両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 訪問池の選択肢

 最近特に京都府八幡市にある岩田池へ釣行することが増えているのですが、それはどうしても岩田池が好きな方がいるため、その流れに乗ってしまっているのが本当のところです。
 しかし池を選ぶ段階では、眺望やトイレ問題を抜きにしては考えられず、良く釣れたとしても、釣果以外の満足感を得るためには、諸々の思いが頭を過ります。


 ヘラブナ釣りで道具類に対して凝ることは良くあることです。一番は竿でしょうか。有名竿師作の竹竿や、各メーカーのフラッグシップの竿などを持ちたいものですし、有名竿師の玉や玉の柄に竿掛け、そして万力に至るまで、高価な道具類は多数あります。


 まさに大人の趣味として満足出来るものが多数用意されています。


 実際のところは、有名竿師の竿を使うと良く釣れるなんてことはなく、入門用の竿と何ら違いはないのですが、1枚を釣り上げた釣り味の差として感じられたとしても、有名竿師の道具を持っているとの自己満足、所有欲を満足させている事に尽きるはずです。


 1枚のヘラブナを釣り上げるのに、道具の差は殆どないのですから、釣り上げる歓び以上のものを感じているはずです。それが池選びにも現れるのではないでしょうか。


 愛される池には特徴があります。関西とくに大阪の西池では、楽釣りでありながら昔の本釣りの形態を取り入れ、大助サイズを釣り上げると1000円、日曜タテや月例タテなどで上位に入ると景品や賞金が用意されていたりします。
 いってみれば釣り上げる歓びよりも、博打的な要素が入り込み、釣り人同士が競い合うことを楽しみにしている場合もあります。まんじゅうなんかてのはその典型でしょう。このまんじゅうは博打そのものですから、私的には余り好きではないのです。


 他には滋賀県甲賀市にある清風池のように、雰囲気が自然池を利用されているため、釣り堀でありながら野池の雰囲気が味わえるなど、池選びの重要なポイントになる場合もあります。
 実は清風池より自然池の雰囲気たっぷりの池があったのです。それが京都府宇治田原市にあったくつわ池です。コロナ禍の影響で休業されたりしていたのですが、再開まもなく2021年12月26日に閉鎖されてしまったのがとても残念です。


 では岩田池ではどうでしょう。関西特有の箱池ですから、いってみれはプールで釣りをしている感覚です。トイレ設備も昔ながらの・・・。決して池そのものが優れているとは思わないのですが、比較的大型サイズが良く釣れること、釣果そのものも比較的良いことで、釣り人を呼び込んでいると思います。


 また食堂がある事も重要ポイントですが、残念ながら食事そのものは提供されません。食堂を自由に使う事が出来るようになっているのです。
 冷蔵庫・電子レンジ・ポットが用意されていますので、夏場は冷蔵庫で弁当や飲み物を冷やすことが出来ます。その冷えた弁当を電子レンジで温めることが出来ます。ポットでカップ麺を作ることが出来ます。
 エアコンとテレビもありますので、自由に楽しむ事も出来るので、譲り合いながら食堂を利用させていただいています。


 そして今年の初め頃に取り入れられた日曜大助です。残念ながら40㎝オーバー程度ではだめで、50㎝を超えるサイズを釣り上げることで、1日無料券を用意していただけるようになった事です。
 ただ50㎝オーバーは今のところ鯉ベラばかりで、また純ベラで50㎝オーバーは釣れたことがないのですが、45㎝オーバーいわゆる尺半は純ベラが釣れています。


 京都府淀に天狗池があります。本来は久御山町にあるのですが、京都府伏見区の淀地区の側、淀の競馬場の横ですから、淀の釣天狗池と表現しています。
 天狗池は元々大助かサイズが良く釣れる池として訪問者で溢れていたものです。池主の代替わりなどで、人の雰囲気が変わってしまったがためか、一気に釣り人が減ってしまったのです。
 
 一度離れた釣り客が戻るのはなかなか難しく、策を講じる必要があるのですが、池主がヘラブナ釣りをされませんので、なかなか釣り人心理を理解していただけないのが残念です。それでも池の雰囲気は保たれていますので、永く利用させていただきたいのですが、もう少し釣り人の意見を取り入れていただければ、また違ってくると思うのです。


 とはいえ、駐車場から釣り場まで近く、段差もありませんので、足腰が弱ったお年寄りでも安心して釣り場に着けます。なんといっても最大の特徴は、玉が用意されていることです。玉はどうしてあんなに臭くなるのでしょうね。使用している間は感じないのですが、車に乗せるだけで強烈な匂いを発します。それが玉を用意していただいているので、使い終わっても所定の場所に戻すだけで済みますから、これはとても良いことだと思うのです。


 お気に入りを見つけるとどうしても訪問回数が増えて、いつしか常連客となりますが、決して私物化しないことです。常連客が幅を効かせて初めて訪問する方に対して、自分勝手なルールを押しつけてみたり、釣り座を独占するようなことになると、池に対して迷惑になるばかりでなく、いつしか客が訪れない池となり、閉鎖に追い込まれる可能性があります。


 自分で自分の首を絞めることになりかねないので、常連こそ池にな協力する姿勢を見せるべきではないでしょうか。
 私も心しています・・・釣り池を減らさないためには必要なことです。