても重いことには変わりがないので、小当たりや紛らわしい当たりは無視して、しっかりした食い当たりを待つようになります。
 その結果、ポイントを荒らすこと無く静かに釣れる環境が出来上がります。まさに大助を釣り上げる環境が整ったと言えるのです。その時大助タイムの訪れとなり40㎝オーバーを釣り上げる事が出来るのですが、私にはなかなか待っていられないのが現実なので、いつまで経っても大助なんて釣れないのであります。(笑)


 今度こそ大助を釣って優勝だぁ!!
 とは思っているのですが、、、待ちの釣りなんてまっぴらごめん!


 じーっと待っていられる人は偉い!と思いますが、私的には数多く釣りたいのですから、待ってなんかいられるわけがなく長くて2分が関の山。
 それ以上待っていたらイライラしてしまいます(笑)
 それでも1日の内で1番多く待っている時間があります。釣り初めてから最初の数投だけは流石に待っています。それ以外は待ってなんかいられない。
 人は反対に釣り初めこそ多く打ち込んでヘラを誘おうとするでしょう。ですが釣り堀なので必ずそこには居ると思って釣り始めます。余計な集め方をすると当たりがぼやけてしまいますので、釣り初めのしっかりした食い当たりを狙って釣り出します。



 それこそヘラブナの食い付く時間すら待ってなんかいられないのが現状(爆)


 そんなことで調子の悪い日に釣果を伸ばそうとすること事態が間違っているのでしょうね。
 でも、悪あがきは辞められないのであります。

 京都府 淀の釣り天狗池 釣行記 10月21日(日)晴

 昨日の清風池では寒くて縮こまっていましたが、今日の天狗池は日差しも良く暑いくらいで、パラソル大活躍となってのですが、そのパラソルが邪魔で釣り難く困ってしまいました。横着しないで少々の手間が掛かっても要領よく釣りを立て直すべきと思った1日でしたが、やはり横着していると釣れないもので・・・朝の1投目から釣れてしまい2投目には今日一番の42㎝の大助が釣れる好スタートを切ってしまい、それがあとあとの釣りの組み立てを壊してしまう原因になってしまったのでした。

42㎝ 朝8時30分 大助賞100円の金券ゲット

42㎝証拠写真(笑)


 こんなのが2頭目に来たものですから気を良くしてその後の釣りを開始したのですが、
池主催の日曜大助1枚長寸大会は9時からと決まっているので、長寸大会に参加出来ずに悔しい思いをしたのですが、そんな悔しさなど今日の1日が過ぎると吹っ飛んでしまいました。



 今日のトップは、淀の松本さんで44.3㎝の大助


 彼はヘラブナ釣りの経験はまだ浅く、今でも道具を買い揃えている最中の人。そんな彼が毎週毎週大助を釣り上げるのだから恐れ入る。
 確かにまだヘラブナを数多く釣り上げる事は出来ていないようだが、どうして大助を毎週釣り上げるのか教えを請いたいと思うほど釣り上げている。だが残念ながらプライドが・・・ではなくて(笑)多分ご自身でも理屈はわかっていないのではないだろうか。


 私自身大助は時の運と思っている。数釣っていればその内に大助が何枚か釣れるだろうとの思いを持っているのだが、実際はやはり短気は損気でじっくりと当たりを待つべきなのはわかっている。
 近くに大助がいる前提だが、釣っているポイントは荒らさず大助が食ってくれる環境を整える必要がある。つまり小当たりを合わさず、また頻繁な誘いも禁物で、スレなんてとんでもなく、しっかりとした食い当たりが出るまで待ちの釣りをすべきなのです。
 だがいかんせん短気な私。そんな悠長な釣りは出来かねます(笑)ってことで、当たりが1分も出なければ誘いを掛けては打ち返しすことを繰り返す。振り込んで浮きに触りがなければイライラと、どうして当たらないねん!!と誘っては打ち返すことになり、小助ばかりがガンガンと釣れてくることになるのです(笑)
 ガンガンは言い過ぎで(笑)。先週は40枚ほど釣れていたが今日は20枚程度に沈んでしまった。


 当たりが遠くて試しに黒線の半分ほどの小当たりを合わせてみると、上唇センターで釣れてきた。そんな小さな当たりを出すってことは、もう冬並みの当たりも混ざりだしていることになります。朝はしっかりとした当たりが出ていたのに、暑くなった午後からは水温も上がり食いも良くなると思ったのですが、反対に小当たりになっていた印象がありました。事実ヘラの寄りも悪く上ずるような事も無く、足下に寄って来る与太ベラも見かけない、まさに冬の池を見ているようでした。この原因はいったい何だったんでしょうね。


 なんて釣れない事を悩んでいた私を他所に釣る人は釣るもので、44.3㎝の松本さん以下2位の菱田さん3位の安藤さんが同寸の44㎝、4位が43㎝台の竹藤さんと商品は出ない5位が42.7が上がっていた以下の7位でしたが村田女が41.9㎝を釣れていたのですから恐れ入る。
 ということで、私の42㎝が時間内だとしても商品ゲットとは行かなかったのであります。